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箱入り娘でも旅がしたい!ブラリ旅の第一歩はフランス第二都市リヨン(Lyon)がおすすめ

  • 2024.8.29

身軽なバックパックが大好きな社会人2年目の旅人Renaです!

元々持病のてんかんもあり、学生時代は水泳や持久走とは無縁、移動は基本親の送り迎え……生粋の箱入り娘でした。「これからはすべて自分の目で確かめる」をモットーに現在は猪突猛進の日々を送っています。

さて、今回紹介するのは箱入り娘の旅、第一歩にふさわしい「フランスのリヨン」です。当時はTOEIC425点、フランス語検定3級で語学は聞こえるけど話せない典型例。

それでもJapan Touchと呼ばれるイベントが開催されるほど日本の文化や人柄を愛してくれるこの都市に出会い「日本を愛してくれる世界のことをもっと知りたい」「日本のことをもっと愛したい」と第二の人生が始まりました。

リヨンの中でも土日祝、時間問わず開いており、語学力が伸びるきっかけにもなった思い出の場所3つを紹介します。

ノートルダム大聖堂(Notre-Dame de Fourvière)

Lyonのノートルダムはロープウェイを使って探索可能

「ノートルダム大聖堂」って燃えたのでは?と思う方もいるでしょう。

実はフランスにはパリの他にもノートルダム大聖堂が各所に存在します。特にリヨンのノートルダム大聖堂は建物内だけではなく天使の像や展望台からの絶景も見どころ。初日の出スポットとして一推しです。

正直ここに来るまで、私は神社仏閣含め建物や宗教に深い関心がありませんでした。そんな私でもリヨンのノートルダム大聖堂は入った瞬間圧倒されて、涙が出るほどの荘厳さでした。世界史に興味が芽生えた瞬間でした。

心が奮え、建物内の隅々まで知りたいと、読めない単語はその場で調べ、その日だけでも4時間は滞在したのを鮮明に覚えています。ある種の恋に落ちる体験を人生で初めてしました。

ブション(Bouchon)

リヨン特有の大衆ビストロでは、約15€くらいからのお値段で郷土料理をフルコースで堪能できます。

大衆ビストロの中はフレンドリーで活気のある雰囲気に包まれています。

特に伝統的な料理を提供しているLyon公認のマークを持つLe Laurencin(ル・ローランサン)は23時30分まで営業しているのも魅力の一つ。

夜まで食事と交流を楽しみたい方へピッタリの場所です。語学学校や大学で覚えたてのフランス語はこのお店でアウトプットし、日々の成長を実感しました。

学校以外の第三の居場所として素敵な人が集まるお気に入りのお店を見つけると学習がより一層捗ります。

蚤の市(Marche de puce)

フランスは日曜日、お店のほとんどが閉まってしまうのですが、蚤の市は日曜日も開いています。賑わう蚤の市で過ごす休日は最高です。

終了時間が近くなると値引きがあったり、割引交渉ができたり、モノの歴史を語ってくれる方がいたり……とにかく通いたくなる場所です。商品だけでなく出品しているお店も常に移り変わる一過性も魅力の一つ。

「一期一会のアンティークと出会いたい」「前の持ち主さんの想いを受け継ぎたい」……アンティークならではの味わいがここにあります。

私にとって蚤の市は値段交渉をするために「フランス語を覚えたい!」と目標ができたきっかけの場所でもあります。

蚤の市では、値段交渉をすると売り手は「この商品にはこういう歴史があって、だから値段がついている」とより商品の魅力を語ってくれます。その話を聞くのが何より楽しく、フランス語を覚えたいとなったのです。

ただ、お話を聞くのが楽しく、その幸せな時間を含めてつい元値で買ってしまうことも(笑)

じつは本記事のサムネイルの写真は、この蚤の市で12€から6€までおまけしてもらい購入した思い出の品です。

自立を目標にした旅は「何らかの気付きを迎えに行く日々」になった

自分の中の判断基準や審美眼を常に養い、更新することが旅の醍醐味だと私は思います。

「目標を決めてから行動しないと時間の無駄。意味がない。」と言われたことはありませんか?それは、真実でしょうか?

私の場合は反対でした。目標がふわっとしているときこそすべてに惹かれ、吸収したくなるのです。「これだ!」と決めつけてしまうと本命以外を後回しにするためむしろ旅を楽しめなかったと思います。

旅で出会ったモノや人に感銘を受けて「このために私は旅をしているのかもしれない」と分かってからでも寄り道する、すべてを楽しむ余裕がある方は旅人向きだと思うのです。

それは海外旅行に限らず、日本でも同じ。今住んでいる地域を少し冒険するだけでも何かが変わるはずです。

だからこそ私は日本に帰国した今も、仕事帰りも、いつだってブラリ旅がやめられません。

新しい“何か”や既にある“何か”から見出す気付きを、辛いことや謀殺されそうな日を、楽しさで上書きするために迎えに行きたくなるのです。

All photos by Amano Rena

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