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【子どもと楽しむイタリア旅行】トイレ問題、驚きの離乳食、知られざるベビー服……最新おみやげ事情

  • 2024.8.29

ドイツ・デュッセルドルフ在住のフリーアナウンサー小山瑶さんが、現地で暮らすからこそ得られるディープで旬な情報を教えてくれる連載。アナウンサーそしてジャーナリストとしての視点を交え、ドイツの情報をいろんな角度からお届け。今回は初の子連れでの2週間のバケーション模様が到着。酷暑を乗り越えるtipsからイタリアのオススメのおみやげも紹介してくださいました。

フリーアナウンサー 小山瑶の海外生活 in Germany

Epi.35「初めての子連れ旅行、万全な暑さ対策、可愛いベビーブランド紹介、おみやげ購入品公開!」

我が家は2週間のバカンスが終わり、先週から通常モードに戻りました。秋めいてきたドイツの空を見ると、今年の夏も終わりかと寂しく感じるこのごろです。娘は8カ月になり、すくすく元気に育ってくれています。今回のバケーションでは、日本への一時帰国をのぞいて初めての子連れ旅行を経験しました。ある意味、度胸がついたのではと思っているのですが、家族みんなで成長していると感じています。旅行先はオーストリアとイタリア。動きたがる時期にさしかかった娘とともに、子連れフライトもハードモードに。今回はそんな旅行で学んだ我が家流の過ごし方や旅行先の選び方など、旅行に役立つtipsをお伝えできればと思っています。今回はイタリアを旅した経験をつづっていきます!

「初めての子連れフライト」耳抜きや飛行機内でのオススメの過ごし方

ローマの空港内のキッズエリア。1歳以上の子どもが対象ですが、こうした場所があるだけでも待機時間の長いフライト前は助かりますよね。

娘を連れての旅行は日本への一時帰国をのぞくと初めて。一時日本へ帰国した際は、生後3カ月で寝てばかりだったということもあり、日本への13時間フライトのうち10時間は寝てくれたのでとても楽だったのですが……。8カ月になった今、お昼寝も少なくアクティブに。元気なことは嬉しいのですが、5時間以上のフライト時間はパパママの体力を考慮し、旅先は住んでいるドイツの隣国・オーストリアとイタリアのローマにしました。
 
【旅行先決定のポイント】
1.フライト時間が最長3時間
2.ベビー用品を現地調達できるか(薬局やスーパーが近くにあるか)
3.治安がよいか、ベビーカーで移動できるか(国によっては階段が多い場所もあるので、それらはのぞく)

抱っこ紐で固定した上から子ども用のシートベルトをつける形で離着陸時は固定するスタイル。

日本もそうですが、ヨーロッパの航空会社も子どもにとても優しく、耳抜きの呼びかけや飲み物や遊び道具(今回はお絵かきセットでした)の提供まであるフライトもありました。我が家のベビーカーは機内持ち込みができるサイズではないので、持ち込みをしない代わりに乗る直前までベビーカーに乗せ、乗り口付近にベビーカーを畳んで預けるという形を取りました。

「子どもの熱中症予防術」ローマでの暑さ対策について

ドイツに住んでいると夏の暑さをすっかり忘れてしまいます。日本では40℃近い酷暑が続きますが、ドイツは暑くて30℃。湿度も低いのでジメジメベタベタした印象はなく、そのうえ夏特有の暑さを感じるのは30日もありません。そのため国内のエアコン設置率は15%以下。家のつくりも夏は涼しく冬は暖かく保てるような設計になっていて、エアコンがなくても快適に過ごすことができます。

ベビーカーには扇風機と日よけカバー、その上から濡らした白い布を被せ、とくに熱くなる背中にはひんやりシートを付けていました。日差しの強い日向は避けて日陰を歩くようにしました。

この環境で過ごしていると、すっかり暑さに弱くなってしまいました。オーストリアはドイツとさほど変わりはなかったのですが、ローマは暑く、一日中30℃以上という日が続きました。
 
そんななかで気を付けなければなかったのは、ベビーカー内の熱中症対策でした。5泊6日の旅行中も後も娘はとくに体調を崩すこともなかったので本当に安心しました。我が家流の熱中症対策のポイントは、ベビーカー内の温度をなるべく下げてあげること。
 
【熱中症対策のポイント】
1.扇風機、背中ひんやりシート、日よけカバーを設置
2.大きな布(スカーフなどの通気性のよいもの)でベビーカーを覆う
※布を各水場で濡らし、常にベビーカーに被せておくと布の水が蒸発すると同時にベビーカー内にひんやり空間を作ることができる
3.保冷バッグ持参(凍らせたペットボトル、おしりふき、離乳食を入れるため)

常に持ち歩いていたのは、保冷バッグ。これは本当に持参してよかったなと強く感じました。中にはペットボトルを凍らせたもの、保冷剤、おしりふきを入れていました。離乳食もこの中に入れて、腐らないように対策。

こちらが完成系です。日差しが強いヨーロッパでは西日でさえも強く、子どもと共にこまめな水分、日焼け止めを塗るように心がけていました。
 

「おむつ交換は場所を探すのにひと苦労」ローマのトイレ事情

ローマではおむつ替え室や授乳室などがないので注意が必要です。唯一見つけたのがデパートRINASCENTEのトイレでした。広いトイレの手洗い場にオムツ台があるだけ。とくにそれ以外のものは置いてありませんでした。

簡易なオムツ台をみると、日本のホスピタリティの高さに感心します。

「生後7カ月でオリーブオイルやパルミジャーノチーズが」イタリアの離乳食

驚くべきは、離乳食の種類。うさぎ肉やチーズ、プロシュートに七面鳥……。果たして美味しいのか分かりませんが、パッケージのリアルさにびっくりしました。
 
イタリアの離乳食事情は面白く、なんと生後7カ月ごろからオリーブオイルやパルミジャーノチーズを加えるそうです。オリーブオイルは母乳に成分が似ているとも言われていて、イタリア料理には豊富に使われています。さらに他のオイルと比べて消化もいいため離乳食にも早めに用いられるんだとか。THE イタリアを感じさせる離乳食事情に驚きました。

子どものころから食の英才教育……! イタリアらしいラインナップに大人もびっくり。

離乳食の定番の果物ピューレは、1.2€ほど。チューブになっていてササッと口に入れてあげられるので、とても楽ちんです。

ホテルでの食事の様子。椅子に座らせて慎重にあげてます。食中毒防止のためにもスポンジと洗剤を持参し、衛生面は万全の対策を講じました。

よく食べさせていた小松菜やにんじんなどが入った野菜の離乳食。イタリア語は読めないので、完全にパケ買いです。量はひと瓶100gとちょうどいい量で持ち運びもしやすく便利でした。

「made in ITALYのよさ」色鮮やかで可愛い!ベビー服ブランドの宝庫

ヨーロッパにいると、色づかいや装飾が施された大人顔負けのベビー服の可愛さに圧倒されます。「おみやげにベビー服」なんていうのも旅行の楽しみ方として増えました。フランスのプチバトーやjacadi は日本でも知られていますが、意外と知られていないイタリアのブランドも可愛いんです!

MC2 Saint Barthのベビー部門。イタリア発祥でカリブ海のセントバーツ島から影響を受けた、ビーチウェアを中心に取り扱うブランドです。

trudiのぬいぐるみ。イタリアの子どもの人形やおもちゃを取り扱っています。まだまだ日本には出回っていないレア物です。

他にもオススメしたいブランドがたくさんありますが、とくに目をひくのがMONNALISAIl Gufo。可愛らしいフリルのお洋服からシックなドレスまで、幅広いアイテム展開に、見ている大人もワクワクします。

「気に入ったものだけ買うと決めています」最新イタリアおみやげ事情

また、大人向けの旅のおみやげについてももちろんチェックしてきました。私たちは旅行の際、「気に入ったものだけを買う」として、あえて制限をかけることでおみやげに思い出が色濃く残る(?)ように決めています。

MARVISの歯磨き粉は普段から愛用しているので、ドイツより安いローマで5€ほどで購入。ICHENDORF MILANOという、ドイツ発祥でイタリアにアトリエを構えているおしゃれなグラスもGETしました。
 
あとは食材。イタリア料理が大好きな彼は、家でも料理をするのでその食材調達をしていました。シェフみたいですね……。MANCINIは高級パスタで有名で、彼はこれだけは絶対に買う! と豪語していたので夢が叶ったようでよかったです。日本では1袋¥1,000以上するパスタですが、パスタ王国イタリアでは半額以下で入手できました。ヨーロッパは訪れるたびに魅力が増し、心惹かれるもので溢れています。今回紹介しきれなかった素敵なブランド食器など、あらゆるオススメ品を引き続き紹介できたらと思いますので、ぜひ次回もお楽しみに!
 
実は最近、YouTubeチャンネル【HarukaMom_in_Germany ドイツ在住ママ】を開設しました。ぜひチャンネル登録していただけると嬉しいです♡
 
Grazie!!!

text : HARUKA KOYAMA

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