今こそピラティスを始めるべき理由を専門家に取材！ボディメイク、姿勢、ケガ予防、パフォーマンスアップにも

ヨガとの違いや、マットピラティスとマシンピラティスの違いなどをピラティスインストラクターのRISAが解説。

K-POPアイドルたちがボディメイクのために取り入れていることで、ここ数年注目が高まっているのが、ピラティス。街中にもパーソナルからグループまで、様々な形でピラティスを学べるスタジオが増えている。そこで今回は、あらためてピラティスのメリットや、ヨガとの違い、マットピラティスとマシンピラティス、それぞれの魅力に至るまで、ピラティスについて気になるあれこれを解説。教えてくれたのは、中目黒でマシンピラティス専門ジム「Powerspot」を経営するピラティスインストラクターのRISAさん。

ピラティスとは？

今やハリウッドスターのみならず世界のトップアスリートたちにもその高い運動効果が認められ、トレーニングやライフスタイルにも取り入れているピラティス。

ハードな印象もあるけれど、筋トレのように負荷をかけたり、反動や勢いは使わずに体を動かすため、女性らしいボディラインをキープしながらもしなやかに美しく引き締まるとあって、特に女性の間で人気が高まっている。

ピラティスはもともと、戦争で負傷した兵士のリハビリのために看護師であるジョセフ・ピラティスが考案したもの。体の機能を取り戻すために考案された解剖学に基づく一連の動きにより、体幹部を鍛え、人間本来の動きへと導くことが大きな目的の一つ。

習慣化した体の使い方により生じた歪みを修正し、腰痛や肩こりの原因に根本的にアプローチ。不調の改善や怪我予防、あるいはスポーツパフォーマンスの向上にも高い効果を発揮する。

ヨガとピラティスの違いは？

健康的な体を作るためのエクササイズとして人気のヨガとピラティス。両者には「肉体面と精神面を同時に整える」「呼吸を大切にする」「リラックス効果がある」など、多くの共通点も。またピラティスにもヨガの動きが取り入れられているので、似ていると感じられる事もしばしば。

しかしながらヨガとピラティスはそもそも作られた目的が異なる。ヨガはインドの思想体系や宗教観、瞑想などに基づき、心の安定を得るためのもの。ヨガ本来の目的は、自分自身の心と身体を結びつけて一体化し、自然そして宇宙までつながることで苦悩から解放され、心の安定を得ることにある。

また両者は、エクササイズのやり方においても大きく異なる。ヨガでは瞑想などを取り入れ、自分を見つめ直す時間が設けられる。また、腹式呼吸で行うことにより、副交感神経を優位にし、心身共にリラックスした状態へと導く。動きの特徴としてはキープした状態でエクササイズをすることがほとんど。

一方ピラティスは、腹圧を高め、胸式呼吸でトレーニングを行い、コアを強化することでカラダの芯を整える。あくまでも機能解剖学に沿って常に体を動かしながら、必要な場合は道具なども併用してトレーニングを行う。まずはそれぞれの違いを知り、目的を明確にしたうえで自分に合ったものを選ぶことが大切。どちらが合うかわからない人は、一度両方をトライしてみるというのもおすすめ。

ピラティスのメリット

１.ボディメイクに最適！

もともとピラティスはケガをした人のために開発されたプログラムとあって、そのエクササイズはしっかりとした機能解剖学を基に考案されたもの。そのため、ピンポイントにターゲットの筋肉にアプローチするので、最短・最速、そして安全かつ効率的に身体を変える事ができる。“姿勢を正しながら柔軟性をアップさせたい”など、わがままに自分の理想の体に近づける。

2.体の調子がどんどん良くなっていく！

ピラティスの動きのポイントは「背骨」。背骨が持つ全ての動きを引き出しながら首や腰などに負担をかけない動きを身に付けることにより、肩こり・腰痛・頭痛・生理痛などの不調が改善され、動きやすく疲れにくい体を目指す。そのほか、柔軟性アップや姿勢改善、自律神経のバランスを整えるなどの不調改善にも役立つ。

3 .自分の体を再教育する

ピラティスはただやみくもに動くのではなく、体の不調や痛みの原因となる歪みやクセを修正しながら動く事を大切にしているため、忙しい毎日の中でも自分の体と向き合える有意義で大切な時間となる。普段だとあまり深く考えない自分の体の無意識なクセも、ピラティス中は細かく意識していくので、自分の体を深く理解する事が可能に。

マシンピラティスとマットピラティスの違い

マットピラティス

マットの上で行うピラティス。マット上でのエクササイズは、基本的には自重で行い、時にはピラティスリングやセラバンドなどを使い、体幹を中心に全身の筋肉を鍛えられる。

マシンピラティス

専用のマシンを使って行うピラティス。マシンピラティスと一言でいっても、リフォーマー、チェア、キャディラック、バレルなど、さまざまな種類のマシンがある。これらのマシンは、スプリングや滑車などの仕組みを使って、体の姿勢や動きをサポートしながら、全身を鍛えることができる。

マット、マシンピラティス共に柔軟性の向上、姿勢改善、リハビリや怪我のリスクを減らし、ボディメイクなどにも効果的。

マシンピラティスは、マットピラティスよりもエクササイズのバリエーションが多く、より細かな動きをすることができるので、より高度なトレーニングが可能。

またマシンの場合は、スプリングと呼ぶバネの張力や滑車の調整を通じ、自身の体力や能力に合わせてトレーニングの負荷を調整できるのが特徴。初心者から上級者まで幅広いレベルの人が安全にトレーニングを行えるから、過度な負担や怪我のリスクを最小限に抑えられる。

マシンピラティスとマットピラティス、それぞれのメリット

マシンピラティスのメリット

マシンを使うことで筋肉や関節に負担をかけずに、動きをサポートしてくれるため、よりピラティスの呼吸や体の使い方が意識しやすく、安全かつ体を徐々に強化できる。

マットピラティスのメリット

特別な器具が必要なく、どこでも行える。ただし、マットピラティスは自分の体重を使って行うため、自分で自分の体をコントロールする必要があり、自身の体のみで動きをコントロールするためより難易度は上がる。

マットピラティスとマシンピラティスは、こんな人におすすめ

1．肩こりや腰痛などの問題を軽減したい人

マットもマシンピラティスもトレーニング中に正しい姿勢を保つことが特に大切。そのため、正しい姿勢を意識的に確立し、それを維持する習慣を身につけることができる。これは日常生活の姿勢改善、肩こりや腰痛などの問題の軽減にもつながる。

2．毎日忙しく、リフレッシュする時間がない人

ピラティスのトレーニングは、各動作を意識的に行い、体と心をつなげながら動くため、コントロール力と集中力を養うことができる。

また、自分の体に集中することができ、日常のストレスから離れられるから、心もリフレッシュ。忙しい現代人にぴったりな運動だ。

マシンピラティスを始めるなら

RISAさんがオーナーを務める「Powerspot」が、ピラティス＋ジムの形態からマシンピラティスに特化したスタジオにリニューアル。出産、子育てなど、「どのライフステージでもピラティスを通して心身ともに健やかに」を掲げ、不調・体のライン・体の動きといった悩みを楽しく改善してくれる。

グループレッスンだけでなく、パーソナルピラティスもできるので、マシンピラティス初心者から上級者までどんな方でもレッスンに満足できるはず。また、キッズスペース（託児所）を完備しているので、妊娠中や産後、子育て中の方も通いやすい。

Powerspotのレッスンの魅力

① トレーナーの質の高さ
すべてのインストラクターがピラティス資格10年以上保有者なので、初心者の方も安心して取り組める。

② レッスンの種類が豊富
腹筋、お尻などの部位をフォーカスして鍛えるクラスや脂肪燃焼、産前産後の方も参加できるレッスンなど全10種類から選べるから、全身をバランスよく整えられる。RISAさんのおすすめは、「タワー・リフォーマー」を使ったグループレッスン。

③ 少人数制
ピラティスは、フォームが間違っていると効果が半減してしまうので、先生にしっかりチェックしてもらうのが重要。Powerspotは、最大でも生徒が7人なので、トレーナーに1人1人姿勢を確認してもらいながらレッスンが進む。

ピラティスが気になっている方は、体験レッスンから試してみては？

Powerspot Pilates & Training Studio (中目黒店）
住所／ 東京都目黒区上目黒2丁目43番16号L3-105
お問い合わせ／03-6303-0015

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RISA ピラティス/ボディメイクトレーナー

アメリカ・LA生まれ。妊娠・出産による体の歪みと不調を機にPILATESに出会い、2016 年日本初のPOP PILATESインストラクターとなる。
ピラティスx筋トレを複合的に組み合わせ、機能的で美しく健康的なメリハリボディを目指すオリジナルメソッド「PILAFIT」を考案、#おいしそうなカラダ を体現するRISAボディに憧れる女性ファンは多く、養成講座やレッスンは全国から予約が殺到。今春、待望のフィットネス・オンラインサロン「PILAFIT BY RISA」をローンチ。ネイティヴな英語で行うグループレッスンでのキューイングの的確さにも定評がある。