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高杉真宙・柄本時生 W主演のドラマの題材にも!「北海盆踊り発祥の地」で紡ぐ伝統と新たな試み #ミカキン

  • 2024.8.30

北海道のお盆のシーズンといえば、あのメロディーと踊りを思い出す人も多いかもしれません。『北海盆おどり』の季節が、今年もやって来ました。

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「踊りましょう!」と声をかけられ輪に加わるHBC堀内大輝アナウンサー

北海道三笠市で、13日から行われた『三笠北海盆おどり』。

『北海盆おどり』の歴史と、受け継ぐ人々の思いに迫りました。

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三笠で撮影中!HBC連続ドラマ「ミカキン」 W主演の高杉真宙さん

北海道三笠市で撮影が進む、HBC北海道放送制作の連続ドラマ『三笠のキングと、あと数人』。

物語は『北海盆おどり』を巡り、生きづらさを抱えた若者たちが、マチとともに成長するハートフルコメディ。2025年春に放送予定です。

主演の高杉真宙さんと柄本時生さんに“盆おどり”の思い出をたずねてみました。

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「こんな感じで踊っていた記憶が…」柄本時生さん

柄本時生さん
「小学校の頃にやっていた記憶がある」

今回のドラマで踊ることになったら…楽しみですか??

Sitakke
「ミカキン」W主演の高杉真宙さんと柄本時生さん この日も仲良く答えてくれました!

高杉真宙さん
「迷惑かけたくないな、と思います(笑)」

柄本時生さん
「その時、振り付けを間違えたりとかあったらな…」

高杉真宙さん
「前の人の足を踏んだりとかして、あーっ!とかいってやりたくないですよね」

撮影は和やかに、快調に進んでいるようです。

10分踊ると汗びっしょりに!

明治時代に炭鉱で栄えた三笠。その頃の盆おどりの歌が原型となり、戦後に「北海盆唄」が誕生。

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三笠がその“発祥の地”とされています。

三笠北海盆おどり実行委員会事務局の若山勇治事務局次長がその歴史を紐解きます。

「昔、三笠の幾春別町で唄の原型を見いだした“今井篁山”というかたがいる」

「“今井篁山”が幾春別の賑わっている場所の盆おどりを見て感銘を受け、そこの歌を世の中に広めていったという経緯がある」

盆踊り本番の前週…。地元の保存会が、踊りの最終チェックを行っていました。

本番は、1時間半にわたって踊り続ける北海盆おどり。
番組スタッフも、踊りを教えていただき、体験することに…。

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北海盆踊りを教わるHBC四倉悠策ディレクター

すると、わずか10分ほどで、汗びっしょり!

三笠甚句保存会では、そんな盆踊りを三笠への移住者や地元の子どもたちへ教える活動を続けています。

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斎藤優子会長は「中学生の子どもたちに教えに行ったら、本当にキレイに踊ってくれる。踊りに誘われて、みんなと交流がとれるのが私は好き。三笠は、このやぐらがあるうちはきっと盆おどりをやっているんじゃない?」と笑います。

巨大やぐらとお囃子が伝統の祭りを盛り上げる

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『三笠北海盆おどり』のシンボルは、約8メートルの巨大やぐら。
炭鉱時代のやぐらを再現しました。

昔は木でできた電柱の廃材を使って建てていたというやぐら。

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実行委員会事務局の若山勇治事務局次長が「幌内地域、あと幾春別地域で、特に競って大きなやぐらをより建てて、盛り上げて、盆おどりをやっていたようです」と教えてくれました。

やぐらにあがり、お囃子を担当する三笠民謡篁潤(こうじゅん)会のみなさんも、『北海盆おどり』の歴史を未来へつないでいきます。

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工藤恭子支部長は民謡を始めて50年。「もっともっとたくさんの人に受け継いでもらって盛大にしてほしい」と願いをこめます。

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お囃子歴5年の14歳・伊賀優那さんも祭りを盛り上げます。
「面白そうだからやってみようみたいな感じで(始めた)。とりあえず1年間練習してきた分を、やぐらの上で出したらいいかなと」

光の演出で祭りにさらに魅力を

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伝統の『北海盆おどり』ですが、実は変化もあります。それが「提灯」。

これまでは約80個飾っていたものが、今年は7倍!560個の提灯が彩りと賑わいをもたらします。

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さらに『みかさ盆ランタン』と銘打って、LEDで光るランタンを空に浮かべるイベントを初開催。『北海盆おどり』に、新たな魅力を加える取り組みを始めています。

実行委員会事務局の若山勇治事務局次長は「三笠の、本当に郷土文化なので、これは絶やさないで、ずっと延々つないでいきたいと思っている」と未来への思いを語りました。

郷土の慣わし、文化を世代を超えてつないでいくために、工夫を凝らした演出やイベントを取り入れている背景には、こんな事情があります。それがこの数字です。

◆《『三笠北海盆おどり』入込数の推移》
2019年 2万4300人
2020年 中止
2021年 中止
2022年 2日間に短縮 1万7500人
2023年 2万1400人

『三笠北海盆おどり』は、5年前には3日間で、約2万4千人が訪れていました。
この数字は、マチの人口の3倍以上にあたります。

ただ、コロナ禍で、2年間の中止と、短縮開催があって、2023年にようやく、4年ぶりに2万人を超えました。

さらに入場者を増やして、次の世代に引き継いでいきたい…との思いから、工夫を重ねています。

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大きなやぐらを囲んで踊る『三笠北海盆おどり』が、これからも変わらずに、地元の人たちの心をつなぐ踊りとメロディーとして、日本の経済を支えた炭鉱の歴史とともに、脈々と受け継がれていってほしいと、改めて感じました。

追記:『三笠北海盆おどり大会 最終日』フォトスナップ(編集部ナベ子)

来春放送予定のHBC北海道放送制作の連続ドラマ『三笠のキングと、あと数人』。物語は『北海盆おどり』を巡り、若者たちが、マチとともに成長するハートフルコメディです。

私たちドラマ宣伝チームも、8月15日(木)に行われた『三笠北海盆おどり大会』最終日に参加。“ミカキン”キャスト陣の中から、サプライズゲストも登場し、会場は大きな盛り上がりを見せていました。フォトスナップと共に当日の様子をレポートします。

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「三笠北海盆おどり大会」。浴衣姿の参加者はもちろん、様々な仮装をした人々が入り混り、とてもユニークなお祭りです!
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HBC演劇エンタメ研究会(エンケン)兼“ミカキン”ドラマ宣伝チームの一人、HBC堰八 紗也佳アナも盆踊り大会に参加。地元の人たちとの交流を通し、ドラマの魅力をしっかりアピールしてきましたよ!
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やぐらから響く伸びやかな歌声にも注目です。こちらは「北海盆唄全国大会」青年の部で優勝した森田麻衣さん。「唄とお囃子、踊り手がここまで一体となれる曲というのは、地域で根強く愛され続けてきた『北海盆唄』ならではだと思います。やぐらからは、踊り手たちが何重の輪にも連なり、楽しそうに踊っているのが見えました。唄っていてとっても気持ち良かったです!」
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やぐらの正面には特設ステージも
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“ミカキン”主演の柄本時生さんがステージに登場!思わぬサプライズゲストに会場は大きな歓声に包まれました!
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地元の人たちの心をつなぐ「三笠北海盆おどり」。素晴らしい夏のひとときでした

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい、Sitakke編集部ナベ子

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年8月15日)の情報に基づきます。

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