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知らないと損!何を買えば正解?初心者向けキャンプギア購入術

  • 2024.9.2

アウトドア超初心者がいきなり本格的なキャンプを始めようと思うと、装備にもお金が掛かるし、何から揃えればいいか迷うだろう。
そこでおすすめしたいのが徐々に段階を踏んで、ギア購入をステップアップしていく方法。
各ステップごとのポイントをじっくり解説していこう!

①最小限のギアをそろえてBBQから始めよう!

アウトドア超初心者なら、まずは必要最小限のギアをそろえて、BBQを楽しんでみよう。
購入するギアはここに紹介したものだけですむので、オートキャンプのフル装備をそろえるより、はるかに安くすむ。

もしBBQを体験した時点で、自分や家族が「やっぱりアウトドアには向いていない」と思っても、出費はこの最小限ですませられるので、大きな散財を防ぐこともできる。
食器は家にあるもので代用すれば、そのぶん出費も抑えられる。

ただし、割れないものでないと、クルマでの移動中、あるいは落として割ってしまう可能性もあるので十分に注意しよう。

■BBQに必要なギア

●BBQグリル:コールマン/クールスパイダー プロ(レッド)
●テーブル:コールマン/ナチュラルモザイク リビングテーブル/120プラス
●チェア:コールマン/カップホルダー付きスリムチェア(レッド)×4
●食器:ロゴス/ナバホ パーティー箸付き食器セット4人用
●クーラー:コールマン/ポリライト48(ブルー)

■BBQギア選びのポイント

BBQグリルには、脚付きの「スタンドタイプ」のほかに「卓上タイプ」もある。
自分たちがどのようなスタイルでBBQを楽しみたいのかを考えてから、BBQグリルを購入しよう。

家のダイニングのようなスタイルがいいのか、リビングのように座面の低いチェアに座ってくつろぐのがいいのか。
テーブルやチェアは、そんなことを考えて選ぼう。

食器はアウトドア用ではなく家で使っているものでもOK。
ただし、陶器やガラスのように、落とすと割れてしまう食器はNGだ。
またエコの観点から、使い捨ての紙皿なども控えたい。

「ハードクーラーは大きくてかさばるからなぁ……」という人には、ソフトクーラーがおすすめ。
使っていないときはコンパクトに畳めるので、家での保管場所にも困らない。

②BBQを卒業したらデイキャンプ

BBQからステップアップしたくなったら、今度は日帰りで楽しめるデイキャンプのアウトドアパーティがおすすめ。
それまでのBBQの装備に、いくつかのギアを追加していこう。

■デイキャンプに必要な追加ギア

●タープ:コールマン/XPヘキサタープ/MDX
●2バーナー:SOTO/ハイパワー2バーナー
●クッカー:キャプテンスタッグ/フィールドシェフ クッカーセット4
●バーナースタンド:SOTO/システムスタンド
●ジャグ:SOTO/ウォータージャグ

実際に設営した状態がこちら。

これらの道具があれば、BBQでは作れないさまざまな料理にチャレンジできる。
予算に余裕があるようなら、ダッチオーブンやスモーカーなどのギアを追加して、アウトドアならではの料理に挑戦してみるのもいいだろう。

■デイキャンプ装備のポイント

タープには、このヘキサタープのような「オープンタープ」のほかに、テントのような形状の「スクリーンタープ」もあるが、オープンタープの方がかさばらずリーズナブルだ。

ツーバーナーを購入するときには、バーナースタンドも忘れずに。
立って調理するのにちょうどいい高さになるので、地面やテーブルに置いて使うよりも効率よく作業ができる。

予算に余裕があったら、ダッチオーブンやスモーカーを購入して、アウトドアならではの料理を作るのも楽しい。
普段あまり味わえない料理があると、パーティーも盛り上がるぞ。

アウトドアクッキングが楽しくなったら、より作業効率がよくなるギア「キッチンテーブル」の購入をおすすめしたい。
バーナースタンド付きなら、調理もよりしやすくなる。

③コテージなら初めてのキャンプ泊でも安心

デイキャンプを楽しんできたら、次にチャレンジしたいのがキャンプ場での宿泊。
でも、初めからテント泊ではハードルが高いので、まずはコテージ泊をおすすめしたい。

デイキャンプの装備に、コテージ泊に必要な装備を追加していこう。

■コテージキャンプに必要な追加ギア

●シュラフ:ロゴス/丸洗い寝袋ナバホ・6 (抗菌・防臭)×2、コールマン/グローナイトキッズ/C7(ライム)&(ピーチ)
●マット:ロゴス/デザインセルフインフレートマット・DUO(ピンストライプ)×2
●LEDランタン:ロゴス/充電・3電源クランクランタン 120 (AC/DC/手回し)

キャンプ場にもよるが、実際の使用シーンは下記のような感じである。

日中は外でアウトドア気分を満喫して、夜だけは家と同じような建物で眠れば、小さな子どもがいるファミリーでも安心だ。

■コテージキャンプ装備のポイント

シュラフ購入時にチェックしたいのは、そのモデルの使用可能な温度帯。
出かける場所の気温に合った温度帯のモデルを選ばないと、寒くて寝られないなんてことにもなりかねない。

シュラフの下に敷くマットは、バルブをひねると自動的に空気が入るインフレータブルマットが便利。
ふたりで使えるダブルサイズのモデルもあるので、購入時に検討してみよう。

テーブルの上に置くランタンは、触ってもヤケドの恐れがないLEDランタンがおすすめ。
テーブル全体を照らせる、ある程度大きめのモデルがいいだろう。調光できればさらに便利。

焚き火台があればキャンプの夜がより楽しくなるので、予算に余裕があればぜひ購入したい。
出かけるキャンプ場で焚き火が可能か、薪は購入できるかなども確認しておこう。

④オートキャンプにチャレンジしてみよう

コテージ泊に慣れたら、今度はオートキャンプにチャレンジしてみよう。
いきなりオートキャンプだとハードルが高いが、今までの段階を経験していたら、ある程度のスキルは身に付いている。

何もかも初めてだとパニックになりそうな場合でも、落ち着いて対処できるだろう。それが徐々にステップアップしていくことの利点。
今までの装備に下記のギアを追加していこう。

■オートキャンプに必要な追加ギア

●テント・フロアマット:コールマン/タフドーム /2725スタートパッケージ
●燃料ランタン:キャプテンスタッグ/テラパワーガスランタン〈L〉

実際に設営してみると下記のような感じになる。

テントやランタンはいきなり購入するのではなく、レンタルする方法もある。予算と相談して決めよう。

■オートキャンプ装備のポイント

テントを購入する際に確認したいのが「定員」。
全員が寝られることはもちろん、荷物を置くスペースがあるかどうかも考慮して、自分たちが使いやすいテントを選ぼう。

テント購入時は、テント内に敷くフロアマットも一緒に購入すること。
地面からの湿気や冷気の侵入を防ぐので、テント内が快適になる。
テントとセットで売られているモデルもある。

LEDランタンだけでは暗いので、サイト全体を照らせるガスやガソリンを燃料にするランタンを購入したい。
テーブルから少し離して設置すれば、誘蛾灯代わりにもなるので便利だ。

キャンプ場によっては地面が硬く、テントに付属するプラスチック製のペグでは刺さらない場合がある。
そんなときに備えて、スチール製のペグやハンマーを準備しておこう。

フィールド協力/PICA富士西湖
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖2068-1
TEL 0555-30-4580

PHOTO/佐藤弘樹
TEXT/牛島義之
出典/ガルヴィ2017年7月号

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