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令和の米騒動に巻き込まれた!品薄なのに備蓄米が放出されないのはなぜ??考えてみた

  • 2024.8.30

テレビ情報ですが、大阪では府内の8割の小売店でお米が品切れになっているそうです。

我が家も米びつの残量がそろそろ…

と思っていたころに九州地方での地震があり、一時はお米を探し回る事態となりました。

(この時は探し回ればなんとか買えました)

しかし、日を追うごとにお米が買えないニュースが増え

ついには娘の習い事の待ち時間でママ同士が

「お米買えてる?」「うち、もうなくて」

という会話まで聞こえてきました。

そんな話を実母にしたところ

「実はうちもやねん…」と、実家のお米も

底を尽きかけていました。

なぜお米が買えないのか

昨年は一等米という高品質なお米の収穫量は少なかったようですが

作況指数と呼ばれる数値は101(通常が100)

なので計算上、収穫量自体は十分足りているそうです。

そんな中でお米が買えない理由は

・コロナ禍による反動

→外食、インバウンド需要の増加

・物価高によるお米の割安感

→他のものが高いので、あまり価格に変動がなかった

・お米を多く使うメニューが多くなったのではないか

・台風や地震などへの不安感、備蓄

→今月8日、九州南部・日向灘で起きた地震を契機に「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、

太平洋側の多くのエリアで警戒する事態に…

・米不足の報道をみた焦燥感

→「買えない」と聞いたら買っておきたくなる…

こう言った理由からお米の消費も、買い置きも増えているのではないか、と考えられているそうです。

備蓄米について

政府は米不足に備えて、100万トンのお米を備蓄しているそうです。

毎年20万トンずつ、5年分備蓄され、5年経過したものは飼料用として販売。

この制度は平成の米騒動が起きたことをきっかけに制定されたそうで、このときはお米の生産自体が少なかったそう。

この制度によって、2003年の不作、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、の年のお米が

備蓄米を放出することでカバーされました。

出典:あんふぁんWeb

なぜいま、備蓄米が放出されないのか

備蓄米を放出するには明確に理由が必要で

・あくまでも供給(生産量)が不足していること

・生産者が減少した場合

と決められているそうです。

今回の場合、生産量は足りている。

なので「あるとこにはあるはず」という見解のようです。

また「米は民間流通が主流」という考えから、政府が備蓄米を放出するとなると、市場価格に混乱が生じる…

といった理由で「慎重にならなければならない」

という発言になっているようです。

国が放出したお米の方が安いと一般の農家さんにダメージがあるのでしょう…

しばらくは節約ならぬ節米生活

我が家にある10kgのお米も、炊いたならば、約66合(1合150gで計算)

1日3合食べれば20日ほどで無くなります。

すでに台風10号に備えて早く稲刈りして、新米が出回っているとのことですがしばらくはお高いでしょうし

冒頭に書いた「お米の割安感」はなくなってしまいますね。

今回の米騒動で

・備蓄米の倉庫は全国各地にある

(リスク分散)

・備蓄コストが年間100億円以上かかっている

・5年前の20万トンを飼料用として売るため、売買損益が300億円以上

・農水大臣が決定すれば2〜3日で史上へ流通する

など知らなかったことが知れて勉強になりました。

けど、お米に限らず、普通に買えてたものが店頭にないのは困る〜!!

早く通常の状態になることを願います。

<あんふぁんメイト AYUMI>

夫・長女4歳(幼稚園年中) 看護師。超長身娘を子育て中。 ずぼらで怠け者。週に数日はダラダラと…、気の向く日だけタイムトライアルで家事と家庭菜園!

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