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逆光でボールが見えないよ……。太陽がまぶしいときは練習をやめるべき?

  • 2024.8.29

いざ練習しようと打席に入っても、太陽がまぶしく打ちにくいと感じたことはありませんでしょうか。逆光時の練習では「ボールが見づらい」「ミスショットがでやすい」といったデメリットも少なくありません。今回は逆光が練習に及ぼす影響と、ボールが見づらい場合におすすめの練習方法をお伝えします。

◆練習にもたらす影響は主に3つ

逆光時に起こり得る影響は、主に以下の3つに分けられます。

まず、ボールの行方がわからなくなることが挙げられます。逆光は、太陽が低い位置にある早朝や夕方に発生しやすい現象です。視線と太陽光が重なると、ボールが見えづらくなり、「打ち出し方向がつかめない」「曲がり具合がわからない」「飛距離が確認できない」など、練習としての効果が半減する状況が続くことがあります。

次に、ミスショットが多くなる可能性もあります。太陽光の影響で、ボールや目標との距離感がつかみにくくなることがあり、ボールの影が伸びて位置がずれて見えたり、太陽光が気になってスイング中に体が止まったりすることも逆光の影響です。個人差はありますが、目標との距離感が不明瞭なことで、正確なアドレスが取りにくくなる場合もあります。

最後に、目に対するストレスが大きいことも問題です。太陽光が目に直接入ると、まぶしさで視界がぼやけるだけでなく、紫外線による目のダメージも蓄積されます。目が疲れると、ボールや目標との距離感が狂いやすくなり、練習の質が低下することも考えられます。

◆逆光時はアプローチやタイミングをつかむ練習に集中する

前述のようなデメリットが多いため、逆光時の練習は避けたほうが良い場合もありますが、時間に余裕のある方は練習のタイミングを変更することも考えられます。ただし、その日にどうしても練習したい場合には、普段とは違う角度から考えた練習方法を取り入れるのも良いでしょう。

逆光時の練習としては、まずアプローチ練習が効果的です。特にランニングアプローチがおすすめです。ロフトのあるクラブでは、フェースに光が反射して見づらくなることがありますが、ランニングアプローチならフェースが立った状態で打てるため、反射をあまり気にせず練習できます。目標との距離も比較的近く設定でき、ボールの転がりをしっかりと確認しながら練習できる点が魅力です。

もう一つの方法として、コースを想定した逆光時の練習もあります。コースでも逆光に遭遇する可能性があるため、その対策として、あえてボールの行方を見ずに目の前の目標に向かって打つ、または必要以上に力を入れないスイング練習を行うことで、同じ場面に遭遇しても練習通りに打てる自信がつきます。また、スイングバランスが崩れがちな方にとっても、力まずにフィニッシュを取る「タイミングをつかむ練習」として効果的です。

◆練習する際は目や肌のケアも大事

練習場に着いたら、太陽光の影響を受けにくい打席を選ぶのも一つの方法です。打席数が多い練習場では、正面を避け、左右に角度をずらすだけでも目への影響を軽減できます。

また、練習の際には紫外線対策も忘れずに行いましょう。目の保護にはサングラス、日焼け防止には帽子や日焼け止めを使用するなど、逆光時の対策を行うことで、体の疲れ防止や目や肌のケアにもつながります。快適に集中できるよう、体のケアにも気を配って練習に臨んでください。

取材・文/夢書房

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