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殴る蹴るの暴行を受ける娘の友だち。虐待を目撃したママの話

  • 2024.9.1

もしも、子どもが誰かの暴力におびえて暮らしていたら…。とても胸が痛みますよね。虐待のニュースなどを聞くと決してひとごとには思えないでしょう。今この瞬間も理不尽な暴力におびえている子どもがいるかもしれません。このお話は、Aiさんが実際に経験したことを基に描いた『娘の友達は帰りたくない』。長女ひなちゃんが友達のきららちゃんと遊んでいたときのエピソードです。

©Ai
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娘の友だちは、自分の家が分からない?

Aiさんの長女、ひなちゃんは小学校2年生になりました。ひなちゃんはクラス替えをして、きららちゃんという新しい友だちができました。この日は、きららちゃんと遊ぶ日で、Aiさんの家にきていました。

5時になり、帰る準備を促すと、きららちゃんは家が分からないと言って、Aiさんを困らせます。突然の申し出にAiさんは混乱します。一体きららちゃんはどうしたのでしょうか…。

複雑な家庭の事情がある娘の友だち

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きららちゃんの家は何か複雑な事情があるようです。母親はおらず、父親と叔母と暮らしているというきららちゃん。その叔母というのが、きららちゃんの帰りたくない理由でした。

Aiさんは、叔母がきららちゃんに暴力を振っているところを目撃します。虐待を疑う現場を見たのは初めてだったAiさん。思わず固まってしまいます。皆さんもきっと目のまえで虐待を目撃したら、とっさに動くことはできないかもしれないですよね。

子どもが一人で悩まないようにするために

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Aiさんは、きららちゃんになにかあったら大人に助けを求めることを伝え、その後学校にも相談します。半年ほどたったころ、きららちゃんは虐待をしていた叔母と離れることができ、平和な日々を送っていることを知ったAiさんなのでした。

虐待を受けている子どもの中には、味方がどこにもいないと思っていることもあります。助けの求め方も分からない子どもたちの現状はとても孤独でしょう。簡単な声かけだけでも、救いのきっかけになります。

まずは、外の世界に頼れる大人がいるということを、子どもに気付いてもらうことを心がけましょう。その上で、児童相談所などに相談することも検討しましょう。

著者:ゆずプー

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