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「10ヤード飛距離が伸びた」話題の“AIスイング診断”を試してみた!

  • 2024.8.30

撮影、解析技術の進化で、ゴルフ上達はよりスピーディになっているなか「これぞ最先端!」というシステムを発見。

「10ヤード飛距離が伸びた」話題の“AIスイング診断”を試してみた!
AIGIAシステムで上達法は新世代に突入!

昨今、数値化された弾道データをヒントにレッスンが行なわれているが〝体の数値化〞はまだ先……と思いきや、すでに実用化されてスクールやゴルファーから注目されている。そんな話題の「AIGIAシステム」を体験取材してきた。

あなたのスイングは何点?

「AIGIAシステム」を中級者ゴルファーが体験。1球打つだけで、さまざまな計測データが大きなタッチパネル画面に表示される。「センターポジション」「ネックポジション」など聞き慣れないワードもあるが、点数(100点満点)が出るのがおもしろく、取材スタッフも「やってみたい!」とすぐさま興味をもった。

体験モデルを務めてくれた直井さんは、飛ぶし弾道もキレイ。しかし、点数は意外にも51点!? ドライバーは体の動きが大きいので高得点を出すのはプロでも難しいらしいが、この点数になった理由や上達に向けて修正すべきポイントは、この画面内にすべてはっきり出ている!

直すべきポイントをわかりやすく指摘 AIスイング診断の赤帯部分が修正点

「10ヤード飛距離が伸びた」話題の“AIスイング診断”を試してみた!
次世代レッスンの新ワード!※AD(アドレス)、HB(ハーフバック)、TP(トップ)、HD(ハーフダウン)、I M(インパクト)、HF(ハーフフォロー)

データ項目と数値に「赤い帯」がついているのが、いわゆる“赤点”の部分。理想のスイングと比較し「どこが、どうなっていて、どのくらいズレているか」などが表示されている。この直井さんのスイングデータをフェイズ(段階、局面)ごとに詳しく解説。香川コーチのレッスンを交えて修正点を明確にしていく。

前傾ライン(スイング中の前傾角度を数値化)

直井さんの前傾角度はほぼ理想値。ハーフフォローで少しだけ体が起き上がって赤点になってしまった(×写真)ので「もう少し前傾をキープし続ける」でオール理想値に。回転力もミート率もさらにアップします。

Chiyomi’s Lesson

前傾キープは、上体よりもお尻の位置がポイント。お尻が前に出ると骨盤の傾きが浅くなり上体が起き上がってしまいます。アドレス時のお尻の位置をハーフフォローまでキープしましょう。

センターポジション(スイング中の体重移動を数値化)

ハーフバックからインパクトまでマイナス数値が続く(右体重すぎ)スイングに(×写真)。バックスイングでは体重を右に乗せるのをやや抑え、切り返し以降は左にもっと体重移動する必要があることがわかります。

Chiyomi’s Lesson

トップまでに体重が右に乗りすぎてしまうのは体が右に流れているのが原因なので、体重を右股関節で受け止めてスエーを防ぎましょう(写真左)。インパクトに向けて体重が右に残ってしまうのは、左への踏み込みを強くしてください(写真右)。

センターライン(スイング中の肩の回転角度を数値化)

肩の回転角度はほぼ理想値でしたが、前傾ラインと同じくハーフフォローだけ赤点になりました。直井さんの「-18°」は、肩の回転に対して右肩が下がっています(×写真)。これは「肩は前傾角度どおりに回す」が修正ポイントになります。

Chiyomi’s Lesson

ゴルフは前傾角度をキープしてスイングします。しかし、前傾角度をキープしながら地面と平行に肩を回転させると正しい動きになりません。「前傾姿勢の背骨の角度に対して肩を平行に回転させる」が正しい動きになります。

ライトライン(スイング中の右腰の動きを数値化)レフトライン(スイング中の左腰の動きを数値化)

「10ヤード飛距離が伸びた」話題の“AIスイング診断”を試してみた!
ライトライン(写真上)、レフトライン(写真下)

ライトライン・レフトラインでは、赤点が数カ所出ました。数値は「°(」度)で測定され、アドレス時から腰の右側と左側がどのように動き回転しているかを数値化しています。

直井さんのライトラインは、アドレスからトップまでに腰の右側が右に移動しすぎて回転していて(×写真)、インパクトでは腰の右側が左への回転不足になっているため赤点判定に。レフトラインは、トップからインパクトにかけて腰の左側が左に移動できず、引けながら回転していることがわかります。

Chiyomi’s Lesson

直井さんの「ライトライン」は、腰の右側をスエーせずに回転すること。そして、インパクトにかけては腰の右側をもっと回す。「レフトライン」は、腰の左側を左に移動させて回転するのが修正点になります。

腰の左側が左に移動できずにうしろに引けて回るのを防ぐには、ダウンスイングのときにパンツの左ポケットにシワができるように、体重を左股関節で受け止めるウエイトシフトを行ないながら腰を回してください(○写真)。

ネックポジション(首元の動きを数値化)

ネックポジションは、首元と同時に頭を右に残した素晴らしいビハインド・ザ・ボールで打っていました(○写真)。全ポジション理想値です!

Chiyomi’s Lesson

赤点になってしまうケースは、頭が右に倒れたり、目標側に突っ込んだりするとき(×写真)。ネックポジションの数値によって、自分では気づきにくい頭の位置の悪さを自覚したら、理想値になるように意識するだけでスイングの軌道も入射角もよくなります。

「10ヤード飛距離が伸びた」話題の“AIスイング診断”を試してみた!
10ヤードもアップした!

スイング中の各フェイズの悪い点がわかり、その数値をもとに直した直井さんの飛距離は270ヤードまでアップ! 「AIGIAシステム」での診断、修正が楽しくて、撮影後、小1時間練習をしていった

詳しい情報はQRコードからCheck!

いかがでしたか? 短期上達の可能性を秘めた「AIGIAシステム」をぜひ、体験してみてください!

体験者 直井克敏さん
●なおい・かつとし/50歳。月に練習は2回、ラウンドは5回ほどで、熱心にゴルフを楽しむナイスミドル。平均スコアは80の後半。ドライバーの飛距離は260ヤード前後。

解説・レッスン AIGIA公認インストラクター講師 香川ちよみさん
●かがわ・ちよみ/広島県出身。中央学院大学ゴルフ部在籍時は、関東女子大学団体戦Aブロックで優勝。現在は「AIGIAシステム」を活用したレッスン活動を行なっている。

●問い合わせ/AIGIA ☎ 03-5473-3707 https://aigia.co.jp/

写真=田中宏幸

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