1. トップ
  2. 恋愛
  3. 【タロット】カードを選べない…迷う…。選べないアナタへのアドバイス《ハッピーを呼ぶタロット占い》

【タロット】カードを選べない…迷う…。選べないアナタへのアドバイス《ハッピーを呼ぶタロット占い》

  • 2024.8.31

カード選択に悩むときはどうすればいい?

カードが選べない人もいます
カードが選べない人もいます

タロット占いをする場合、相談をするご本人が、自分の意思でカードを選ぶことが多いです。その際、「選べない」というケースは少ないように思います。ただその一方、お悩みをうかがうと「人生の選択」に悩む方が多いです。カードは選べるのに、人生の選択においては迷う…。この違いは、悩みの度合いが異なるからです。そして、この選べないケースを紐解いていくと、

・選ぶ基準のない人・手段の選択で迷う人・一歩踏み出せない人

この3つに大別できます。それぞれの対策もお伝えしながら、今回は「選択できない」をテーマに考えてみました。

内的基準か外的基準か?

私たちが選択をする際、自分の中にある基準で選ぶ場合と、自分の外にある基準(周囲の意見や常識・慣習など)で選ぶ場合と、大きくこの2つに分けることができます。前者を内的基準といい、後者を外的基準といいます。タロットであれば、占い師からのアドバイスに従うことが外的基準になります。そして、ご自身の経験や価値観と照らし合わせて判断することが内的基準です。

・内的基準とは

物事の判断の基準が自分の中にあること。自分の経験や考え、気持ちに照らし合せて判断します。判断に迷うことが少なく、スピード感がある反面、周囲の意見に耳を貸さないなど、独善となりがちな点がデメリットです。「自分は〇〇と思う」「私は〇〇がいい」のように、自分を主語にした話し方が特徴です。

・外的基準とは

物事の判断の基準が自分の外にあること。外部の意見や考え方・データなどと比較した上で判断します。他者の意見や世間の常識・習慣・伝統などを重んじますが、自分の意見・気持ちが後回しになります。特徴として「あの人が」「世間では」「常識的には」などのように、自分以外を主語にした話し方となります。

※もちろん、この2つはケースバイケースで使い分けができます。ただ、ほぼ100 %外的基準の場合、選べないのではなく、そもそも「選ぶ基準が自分の中にない」と考えることができます。

選ぶ「基準」がわからないのかも…

「選べないのではなく、選ぶ基準がないのではありませんか?」とうかがうと、「確かにそうです」とお答えになる方も一定数います。幼少期から親や周囲の言うことを、キチンと守る「真面目で聞き分けの良い人たち」に多いです。

「自分の人生の主人公は自分」です。しかし、自分の中に判断基準が持てないため、主人公という感覚が苦手な人たちともいえます。そして、この自分という存在感の希薄さが、自尊感情にも悪影響を与えます。では、どのように対処すれば良いのでしょう?

外的基準で判断する人の多くは、周囲の視線を過度に気にします。周囲の視線を気にしすぎるから、自分の基準が持てないと考えることもできます。そうであるのならば、改善する方法は「自分から周囲を見る」です。

他者の視線が気になる人に対して、「気にしないことだ」というアドバイスを耳にします。この結果、周囲との関係を断つ人もいますが、これは逆効果です。イメージしてください、誰もいない孤島に一人で暮らす自分の姿を。テレビや電話・新聞、もちろんパソコンなどのネットもありません。その生活を生涯続けたとします。楽しさが実感できるでしょうか?確かに、視線を感じる不安や恐怖感からは解放されます。しかし、孤独や孤立から生じる新たなマイナスな思いに悩むことになります。

周囲の視線が気になる場合、その対策は「自分からも見る・聞く・感じる」ことです。

コミュニケーションと同じと考えてください。視線のやり取りという交流です。相手からの視線を受け取ったのならば、今度はあなたが相手に視線を返す番です。一方的に受け取ってばかりのため、相手から感じる不安感が増してしまうのです。次の『五感を取り戻す方法』に取り組んでください。周囲の視線を感じる際の緊張感がゆるみます。

選ぶ基準が無い場合の対処法

五感を取り戻す
五感を取り戻す

自分の五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を用いて、自分の周りのことを言葉として口に出してください。その際、「私は〇〇を見ている」「私は〇〇を聞いている」「私は〇〇を食べている」などのように、私を主語にすることがポイントです。自分を主語にすることにより、自分軸の感覚が芽生えます。

その際、自分にとって「気持ちの良いこと・心地よいこと・好きなこと」を見つけてください。「正しいことや間違えていること」ではありません。気持ちの良さや好きという感覚を持つことが、内的基準を育てます。

「私は〇〇が好き」これは、内的基準からの言葉です。これに対して「あの人が正しいと言っていた」「常識的に考えるのならば、これは正しい」これらは、外的基準からの言葉です。このように、好き嫌いのように好みで判断する場合は内的基準になります。正しさ、それも外部の意見などで判断する場合は、外的基準です。

このように『五感を取り戻す方法』は、あなたの心地よさを取り戻し、自分軸や内的基準を強化することが目的です。

手段の選択で迷う場合、目的を明確にする

ここまで「選ぶ基準がない人」について述べました。次に「選べない人」についてです。例えば、休暇に「海に行くか山に行くか」この二択で悩んだとします。あなたは、どのように考え選びますか?

解決する1つの方法として、『抽象度を上げる方法』があります。休暇の例であれば、次の問いかけをしてください。「海に行く目的は?」「山に行く目的は?」それぞれ、幾つかお答えください。答えの中に、共通の目的を見出すことができます。例えば「リフレッシュしたい」「癒されたい」などです。もし、リフレッシュが目的であれば、海でも山でもどちらでも、その目的は達成できます。つまり、本当の目的はリフレッシュであり、海や山で過ごすことは手段ということがわかります。

このように『抽象度を上げる方法』は、真の目的を見つけることが目的です。そして、あなたの中にある本当の目的に気づかない場合、海か山かという手段の選択に悩みます。このように手段の選択で悩むケースが多いです。

ここまで理解できても、それでも選べない人もいます。その理由は、「未来は100%予測できない」ことに起因します。リフレッシュが目的で、休暇を山で過ごすことにしたと仮定します。それでもなお、当日の天候や道の渋滞、体調など、不安はゼロにはなりません。

未来を100%言い当てることは不可能です。それがわかっていてもなお、選べない場合、これは「一歩進むのが怖い人」とも言えそうです。このような方々には、次の『過去の自分からのアドバイス』の方法をご紹介しています。

過去からのアドバイスをもらう方法

このワークは、椅子に座った状態で取り組んでください。(1)今、あなたが選べない場面を1つ思い浮べてください。(2)その場面と似た過去の場面、どちらにしようか迷った場面などを、1つ思い出してください。(3)あなたにとって、過去をイメージしやすいのは、自分の左側と右側のどちらですか?ピンと来る感じで大丈夫です。感じる方向に、身体全体を向けてください。(4)イメージしてください。あなたの目の前に、(2)で思い出した「その当時の自分や状況」が映し出されています。(5)映っている過去の自分に対して、今のあなたから何かしらアドバイスをしてください。ホッとできる言葉なども添えるのもOKです。(6)上記の(5)のアドバイスとまったく同じことを、今の悩んでいる自分自身にも伝えてみてください。(7)そのアドバイスが今の自分にも効果的かどうか、考えてみてください。もし、効果がなさそうな場合は、過去の経験は今のあなたにとっての反面教師です。得られたアドバイスと反対のことに取り組んでください。

私たちは、自分の考え方を手放すことが苦手です。これが、過去と似た場面で悩む要因でもあります。ただし、だからこそ、過去において効果のあったアドバイスが、今の自分自身に対しても有効となるのです。

完璧ではなく「最善」を尽くせばいい

内的基準と外的基準を中心に、「選べない」について考えてきました。対策として『五感を取り戻す方法』と『過去の自分からアドバイスを得る方法』を紹介しました。それでも選べないという場合、とっておきの方法があります。

『選んだ道で最善を尽くす』ことです。未来を100%予測することはできません。だったら、選んだ道を正解にするしかありません。そして、あなた自身もこれまで、あなたが選んだ道で一生懸命に努力なさったはずです。完璧を目指すのではなく、ぜひ最善を目指してみてください。

(佐藤城人)

元記事で読む
の記事をもっとみる