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「うわ~危ないなぁ!」保育士が明かす!保護者が見落としがちな子どもの安全対策と正しい方法

  • 2024.8.30

保育士の中田馨さんが、ママやパパに気を付けてほしい「子どもの安全対策」について教えてくれました。実は、保護者が見落としがちな、安全対策があるのだそう。具体的なケースをマンガで紹介します!

こんにちは!保育士の中田馨です。保育所で保護者の方が少し気を付けていただくと、安全対策になるなぁと思うことがあります。それはズバリ子どもの「身だしなみ」。ちょっとしたことではありますが、実はけがなどにもつながる場合もあるんです。

そこで今回は、安全に子どもたちが遊ぶための「子どもの身だしなみ」についてお話します。

ケガをしない、させないためにも爪を切る

子どもの爪って、ほんとにすぐに伸びますよね。きっと、「あれ?この前も切らなかったっけ?」と思うことでしょう。小さい爪だし、爪を切ることを嫌がって、一苦労する時期もあります。

私にも経験があるのですが、「そろそろ爪を切らないと」と思っていても、「あ!忘れていた!」と後回しにしがちなのも「爪」ですよね。

爪が伸びていると、友だちをひっかこう!と思ったわけではないのに、遊んでいるうちに友だちを引っかいてしまうことがあります。また、外あそびをしていて、爪が引っかかって斜めにはがれてしまいケガにつながることもあります。

友だちを傷つけないためにも、自分がケガをしないためにも、定期的に爪の長さをチェックをしていただけたらと思います。

前髪は目にかからないように

爪と同じく、前髪も「そろそろ切らなくちゃ」と思って忘れがちな部分ですね。前髪は、目にかからない程度に切るか、もしくは、ゴムでまとめると活動しやすくなります。これは、前髪に限らず、髪の毛全体に言えることです。

もし、後ろの髪の毛も長く伸ばしているのならゴムでまとめると、子ども自身が活動しやすくなります。前髪の場合は特に、前髪が目に入らないか?見えにくくないか?が心配です。見えにくいと、大きな活動をするときの視界が悪くなり、こけたりする原因になることも。

保育士側は、爪は「切ってね」と言いやすいのですが、髪は親御さんの「伸ばしたい」という思いがあると、なかなか踏み込めない部分でもあるので保育園などに通っている場合は、配慮していただけるとうれしいです。

服や靴は、体に合ったものを

いつでもピッタリの服や靴。とまではいきませんが、できるだけお子さんの体に合った服や靴を着せるようにしましょう。

例えば靴が大きい場合には、歩くたびにかかとから足が出てカポカポになってしまい、靴が脱げてしまいます。逆にキツイと、足が痛くなったり爪が変形することもあります。袖が長い服だと手が隠れてとっさのときにものを掴めないですし、裾の長いズボンはかかとで踏むと滑る原因になります。逆に小さい服の場合は、ズボンがピッタリすぎて可動域が狭く、走ったときにこける原因になります。

靴が大きい場合は、靴底を敷けばよい場合もありますし、「この服少し大きいな」と思う場合には、袖口や裾を折り返した状態にしていただくと助かります。

子どもの身体に合った服は、着心地が良いだけでなく「安全」にもつながります。

外出するときは、明るめの色を取り入れても

今回のテーマから、少しだけ外れるかもしれませんが、最近姉と連絡を取っていて気付いたことがありました。ある日、姉が孫と雪の残った道路であそんでいる写真を送ってくれました。雪が積もった後に、車のタイヤの跡が残っているアスファルトの道路を想像してください。その道路に全身黒っぽい服を着た子ども(孫)。姉は「子どもには派手な色を着せなあかんな」とポツリ。それくらい、周りの景色と同化していて、一瞬子どもがいることを認識できませんでした。

その写真を見てから、何となく意識し始めた私。先日、全身白っぽい服を着ているお子さんがお母さんと歩いていたのですが、昼の光で何となく道路も白っぽくなっていて一瞬子どもの姿を認識できませんでした。

子どもと外出するときには、帽子や靴など、どこかワンポイントでもよいので目立つ色の入った服などを着せると、周りから認知されやすく安全なのかな?と感じました。

ほんの少し、子どもの身だしなみを整えるだけで、子ども自身が安全に快適に活動することができます。少し、意識してみてくださいね!

作画/はたこ


著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。

ベビーカレンダー編集部

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