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“フリスビー丼”の新作、【すき家】730円「アボカドまぐたく丼」を食べて浮かんだ「なぜ?」

  • 2024.8.31
フリスビー丼の新作、【すき家】730円「アボカドまぐたく丼」を食べて浮かんだ「なぜ?」の画像1
「すき家」の看板メ(写真:サイゾーウーマン)

牛丼御三家の一角である「すき家」のメニューで、“フリスビー丼”の愛称で親しまれる「まぐろたたき丼」。そんな同メニューにトッピングを施した新メニューが8月27日より販売開始されたのを聞きつけたグルメライターが店舗を訪れ、実食してきました。

目次

・【すき家】隠れた人気メニュー、フリスビー丼とは?
・まぐろたたき丼の新メニューもフリスビー丼!
・「オクラまぐたく丼」730円実食!
・「アボカドまぐたく丼」730円実食!
・「オクラまぐたく丼」のほうがおいしい

【すき家】隠れた人気メニュー、フリスビー丼とは?

牛丼御三家の一角「すき家」。その隠れた人気メニューで、“フリスビー丼”という愛称で親しまれる「まぐろたたき丼」(並盛600円、税込み/以下同)を皆さんはご存じでしょうか?

2004年から販売されている長寿メニューである同商品は、ご飯の上にレトルトパックから取り出して乗せただけのような円状のまぐろたたきが乗っているのが特徴の丼ものです。その独特の形状をイジり、“フリスビー丼”と呼ばれるようになりました。

味については肯定的な意見も少なくなかった同商品ですが、14年に同メニューの販売は終了。16年に復活した後、18年8月にはなぜか突如、メニュー写真を変更します。それまで、まぐろのたたきがほぐした状態で盛られていた画像を、パックから取り出したツルリとした形状のものに差し替えるという、つまり実物と同じフリスビー丼にしたことで、ネット上では「まさか見本を実物に合わせてくるなんて」とさらなる話題を集めることになりました。

そんな「まぐろたたき丼」は、今年の2月27日に販売停止となり、ネット上では惜しむ声が続出。ゼンショーサイドはあくまで一時的な販売停止であるとの声明を発表し、その通りに1カ月後となる3月27日には復活。

Xのトレンドに「フリスビー丼」が入るほどに喜びの声があふれるなど、「すき家」ファンに長く愛され続けている一品となっています。

【すき家】まぐろたたき丼、新作もフリスビー丼!

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店舗の壁には、2種の「まぐたく丼」を宣伝する垂れ幕がありましたメ(写真:サイゾーウーマン)

そんな「まぐろたたき丼」の派生商品として、「すき家」は27日から「オクラまぐたく丼」「アボカドまぐたく丼」(ともに並盛730円)を期間限定で販売を開始。新たな“フリスビー丼”の登場に興味を持った筆者は、店舗を訪れその味を確かめることにしました。

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注文を行うタブレットに表示された「まぐたく丼」2種の写真は、やっぱり“フリスビー丼”でしたメ(写真:サイゾーウーマン)

発売当日となる27日、さっそく筆者の最寄りとなる「すき家」を訪れ、「まぐたく丼」2種をオーダー。注文を行うタブレットに表示された同メニューの写真は、しっかりと“フリスビー丼”となっており、思わず安心してしまいました。

提供がされるまでの間、店内を見渡してみると、発売日ということもあってか、店員さんが「まぐたく丼」を利用客に運んでいる姿が多く見られました。やはり、多くの人に愛されるメニューであることは確かなようです。

その後、5分ほどで筆者が頼んだ「オクラまぐたく丼」と「アボカドまぐたく丼」も提供されました。以下、写真でその魅力をお伝えできればと思います。

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右が「オクラまぐたく丼」、左が「アボカドまぐたく丼」メ(写真:サイゾーウーマン)

【すき家】「オクラまぐたく丼」730円実食!

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「オクラまくたく丼」の全体像メ(写真:サイゾーウーマン)
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丼の上部にはたっぷりとオクラが盛られています(写真:サイゾーウーマン)
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細切りにされたたくあんもオクラの横に添えられていましたメ(写真:サイゾーウーマン)
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その下には「すき家」ファンが愛してやまないフリスビー状のまぐろたたきが乗せられていますメ(写真:サイゾーウーマン)
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さらにその下には、刻み海苔が散りばめられ、タレが薄くかかったご飯が敷き詰められていましたメ(写真:サイゾーウーマン)

まずは「オクラまぐたく丼」から実食することにしました。

何もつけずに食べてみると、すでに塩気が付いているまぐろたたきに、たくあんとご飯に薄くかけられたタレの味が混じり、思った以上にしっかりした味わいがあります。そこにオクラのネバネバが加わることで、さっぱりとヘルシーなおいしさを感じられました。どちらかというと薄味志向である筆者としては、この状態でも十分においしく食べられそうです。

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「オクラまぐたく丼」は、そのままでも十分においしいと感じられる味わいでしたメ(写真:サイゾーウーマン)

続いて、添えられていたわさびを醤油に溶いて少しだけかけて食べてみると、醤油の風味とわさびの刺激が加わることで、よりまぐろのおいしさが引き立った味わいへと変化。最初はそのまま、途中からの“味変”として投入するのが筆者のオススメですが、よりパンチや塩気が欲しい方は、最初からかけてもいいかもしれません。

【すき家】「アボカドまぐたく丼」730円実食!

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「アボカドまぐたく丼」(写真:サイゾーウーマン)

続いて「アボカドまぐたく丼」を実食しましたが、こちらはなんと鉄板だと思っていたまぐろたたきとアボカドの組み合わせが意外なほど相性が悪く感じ、「オクラまぐたく丼」よりも一段落ちる印象となりました。

筆者は同じくまぐろとアボカドを組み合わせた料理であるポキは大好物であるため、両者の組み合わせの問題というよりは、まぐろたたき丼全体のテイストとアボカドが個人的には合わないと感じてしまったということなのでしょうか。

こちらもわさび醤油をかけて食べてみたところ、何もつけずに食べるよりも全体にまとまり、おいしさがアップしたように感じたので、こちらは最初からわさび醤油をかけて食べてもいいかもしれません。

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「アボカドまぐたく丼」は、なぜかまぐろたたきとアボカドの相性が悪く感じてしまいました(写真:サイゾーウーマン)

「わさび醤油をかければ全然おいしいけど、『アボカドまぐたく丼』をもっとおいしく食べる方法があるはず……!」と考えた筆者は、半分程度食べ進めたところで、卓上調味料による味変を敢行。

上記のわさびと合わせた醤油のほかに、紅生姜、七味、フレンチドレッシング、胡麻ドレッシング、和風ドレッシングが「すき家」の卓上に備えられています。それらを全部試したところ、意外にも一番相性が良かったのがフレンチドレッシングでした。

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「すき家」の卓上調味料メ(写真:サイゾーウーマン)
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「アボカドまぐたく丼」の味変には、酸味の強いフレンチドレッシングがオススメ(写真:サイゾーウーマン)

「すき家」のフレンチドレッシングはかなり酸味が強いものでしたが、その強烈な個性によって、まぐろたたきとアボカドの相性の悪さをかき消し、魚介系のサラダライスを食べているような気分にさせてくれるのです。元の味を上から塗りつぶすような強引な味変ではありますが、同メニューを頼んだ人は、ぜひ一度試してみてください。

なお、「オクラまぐたく丼」についても同じように“味変”をチャレンジしてみましたが、こちらはやはりわさび醤油との相性が良すぎるため、ほかの調味料は必要ないというのが正直な感想でした。

【すき家】「オクラまぐたく丼」のほうがおいしい

今回のメニューに関しては「アボカドまぐたく丼」より「オクラまぐたく丼」のほうがハイクオリティな味わいという結果となった“フリスビー丼”の新メニュー。とはいえ、あくまでの筆者の好みの問題であるのも確かですので、興味を持った方はぜひ両方試し、お好みの味をみつけてください。

なお、筆者個人の意見をさらに述べるならは、「今回のやつも正統派でおいしいけど、もっと“魔改造”された『まぐろたたき丼』も見てみたい!」という思いを抱いてしまった部分は否めません。

「すき家」と言えば、かつて「ホワイトシチュー牛丼」や「焼きそば牛丼」など、あまりにも奇抜過ぎる商品を世に送り出し、賛否を集めてきたことでも知られているチェーンです。

「まぐろたたき丼」は具が生ものゆえにトッピングの方向性が限られるという部分はあると思いますが、今後我々に「その発想はなかった」と思わせるような異次元の“フリスビー丼”を登場させてくれることを、勝手ながら期待させていただきます!

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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