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仕事を教えただけなのに「バカにしてますよね?」と言う新人。自分はHSPだと言い張り… 一体どうすれば?

  • 2024.9.1

HSPという言葉を聞いたことがあるだろうか。HSPとはHighly Sensitive Personの略で、「人一倍、繊細で敏感な人」のことを指す。他人の感情を敏感に察知してしまうので、気疲れして苦労することも多いという。

『新人は自称HSP』(はむら芥/KADOKAWA)は、そんなHSPという気質を騙る“自称HSP”の新入社員が会社をかき乱す物語だ。主人公・加藤沙織は、営業事務を務めて5年目のOL。沙織は先輩として、2人の新人「高瀬マミ」と「奥田」の教育担当になった。同じチームの仲間として上手くやっていきたいと思っていた沙織だったが、その望みが叶うことはなく――。

まじめに業務をこなす奥田に対し、「どーせ一生働くわけでもない」と舐めた態度で仕事するマミ。マニュアルがあっても細かい対応を面倒くさがり、適当に終わらせてしまう。

マミに少しでも仕事のやりがいを感じて楽しんでほしいと思い、仕事の細かい部分を丁寧に説明する沙織。しかし、そんな沙織に対しマミは「私のことバカだと思ってますよね!?」と言い放つ。親切心での行動に対し、マミは「HSPだから隠していても沙織の感情に気づいてしまう」といって、バカにしていると決めつけてくる。

理不尽なことばかり言うマミだが、自分は生まれつきHSPだから今後は“配慮”しろと迫ってくる。さらには、優しい沙織や奥田につけ込み、当たり前のように「仕事の丸投げ」「指摘への逆ギレ」「男性社員への泣きつき」を繰り返すようになり――。

もちろん、本当にHSPで生きづらさを感じている人もいるが、マミのように都合の良い時だけHSPを“自称”して配慮を求めてくる人間をどう教育すればいいのだろうか…。筆者が沙織の立場だったら、心が折れて退職願を書いてしまうかもしれない。

HSPで本当に困っている人もいる中、気質を自称して都合良く利用するマミにどんな展開が待ち受けるのか…。これまでの悪行が白日の下にさらされ、因果応報な未来を迎えることを期待したい。

文=ネゴト/ Ato Hiromi

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