1. トップ
  2. スキンケア
  3. ホットフラッシュは新章の幕開け!? 更年期という未知の魔物と戦う、サバイバル奮闘記

ホットフラッシュは新章の幕開け!? 更年期という未知の魔物と戦う、サバイバル奮闘記

  • 2024.8.31

育休からの仕事復帰、ワンオペ育児など、フルタイムで働きながら子育てするママたちの共感を呼んだ「働きママン」シリーズ。その第5弾は、避けては通れない「更年期」がテーマ。「はちみつコミックエッセイ」より刊行の『働きママンまさかの更年期編 ~ホットフラッシュをやりすごせ!』(おぐらなおみ/オーバーラップ)は、働き盛りのママを襲う症状をリアルかつユーモラスに描いたコミックエッセイだ。

40代後半は仕事も家庭も責任や決断を迫られる場面が多く、プレッシャーが重くのしかかってくる世代。そこに更年期という未知の魔物が襲ってくるなんて、恐ろしすぎる!

建設資材会社の部長職に就く一ノ瀬圭子は、48歳の働くママ。子育てもひと段落して、ようやく仕事に打ち込めると思っていたのに、多汗や気分の浮き沈みに戸惑う日々を送る。更年期症状に翻弄されつつ、若手育成に苦戦し、子どもたちの反抗や成長に一喜一憂する姿は、多くの読者の心に響くはず。

ホルモンに振り回され、若手育成も子育ても向いていないと悩む日々。それでもしんどくても続けてきたのは何のためだったのか。圭子が逃げたくても逃げられない症状と向き合いながら、自身の価値観や生き方を見つめ直していく姿に勇気と希望をもらえる。更年期は、頑張ってきた自分と向き合い、認めてあげられるいい機会なのかもしれない。

「働きママン」シリーズのファンには嬉しい人気キャラクターたちも登場し、心にぐっとくる金言を繰り出してくれる。彼女らとの出会いは、しんどくても仕事を続けていたからこそ。本作は働くママたちを肯定してくれる。

更年期は女性に大きな変化をもたらす。 苦しいものは苦しいし、辛いものは辛いけれど、自分と向き合うチャンスでもある。更年期を「新しい始まり」として描く本作は、更年期を迎えた女性はもちろん、これから更年期を迎える女性たちの背中を押してくれる1冊だ。

文=ネゴト/ Ato Hiromi

元記事で読む
次の記事
の記事をもっとみる