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45歳以上でも遅くない! シャンプーのプロが教える「白髪予防テクニック」

  • 2024.9.1

今年も残暑が厳しいことが予想されますが、日々浴びている紫外線が白髪を増やす一因になることをご存じでしょうか。生活のなかで紫外線を避けるのは難しいですが、シャンプーのプロである「cocone(ココネ)」PRの本田さんは「正しいシャンプーの仕方で白髪の進行を抑えられる可能性があります」と話します。今回は、本田さんに「紫外線と白髪の関係性」と「酷暑ならではの正しいシャンプーの仕方」について教えていただきました。

20代から悩んでいる人も。そもそも、なんで白髪は生えるの?

©taka/Adobe Stock

本田さん 毛根で形成されたばかりの髪は、メラニン色素(毛髪の色のもと)を含んでいないため、最初はすべて無色透明な状態です。 その後、メラノサイトという細胞で生成されたメラニン色素が毛髪に供給されることで、黒色に色づきます。

通常は、メラノサイトによって生成されたメラニン色素で着色された状態で髪が生えますが、なんらかの理由でメラニン色素が十分に供給されないと、白い状態のまま発生することがあります。これが白髪です。

白髪は遺伝によるものと考える人が多いですが、近年の研究によると、白髪の原因は100%遺伝ではなく、25%が遺伝、残りの75%は食事や生活習慣を含む周囲の環境によるとされています。また、紫外線を浴びることで髪の内部のメラニンが破壊され、白髪になることもあります

白髪は黒髪に戻せる?

ーー白髪の理由の75%は食事や生活習慣ということは、ケアを心がけることで白髪を防げる可能性があるということですか?

本田さん 一度生えた白髪を黒髪に戻すことはできませんが、白髪がある状態でも今後黒髪が生える頭皮環境に整えることは可能です。白髪が気になる人はストレスなどで髪の毛に色を付けるメラノサイトの働きが止まっていることも考えられるので、頭皮マッサージで血行を良くして、メラノサイトを活性化させましょう!

【3分ケア】お風呂でできる簡単な「白髪対策マッサージ」

©株式会社はぐくみプラス
生え際

1. 指を髪の生え際に合わせ、指の先を使って皮ふを動かしながら小さく円を描くように頭頂部へ動かしていく。
2. こぶしを作り、第1関節から第2関節の間の平らな部分をおでこの真ん中の生え際にあて、小さく円を描くように動かしながらこめかみまで移動させる。

©株式会社はぐくみプラス
頭頂部

髪の分け目あたりに指の腹を置き、リズミカルに指を跳ねさせるように頭皮を刺激する。

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後頭部

襟足に両手の指の腹をあて、小さく円を描くようにクルクルと回しながら頭頂部まで指を滑らせる。

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側頭部

1. 手のひらで側頭部全体を包むようにし、指の腹を使って側頭部の皮ふを大きく円を描くように優しく動かす。
2. こぶしをつくり、第1関節から第2関節の間の平らな部分を耳の上にある骨にあて、小さく円を描くように細かく動かす。

今年もとっても暑い! 残暑ならではのケア法とは。

ー今年の夏はとても暑く、紫外線ダメージに加えて汗もたくさんかき頭皮環境の悪化が不安です。夏ならではの対策はありますか?

本田さん やはり清潔に保つことが大事です。お伝えしたマッサージ方法に加え、以下のポイントに気を付けるとさらに良しですよ!

・シャンプーを付ける前の予洗いはいつもの3倍行う(約2~3分ほど)。
頭皮を濡らす程度ではなく、予洗いをしっかり行えば汚れは7割ほど落ちます。

・シャンプーブラシを使う。
シャンプーブラシを使用することで、頭皮全体を均等に洗いやすくなるため、特に清潔に保ちたい夏にはおすすめです。
ネイルをしている人は、指先に力が入りにくいので使ってみても良いかもしれません。

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また、メントール配合のシャンプーは血行促進する作用と、汗による不快感を払しょくさせる清涼感もあるので夏にはおすすめです。

今年も残暑は厳しいと予想されますので、肌だけでなく頭皮ケアにも力を入れて“夏枯れ”しないように気を付けたいですね。お風呂でできる簡単マッサージ法、ぜひ参考にしてみてくださいね!

<筆者情報>

玉絵ゆきの(たまえ・ゆきの)

anan等Webメディアの記事執筆&書籍制作を手掛ける美容ライター。タレント、美容家、医師等のインタビュー実績も多数。書籍実績はこれまで6冊。
X @YUKINOte_
instagram @tamae_yukino

©taka/Adobe Stock

文・玉絵ゆきの

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