昭和時代のノスタルジックな空気が漂うレトロ喫茶やカフェ。令和のいま、そんなレトロ喫茶が若者を中心に注目を浴びています。喫茶店なのでスイーツや洋食などのさまざまなメニューがありますが、TABIZINEでは朝活にもぴったりのモーニングに着目。今回は、上野にある「喫茶 古城」のおすすめモーニングを紹介します。
上野の老舗高級喫茶「喫茶 古城」
「喫茶 古城」は、上野駅から徒歩5分程度の場所にある、昭和38年創業の老舗高級喫茶。入口はとても小さく、見逃してしまいそうなほど。この地下にお店があります。
モーニングは開店時間の8時から11時まで。表の看板を見ると、「ゴージャスな店内」と書かれています。かなり気になりますね。
さっそく階段を降りようと入口の前に立ってびっくり！ とても大きなステンドグラスが私を迎え入れてくれたのです。喫茶店の入口というだけなのに、このゴージャスさ。驚きです。
階段にもシャンデリアがあり、アンティークな雰囲気のライトも。店内がどうなっているのか断然気になってしまいます。
階段を降りていくと更なる驚きが……。
階段の下の踊り場にはまた大きなステンドグラスが飾ってあったのです。ステンドグラスには「ベルジュレ夫人 ブーシェ作」と書いてあります。
あまりにも素敵で見惚れていると、お店の女性が「このステンドグラスは全部オーナーのオーダーメイドなのよ」と教えてくれました。
店内のステンドグラスは全部このお店のためにあつらえたオーダーメイドなのだとか。古い画集から厳選したものをステンドグラスにしたそうです。
地下なのに地上のように明るい店内！
店内に入ると、地下で窓がない構造なのに、昼間のように明るいのです。写真だけなら地下だと言われないとわからないのではないでしょうか？
その明るさの理由は、お店の奥にある大きなステンドグラスなんです。お店の方曰く、「地下だと暗くなりがちだから、地上の明るさと変わらないように大きなステンドグラスを配置した」のだそう。素敵すぎる配慮です。
エレクトーンも置いてあったりと、喫茶店というよりはクラブのような雰囲気です。なぜかファラオが飾ってある個室のような座席もありました。おこもり感がありますよね。
もちろん、シャンデリアもありますよ。菱形のちょっと変わったタイプのシャンデリアです。
席もすべてベルベット張りのソファで、座り心地も満点でした。
「喫茶 古城」のモーニングのポイント
老舗高級喫茶らしくゴージャスな店内
地下を明るく照らすステンドグラスに注目！
ボリューム満点のモーニングセット
懐かしのベーコンエッグとトーストの組み合わせ
モーニングメニューは、トースト1枚、ハム、目玉焼き、サラダの「Aモーニング」（税込1,050円）、トースト1枚、ゆで卵、サラダの「Bモーニング」（税込950円）、ハムサンドの「Cモーニング」（税込950円）、トースト1枚の「Fモーニング」（税込900円）の4種類。セットにはコーヒー、紅茶から選べるドリンクがついています。
筆者はハムサンドの「Cモーニング」を注文したかったのですが、あいにくサンドイッチ用のパンが間に合っていないということで、「Aモーニング」にホットコーヒーをチョイスしました。
しばらくすると、「Aモーニング」が到着。白いお皿に盛られた感じが、高級感を漂わせていますね。
半熟の目玉焼きに、半分に切ったハム、そしてドレッシングがかかったサラダとトマトがワンプレートになっています。
目玉焼きにナイフを入れると、黄身がとろ〜と流れ出てきます。とてもいい感じの半熟具合です。
トーストは8枚切りくらいの厚さ。こんがりときつね色に焼かれていて、バターがたっぷり塗られています。
せっかくなので、トーストにハムと目玉焼きをのせていただきます！ 簡単なハムエッグトーストですね。パンが薄切りなので食べやすく、あっという間に完食。
セットのコーヒーも、高級感漂うカップ＆ソーサーに入っていました。レトロとはまた違った雰囲気の店内でゆっくりモーニングをいただきました。
自慢のホットケーキセットもおすすめ！
地下の隠れ家といった雰囲気の「喫茶 古城」。地下にありながら外にいるように明るい店内にしたい、というオーナーの思いから美しいステンドグラスが散りばめられた店内は、一見の価値あり。
今回はモーニングを紹介しましたが、実はホットケーキが人気とのこと。帰り際に、「今度来るときはホットケーキを注文してくださいね」と、笑顔でお店の方が見送ってくださいました。
喫茶 古城
東京都台東区東上野3-39-10 光和ビルB1
営業時間：8:00〜20:00
定休日：日曜、祝日
[All Photos By Kaori Simon]
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