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「本当によかった」 カヌーに乗っていたら迷子犬を見つけて?

  • 2024.8.30

カヌーやボートに乗って世界中を旅している、トム・ハドソン(whatintheworld_tom)さん。

美しい大自然の中で冒険を楽しむ様子をSNSで紹介しています。

川岸で動けなくなっていたのは?

2024年8月、トムさんはカヌーに乗ってカナダを巡る旅を始めます。

静かな川をカヌーで下っていた彼は、どこからか小さな鳴き声が聞こえてくるのに気が付きました。

カナダにはビーバーやクマなどさまざまな野生動物が生息していますが、トムさんが見つけたのはそのどれでもありません。

川岸にいたのは…犬。体の半分がぬかるみにはまって動けなくなっていたのです。

トムさんはすぐに川岸へ向かい、犬に「大丈夫かい。動けないんだね」と優しく声をかけながら近付きます。

大きな犬をもち上げようとして「きみも手伝っておくれ」といいますが、犬は後ろ脚で立てないほど弱っていました。

なんとかして犬を引っ張り上げて、カヌーに乗せることに成功。

そこから一番近いドックまで移動して、犬の飼い主を探すことにします。

トムさんはドックの近くの家を訪ね、住人の男性に「カヌーに乗っていたら泥にはまっている犬を見つけたんです。あなたの犬じゃないかと思って」と伝えると、男性は「白い犬ですか?」と返答。

それは男性の愛犬であるアイビーちゃんだったのです。

アイビーちゃんは14歳の高齢犬なのだそう。

2日前から姿が見えなくなり、飼い主さんは家の周りを必死で探したそうですが、見つからなかったといいます。

アイビーちゃんが発見されたのは、川からは見えますが、土手のほうからは見えにくい場所だったからです。

見つかった時は疲れ切っていたアイビーちゃんは少しずつ元気を取り戻し、翌日には歩けるようになったとのこと。

動画には「あなたがいてくれてよかった」「心が温かくなったよ」「きみは大人の男である俺を嬉し泣きさせた」などの声が上がっています。

カヌーに乗せてもらった後、鳴くこともできないくらい弱っているアイビーちゃんを見て、トムさんは「ずっと鳴いていたからもう声が出ないんだな」といっていました。

もし、トムさんが通りかからなかったら、アイビーちゃんはあの場所で力尽きていたかもしれません。

アイビーちゃんが優しいトムさんに見つけてもらえて、本当によかったですね。

[文・構成/grape編集部]

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