Netflixの話題作『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』はどんなドラマなのか

Netflixで配信されている『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』は複雑な人間関係と心理を描いたミステリースリラーで、貸別荘の主人チョン・ヨンハを演じるキム・ユンソクとレイクビューモーテルの主人ク・サンジュンに扮するユン・ゲサン。2人の演技が話題となっている。

本作でキム・ユンソクやユン・ゲサンと共演するのは、ヨンハの貸別荘の客である画家ユ・ソンアを演じるコ・ミンシ、ホス交番の所長ユン・ボミンに扮するイ・ジョンウン、サンジュンの友人パク・ジョンドゥを演じるパク・ジファンがいる。

上記の俳優たちの中で、キム・ユンソクとユン・ゲサンの演技はもちろんだが、女優であるイ・ジョンウンの演技にも注目したい。

他にも多くの俳優が出演している『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』の物語の第1話の重要な部分をクローズアップして紹介しよう。

緑と湖で観光客を集める田舎にある森の中で、静かなペンションを営むヨンハは静かな時間を過ごしていたころ、交番に新しい所長としてボミンは赴任してくるが、警官は彼女が署長だと気付かずにおばさん扱いしてしまう。

ある日、ヨンハは何もない林に続く道でぬかるみにはまっていた車を助ける。その車に乗っていたのは、ソンアは幼いハ・シヒョン（チョ・ヨジュン扮）を連れてヨンハの別荘に宿泊に来た客だった。

プール遊びを楽しむシヒョンとは対照的にどこか陰りのあるソンアは、ヨンハにレコードを聴いてみたいと言う。

そのころ、サンジュンが営む湖畔のモーテルは、若者からの人気を得て繁盛していた。ある雨に夜、彼は近くに車が止まっていることに気づく。乗っていたのは大雨で市場を失っていたチ・ヒャンチョル（ホン・ギジュン扮）だった。

サンジュンは彼を善意でスイートルームへと案内するが……。

貸別荘を舞台に繰り広げられるサスペンスミステリー『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』。出演している俳優たちに臨場感たっぷりの演技をぜひ堪能してほしい。

文＝大地康