他界した義父に「感謝を忘れずに、現金をお供えしなさい♡」がめつい義母の要求に、嫁の怒りが爆発！

プレゼントは相手のことを思って善意でするものですよね。決して強要したり、無理にねだったりするものではないはずです。今回は強欲な義母とのあいだに起きた、プレゼントにまつわるエピソードを友人が聞かせてくれました。

亡くなった人にプレゼント？！

私の義父（夫の父親）は、数年前に亡くなっています。
しかし義母は、義父の誕生日や父の日に「お父さんへの感謝を忘れないで、ちゃんとプレゼントを買ってあげてね！」と口うるさく催促してきます。

そのたびに私は「感謝の気持ちはあるけど、もう亡くなっているのにプレゼントって、おかしくない？」とモヤモヤしていました。

仕方なくお供えすると

夫からそれとなく伝えてもらっても義母からの要求はなくならず……。
あまりにもしつこいので、仕方なくたまにお酒やお菓子を買って義父の仏壇に供えるようにしたのですが、それを見て義母は「そういうのじゃなくて現金が1番喜ぶわよ～」とお金を要求！

結局は義父への感謝など口実で、自分が現金をもらいたいだけなのでしょう。

対応の差にイライラ

そうやって私たちには遠慮なく要求しながら、可愛がっている義妹や義姉には「お父さんはあなたたちからの感謝の気持ちが1番嬉しいと思うから、プレゼントなんていいのよ！ 物やお金じゃなくて、大切なのは気持ちよ♡」と言います。

うちには現金を要求しておいて、自分の娘たちには「気持ちが1番」だなんて。
あまりの対応の差に、私はなんとか義母をギャフンと言わせたいと思っていました。

これで文句はないですよね？

それから数ヵ月後の父の日、私は子どもたちを連れて義実家を訪れました。

懲りずに厚かましく「プレゼント持ってきた？ お酒やお菓子じゃなくて現金よ？」と言う義母。
私はそんな義母に、「お義母さんがいつも『お父さんに感謝して』と言うので、今回は感謝の気持ちをプレゼントってことにします！ 気持ちが1番ですもんねぇ♡」と告げ、子どもたちを連れて仏壇のある部屋へ。

そして仏壇の前で子どもたちとともに声を揃えて「おじいちゃん、いつも見守ってくれてありがとー！」と言い、そのまま義実家をあとにしました。

あの時の呆気に取られた義母の顔は忘れられません。
もしお金に困っているのであれば、相談してもらいたいですよね。それ以来、義母が現金を要求してくるたびに「現金より気持ちが1番大切ですよね！」と返答することにしています。

【体験者：40代・女性主婦、回答時期：2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。