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【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】

  • 2024.8.30

今回VOCEは森田さんと間宮さんのお二人にインタビューを敢行! 「あまり話さないタイプと聞いていたのですが……」と森田さんについて語っていた間宮さんですが、お話がスタートすると、意外にも共通の趣味があるなど、和気あいあいとした雰囲気でトークが進みました!

赤堀雅秋さんの作品に挑む、二人の役どころは?

【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】
VOCE

お二人ともまだ『台風23号』という作品の中身については、あまり深く聞かされてないと伺いましたが……。(取材は7/24におこなわれました)


間宮祥太朗さん(以下、間宮さん)

ちょっとだけ聞きましたよね?


森田剛さん(以下、森田さん)

ちょっとだけ聞いたね、ちょっとね。どのくらい本当なのか分からないけど……。ここからまだ変わっていく可能性はあるのですが、何となくの関係性は聞きました。あれ、これ言っていいのかな?(笑)


間宮さん

いいんじゃないですか。「少ないヒントでごめんね」っておっしゃってましたし(笑)。


森田さん

僕の義理の弟なんです、間宮くんが。で、僕の役どころは、クズ(笑)。


VOCE

え? クズ?


森田さん

(笑)。そう。クズです。


VOCE

間宮さんの役柄はどんな感じなのでしょう?


間宮さん

僕は、生まれ育った町から出たいのだけど、出て、東京で何かをするという勇気もなく、何か変わらないかなと思っているような人間です。現状に不満はあるけれど、自分から変えるような勇気はなくて、大きな事件でも起きて、この現状がぶっ壊れないかなと思っているんです。


森田さん

気になるのは、僕がお金を借りてるんですよね、2万。だけど、この2万がデカいんだろうなって思っているところです。義弟に何か握られている感じはするし……。その辺りも楽しみです。女たらしのような感じもあるし。


VOCE

赤堀雅秋さんの作品には、今を時めく俳優さんたちがこぞって出演を希望されると伺います。赤堀作品の魅力はどういったところにあるか、教えてください。


森田さん

分かりやすく言うと、クズ人間なんですよね、登場人物が。でもそれは僕の中にもやっぱりどこかそういった部分はありますし、誰にでもあると思うんです。だから、すごく人間っぽい。そして、人物がチャーミングですし、赤堀さんの作品を観ると、何だか妙な安心感がありますね。


間宮さん

森田さんと似てしまうかもしれませんが、それぞれの登場人物の“恥部”みたいなものが結構生々しく出ていて、それを目撃するような感じなんです。痴話げんかだったり、もっと事件的なことだったり、そういうのを物陰から見るような……。芝居を観ているのに、もっと近い場所から見ているような印象を受けます。


寡黙な人だと思っていたら、意外にも共通点が!

【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】
VOCE

お二人は初共演とお伺いしましたが、お会いになる前に持たれていた印象と、実際に会われてからの印象をお聞かせください!


間宮さん

僕はこの間お話ししましたよね(笑)。実は【あまり喋らない方】だと思っていたんです。


森田さん

この間も喋らなかった?


間宮さん

一緒に食事をさせていただいて、そのときに印象が変わったんです。いろんな方からあまり話さないって聞いてたんですって伝えたら、「俺、全然喋るよ」って。だから、今は話してくださる方だと認識しています。寡黙で必要最低限しか話さない方という前情報とは違いました(笑)。


森田さん

僕は、もっと緊張するかなと思ってました。


間宮さん

え? 僕に対してですか?


森田さん

そう(笑)。


間宮さん

何でですか?(笑)


森田さん

いや、初めて会うしさ(笑)。 でも、そういうのを取っ払ってくれたというか、初めましてじゃない感じがしたんです。だから、余計に話せたのかもしれない。稽古が始まったほうが、色々話せることも増えるかなと思っているところですね。


VOCE

色々とお話をされているご様子ですが、お二人の間で、「これが共通の話題になりそう」「これについてもっと二人で話してみたい」といったテーマはありましたか?


森田さん

何個かあったよね、共通の話題。


間宮さん

あれ? 隠してます?


森田さん

そんなことないよ(笑)。 隠したくない。


間宮さん

二人とも植物が好きなんです。観葉植物とか。さっき撮影しているときに、こんなに気温も湿度も高いのに水をあげ過ぎて、観葉植物の鉢からちっちゃいキノコが生えちゃったという話をちょうどしていて。


森田さん

ちょっと風を当ててほしいなって、そのとき思ったんですが、まだ言えずにいました。僕の知っていることもあるんで、そんな話をもっとしていきたいですね(笑)。


お客さんの“視線の圧”、そこから生まれるコミュニケーション

【森田剛×間宮祥太朗】舞台『台風23号』で初共演!初対面のエピソードを語る【前編】
VOCE

お二人とも映像作品にもたくさん出演されていますが、舞台も数多くおやりになっています。舞台は時間の拘束も長いですし、肉体的にもしんどいと思いますが、それでも舞台を活動のひとつとして選ぶ理由や舞台の魅力を教えて頂けますか?


森田さん

何でしょう。でも、言うならば“鮮度”ですかね。生きていると、慣れてしまう部分とかなあなあになってしまう部分がありますが、舞台ではそうはならず、そこが勉強になるというか……。当たり前のことが当たり前じゃない、緊張とか恐怖とか、そういったものが楽しいと思って舞台に立つんだと思います。舞台にしかない怖さはあると思うので。


VOCE

舞台という場所は毎日同じセリフを言いますし、お稽古も同じシーンを何度も繰り返し行いますが、そこに“慣れ”は生まれないものですか?


森田さん

肉体的に慣れていくものと精神的なそれとは、また違うような気がするんです。普段生活していても僕は適当で何も考えてないんで(笑)、舞台のときくらいは緊張したいんです。刺激を与えたいというか、そういう気持ちだと思います。


VOCE

間宮さんはいかがですか?


間宮さん

稽古で長い期間同じシーンを何度も何度も反復しますし、本番もそう。でも、同じ流れをやることによる発見があったり、同じことをやっているのに絶対に同じにならない面白さを感じますね。あと、圧倒的に違うのは、お客さんがチケット代を支払って来てくださっているということ。“覚悟”という言葉が正しいのか分からないですが、この空間で対峙する“気概”みたいなものがお客さんにも感じられます。


VOCE

それが、舞台上の皆さんにも伝わるということですね。


間宮さん

はい。実際に生でお客さんが見てくださっているからということ以上に、“視線の圧”みたいなものは感じますし、だからこそ、舞台という限られた空間の中で、どういう時間を過ごすか、作るか、みたいなものは僕にとってもすごく刺激的ですね。


VOCE

森田さんも“視線の圧”のようなものを同じように感じられますか?


森田さん

すごいですよ。押しつぶされそうになるくらい。でもお客さんと一緒に舞台を作るというのは、そういうことなんだと思うんです。また、その視線や空気をコントロールする楽しさも、僕たちにはあると思いますし。


間宮さん

分かります!!


森田さん

すごい熱量を持ってきてくださるけれども、その分、僕らがしっかり掴んでいないとそっぽを向かれる可能性もある。そういう緊張感が、出演している方と観に来てくださってる方との両方にあるような気がします。


間宮さん

掴もうとしても指の間から零れ落ちるようなときもありますしね……。そうかと思えば、誰かの発したセリフでお客さんの集中度が2段階くらいポンポンと上がるのを感じることもあります。その日、その時々によって全然違うのが舞台の面白さですね。


▶森田剛×間宮祥太朗、対談後編は明日8月31日公開! 後編には未公開カットも盛りだくさん掲載!

◼︎PLOFILE

森田剛(Go Morita)
1979年2月20日生まれ、埼玉県出身。2021年にMOSSを立ち上げ、短編映画『DEATH DAYS』(21・22)の企画制作・主演を手掛けるなど、舞台、ドラマ、映画と縦横無尽に俳優として活動の幅を広げている。近年の主な出演作に【舞台】『ロスメルスホルム』(23)、『みんな我が子』(22)、『FORTUNE』(20)、『空ばかり見ていた』(19)、【ドラマ】『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』(23・Disney+)、『アナウンサーたちの戦争』(23・NHK)、『インフォーマ』(23・KTV)、【映画】『白鍵と黒鍵の間に』(23)、『前科者』(22)、『ヒメアノ~ル』(16)などがある。

間宮祥太朗(Shotaro Mamiya)
1993年6月11日生まれ、神奈川県出身。2008年ドラマ『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』で俳優デビュー。以降、映画・舞台・ドラマなどで広く活躍。近年の主な出演作に【舞台】『ツダマンの世界』(22)、『ナイスガイinニューヨーク』(16)、【ドラマ】『ACMA:GAME アクマゲーム』(24・NTV)、『真夏のシンデレラ』(23・CX)、『ナンバMG5』(22・CX)、【映画】『変な家』『ある閉ざされた雪の山荘で』(24)、『東京リベンジャーズ』シリーズ(21、23)、『破戒』(22)、「殺さない彼と死なない彼女」(19)などがある。

◼︎INFORMATION

Bunkamura Production 2024
『台風23号』

THEATER MILANO-Za 2024年10月5日(土)~10月27日(日)
チケット料金:S席¥12000 注釈付きS席¥12000 A席¥9500(税込・全席指定)
U23(23歳以下当日引換券)¥5000(税込)

作・演出 赤堀雅秋
出演
森田剛 間宮祥太朗 木村多江 藤井隆 伊原六花 駒木根隆介 赤堀雅秋 秋山奈津子 佐藤B作

【衣装】
森田さん:すべてスタイリスト私物
間宮さん:ジャケット¥262900、パンツ¥141900、シューズ 参考商品(全てエトロ/エトロ ジャパン 03-3406-2655) その他スタイリスト私物

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/TAKAI(森田さん)、三宅茜(間宮さん) スタイリング/松川総(森田さん)、津野真吾(impiger)(間宮さん) 取材・文/前田美保

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