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9/5に火星が蟹座に入り、11/4獅子座に向かうものの逆行!

  • 2024.9.1

炎暑が去り炎帝は黄金の馬車を引いて夏を後にしてゆきます。暑かった~! イヤイヤ、まだまだ9月上旬は夏陽の照り返しがありそう。夏バテが表面化してくるのは秋になっても多いですし、ここ暫くは油断大敵ですね。 こんにちは、エミールです。如何お過ごしでしょうか?

例年になく暑い8月でしたね。 そして前触れもなく、突然やってくる雨雲と同時にザーッとくる土砂降りの雨!

というより天蓋を破るような勢いの雨に、自然界からの恐怖を覚えるような時代を迎えています。

大雨の被害に遭われた方に、心から災害のお見舞いを申し上げます。

立春から数えて二百二十日目頃(新暦の9月1日前後)は強風が吹く厄月とされており、この時期には各地で「風祭り」が行われます。

昔の人たちは台風が来る時期を暦の上でキチンと数えており、災害に備えていたのです。 そして風の神さまを、お祀りして祈りを捧げ荒れ狂わないようにとお諫めしました。

間もなく稲の開花を迎える大切なこの時期に、ぶつかるようにやってくる台風との闘いは農耕を主体とする古来日本では本当に深刻な問題であったと思います。 台風はかつて「野分」とも呼んでいました。 野を駆け吹き分ける大風という意味なのですが、「源氏物語」や「枕草子」にも登場するので、皆さんもご存じの方が多いと思います。

富山の八尾町では9月1日から3日までの間「風の盆」がありますが、私も一度、是非、出かけてみたいものだと思っています。

胡弓や三味線,太鼓、尺八が奏でるおわら節にのっての、女踊り、男踊り。 かつては三日三晩、踊り通したとか…。

ご先祖の霊を慰め送り出す盆踊りと、風を鎮め豊作を祈る風祭り。 この地では、このふたつの想いがひとつになり、その奥ゆかしい風習を守り続けてきたのだと静かな感動をおぼえます。

さて、9月のトピックといえば「十五夜の月見」。

旧暦8月15日に月を愛でる習わしは古くは、唐の時代に中国から伝わってきた月を祀る祭事と慣習から誕生したのだそう。 古代では一点の欠けもなく、完全な満月を豊穣のシンボルと見なしという説があるくらいまどか(円形)への憧憬が深かったのではないでしょうか。

でも、何故?名月は秋なのでしょうか?

「秋澄む」とは、秋の澄んだ空気のことを言います。 秋は年間の中でも一番大気が澄み渡るので、天空のスクリーンに月も星もくっきりとした姿を映すことができるのです。

加えて野に鳴く虫、風にそよぐ草木の気配で夜空に輝く月は、一年のどの月よりも神々しいというわけ。

天(宇宙)が見せてくれる壮大な月の展示に対し、古代の人たちの感覚にならい、あなたも今年のお月見は少し本格的なものにしてみてはいかがでしょう。

すすきを飾るだけでも十分だし、食いしんぼうさんは、お月見団子を食べながらの月光浴なんかもステキな体験になると思います。

さて話は前後しますが、9月といえば9と9が重なる9月9日は「重陽の節句」です。 一桁で一番大きな数、9が重なる重日は、どの月の重日にもまさるとして特別の日とされています。

そしてもうひとつ、この日は「占いの日」でもあるのですが、「99=救急の日」という意味合いから「占いで人助けをしましょう!」というスローガンの元に、占い師の先生方が初心にかえり、自分自身に誓いを立てる日でもあります。 (初めて聞いた人もいるでしょうね)

日々占いの仕事をしていると自分では、きちんとやっているつもりでも、いつの間にか固定概念に縛られて星の動きに気をとられ、本質的なことを忘れてしまう場合があります。

そんな感覚はリセットして心を浄化、再びまっさらな気持ちで占いに取り組みましょうネということなのです。 これはなにも占い師さんばかりのお話ではなく、どなたにも言えることではないでしょうか。

みなさんは固定概念に縛られた状態で心の死角に気がつかないまま、どんどん迷い道に入りこんだ経験がありませんか?

エミールは過去に、いくつか失敗をしたことがありました。 思い込みという魔物のトリックで「この方法しかない!」と決め込み、ほかの窓から眺め他の可決策を見つけることを心が否定していたのです。

そんな時、魔物は次から次へとトリックをしかけてきます。 ラクな方法、トクする方法…と、あの手この手で誘惑の網を広げてくるので、気がつかないうちに魔物の囚われ人になってしまうのです。

この魔物から逃れる方法はただひとつ、それは発想の転換です。

では?どうしたら?

答えは、いつも心の中に準備されているのです。 「これに違いない」という自分の模範解答を一旦、脇に置いて他のルートマップも検索しましょう。

イメージとしては目指す山頂への道は、ひとつではないという考え方です。 場合によっては空からのアプローチだってあるのですから…。

もうひとつ、「三十六計逃げるが勝ち」なんていう言葉もあるくらいですから、「ごめん! できません」もアリなのですよ。

今更とかそんなことをしたらとか、相手に断りづらい…と、抱えているうちにもっとアクシデントの規模が大きくなってしまうこともあるのですから。 もうダメというときには、勇気ある撤退も正解なのです。

天体では9/5に火星が蟹座に入り、11/4獅子座に向かうものの逆行し、1/6再び蟹座に戻り長期滞在の形をとります。

このパターンは感情が不完全燃焼を起こしやすく怒りや情熱が屈折してストレートに出にくくなるのが、怖いところ。

心の中に燃えるエモーショナルと、どのように向き合い付き合っていくか?

それが大切なテーマになるので、時折、本音の居所確認をした方がよさそう。

あと…、イヤだけど人間関係優先の気がのらないことからは遠ざかる工夫をしてくださいね。

さぁ、これからコスモスが揺れる散歩道で秋の女神を探そうっと。

エミール

この花はハゼラン、別名「エドノハナビ」とも呼ばれるようです。確かに花火のようにも見えます。我が家のベランダで夏から秋にかけて咲いてくれます。鳥さんが連れてきてくれたのかも。

お話/神野さち(エミール・シェラザード)先生

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