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着飾らないファッションが話題に。パティ・スミスとイザベル・ユペールが極める自然体スタイル

  • 2024.8.30
"Beetlejuice Beetlejuice" Opening Red Carpet - The 81st Venice International Film Festival

2024年もヴェネチア国際映画祭が正式に開幕し、初日のレッドカーペットではすでに、多くの煌びやかなルックが見られた。何しろ、ヴェネチアはカンヌ国際映画祭やトロント国際映画祭などに匹敵する、世界で最もグラマラスなイベントのひとつ。スターたちがこぞってここ一番のファッションに身を包むのも頷ける。

だからといって、全員が全員、有名メゾンのドレスやタキシードを着用するわけではない。何人かのセレブは、フォーマルなドレスコードに逆らうかのように、自己流のスタイルでドレスアップを楽しんでいる。そのうちの2人が、イザベル・ユペールパティ・スミスだ。

2人のファッションに共通していること。それは、周りの目を気にしない、飾らない着こなしであるということだ。ヴェネチア国際映画祭では、洗練されたフォーマルなスタイルが求められる。だがパティ・スミスはスタイル・アイコンよろしく、着古したブレザー、白いボタンアップシャツ、穿き込んだスキニーデニムというどこまでも自分らしいコーデでレッドカーペットに登場した。ファッションは自己表現であることを考えると、レッドカーペットだからといって着慣れないガウンを纏うわけでもなく、普段と変わらないスタイルを貫く姿勢はあっぱれだ。

Celebrity Sightings - Day 1 - The 81st Venice International Film Festival
Celebrity Sightings - Day 2 - The 81st Venice International Film Festival

イザベル・ユペールもまた、背伸びをしないファッションを披露している。レッドカーペットでこそは真っ赤なバレンシアガBALENCIAGA)のガウンを着用したが、現地に降り立った彼女はメゾンが手がけたデニムジャケットとジーンズにスニーカーという出立ち。次の日はジャージのセットアップという、この上なくカジュアルなオフデューティスタイルを徹底している。とはいえ、どんなにカジュアルダウンしていても洗練されているあたりはさすがはスター。

スミスとユペールのスタイルは、やはりどこか新鮮に映る。2人を見ていると、ファッションは本来楽しむべきものであり、自分の「好き」に忠実であることが大切だということを改めて気付かされる。

Text: Christian Allaire Adaptation: Anzu Kawano

From VOGUE.COM

アンジェリーナ・ジョリー ヴェネチア国際映画祭
アンジェリーナ・ジョリールック/タマラ・ラルフ(TAMARA RALPH)
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