1. トップ
  2. iPhoneが熱くなる…『直接冷やさないで!』発熱の原因と正しい対処法を紹介

iPhoneが熱くなる…『直接冷やさないで!』発熱の原因と正しい対処法を紹介

  • 2024.9.17
undefined
出典:PIXTA

iPhone使用中、本体の発熱で危ないと感じたことがありませんか?バッテリーの消耗が早まったり、動作が不安定になったりするだけならいいですが、最悪の場合発火や爆発の恐れもあります。そこで今回は、iPhoneが発熱する原因と、その対策について解説したいと思います!

なぜiPhoneは熱くなるの?

iPhoneは負荷がかかる動作をすると本体から発熱をすることがあります。とくにiOSのアップデート後は何もしていないのに熱くなってしまった、なんて経験をした方は意外と多いと思います。

それ以外にも本体が発熱する症状があるので、まずは原因を探っていきましょう。

[iPhoneが発熱する主な原因]
・CPUに負荷がかかっている
ゲームや高画質動画の視聴など、CPUを酷使するアプリを使用しているときに発熱しやすくなります。

・バッテリーの劣化
バッテリーが劣化すると、充電効率が低下し、発熱しやすくなります。

・バックグラウンドで多くのアプリが動いている
複数のアプリがバックグラウンドで動いていると、その分処理が増加して発熱の原因になります。

・周囲の温度が高い
直射日光や高温多湿の環境でiPhoneを長時間使用すると、外部要因で本体内部が発熱することがあります。

・ケースの影響
密閉性の高いケースを使用していると、熱がこもりやすくなります。

・充電中の発熱
充電しながらiPhoneを使うと、バッテリーが過剰に発熱することがあります。

・iOSの不具合やアップデートの影響
iOSのアップデート後に、発熱が起きる場合があります。ただし、後のバージョンによりほとんどが改善されます。

iPhoneが過渡な発熱を繰り返すとどうなるの?

iPhoneの発熱を放置したり、何の対策もせずに使い続けると、本体の故障やバッテリーの劣化を引き起こします。主な症状としては、iPhoneがフリーズして反応しなくなったり、電源が入らなくなることがあります。

また、内蔵されているリチウムイオンバッテリー性能が著しく低下して、すぐに電池がなくなってしまいます。

さらには、バッテリーの劣化によって、最悪の場合、発火や爆発することもあります。

そうならないためにも、iPhoneの発熱を見過ごさず、日頃からチェックしておく必要があります。

iPhoneが発熱した際の対処法

それでは、実際にiPhoneが発熱してしまった際、どのような行動をとればよいのでしょう。触れられないほど熱くなってしまっても、焦らずに対応しましょう。

1|使用をやめる

発熱時はiPhoneの電源を落として、充電している場合は接続しているケーブル等も取り外しましょう。

2|本体の温度を下げる

装着しているケースを外し、風通しのいい場所にiPhoneを放置して冷ましましょう。間違えても冷蔵庫の中へ入れたり、保冷剤でiPhoneを冷やすといった行為は避けてください。

iPhoneの発熱を防ぐための対策

最後にiPhoneを発熱から守る方法について解説します。原因を特定できるケースは珍しいと思うので、心当たりがある場合は複数の対処法を実践してみてください。

1|負荷の高いアプリの使用を控える

負荷の高いゲームで遊んでいるときや高画質動画を視聴しているときに発熱する場合は、iPhoneの性能が見合っていないことが考えられます。長時間の使用を避け、また複数のアプリを同時に起動しないように心がけましょう。画質を落とすのもおすすめです。

2|不要なアプリを削除する

場合によっては負荷のかかるアプリは削除してもいいかもしれません。さらに、バックグラウンドで動作するアプリを減らしましょう。

3|バッテリーの状態を確認する

バッテリーの最大容量が著しく低下している場合は、バッテリー交換を検討しましょう。一般的に、最大容量が80%を下回ると不具合が生じるといわれています。

[バッテリーの状態を確認する方法]
1.[設定]から「バッテリー」をタップ

undefined
画像:筆者撮影

2.「バッテリーの状態と充電」をタップ

undefined
画像:筆者撮影

3.「最大容量」の右側に記載されている数値を確認

undefined
画像:筆者撮影

4|使用環境の温度に配慮する

直射日光が当たる場所や高温の場所での使用は避けましょう。

5|ケースを見直す

通気性の良いケースを使用するか、ケースを外して使用してみましょう。

6|ソフトウェアのアップデートを確認する

iOSの最新版にアップデートすることで、発熱が改善される場合があります。

7|ストレージ容量を整理する

iPhone本体に保存されているデータがストレージを圧迫していると、CPUの負担が増えてしまいます。アプリや写真などのデータを整理することで温度上昇防止の効果を得られます。

[iPhoneのストレージを確認する方法]
1.[設定]から「一般」をタップ

undefined
画像:筆者撮影

2.「iPhoneストレージ」をタップ

undefined
画像:筆者撮影

3.ストレージの使用状況が表示される

undefined
画像:筆者撮影

使用していないアプリのアンインストールに加え、iCloudに写真や動画のバックアップをとってiPhoneの容量に余裕を持たせるといいでしょう。

iPhoneを長く使用するには継続的なメンテナンスが重要

今回は、長期間使用しているiPhoneにおこりがちな発熱問題ついて解説しました。iPhoneの発熱はさまざまな原因が考えられますが、適切な対策を講じれば問題を軽減できることもあります。

継続的にメンテナンスをして、少しでも長くiPhoneを使えるようにするといいでしょう。


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。

※写真はイメージです