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コンペや競技でスコアをつけるのは誰?知っておかないとマズいスコアカードの記入ルールとは

  • 2024.8.29

「そろそろコンペや競技ゴルフに挑戦したい」と思っていても、プライベートゴルフとは異なり、競技ゴルフでは同伴競技者のスコアを記入するという責任が伴います。知識が不足していると、思わぬミスで大きな影響を与えることもあります。競技ゴルフで気をつけなければならないスコアのつけ方について、詳しく見ていきましょう。

◆1ホールごとにスコアを確認! 競技ゴルフでは選手兼マーカーの役割を果たす

プライベートゴルフとの大きな違いは、競技では自分のスコアを同伴競技者が記入する「マーカー」制度があること。競技参加者は自分のプレーに集中しながらも、担当する選手のスコア管理をしっかり行うマーカーの役割を果たさなければなりません。

競技ゴルフでは1打の間違いが勝敗を左右してしまうため、プレーヤー以外の同伴者がスコアを記入します。その後プレーヤー自身がスコアにチェックをして確定させることになっているのです。このダブルチェックの機能は記入ミスや不正を防ぐために重要な役割を果たしています。

通常、3人組の場合、AさんのマーカーをBさんが行い、BさんはCさん、CさんはAさんというように決まります。BさんがAさんのスコアカードにスコアを記録することになります。もちろん自分自身のスコアを記入しておくこともできますが、間違いが起きないように提出時には切り離しておく必要があります。

競技中は、担当選手のボールの行方やショットをよく確認する必要があります。OBやウォーターハザードに入ったり、ミスで打数が増えた際には、スコアの認識にズレが生じないよう注意が必要です。毎ホール終了後にスコアを確認し、万が一、認識が異なる場合でも、プレー直後であれば他の同伴競技者に確認することができます。

スコア確認の際は、「いくつでしたか?」と尋ねるのではなく、自分が確認したうえで「4ですよね」と確かめるのがベストです。また、「ボギー」や「ダボ」ではなく、必ず数字で確認することが重要です。競技では、通常パー5のホールがパー4に変更される場合があるため、正確な数字での確認が不可欠です。さらに、「5」と「6」、「3」と「8」など見間違いしやすい数字もあるため、丁寧に読みやすく書くことも大切です。

過少申告が発覚すると、担当選手が失格やペナルティを受ける可能性があります。トータルスコアが合っていても、どこかのホールで過少申告があった場合、ペナルティが科せられることになります。最終的にスコアカードを提出するのは選手自身であるため、マーカーに責任はありませんが、マーカーとしての責任を感じることになるでしょう。自分のプレーに集中しつつも、担当選手のスコア管理には慎重に取り組む必要があります。

◆ホールアウト後はアテストエリアでスコアのチェックをしあう

その日の最終ホールをホールアウトしたら、同組の競技者全員がアテストエリアに移動します。アテストエリアは、スコアの確認とスコアカードの提出を行う場所です。

ここで担当選手のスコアを確認し、マーカー欄に自分の署名を行います。その後、スコアカードを担当選手に渡し、選手が署名をして問題がなければ、アテスト係に提出します。受理されればラウンド終了です。

マーカーによる記入ミスとして、過少申告や署名忘れ、他のホールのスコアを誤って記入してしまうこと、自分(マーカー)のスコアを書いてしまうことなど、さまざまなミスが考えられます。ただ、アテストの際に選手がマーカーに訂正を依頼すれば問題はありません。しかし、誤ったスコアカードがそのまま受理されてしまうと、失格やペナルティが科せられることになります。スコア提出後にアテストエリアを離れてしまうと修正ができないため、注意が必要です。

プライベートゴルフとは異なり、競技ゴルフではスコアカードの役割が非常に重要です。また、競技の雰囲気も違うため、最初は戸惑うかもしれませんが、これを乗り越えることで、コンペや競技ゴルフの新たな楽しみ方を見つけることができるでしょう。

取材・文/夢書房

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