再就職から3年。夫がまた口にした「仕事やめてもいい？」

気に入らないことがあるとすぐに「離婚」と言っては、翌日に何事もなかったかのように帰ってきていた夫。今度もいつものことかと思っていたら、「隣県に住む家も決まっている」「明後日には布団持って行く」「とりあえず40万円くれればいい」ってどういうこと⁉

結婚して10年、子どもが生まれて8年。3度も無職となった夫を支えてきていた妻カナコさんさんや可愛い息子を置いて出ていこうと、嬉々として準備をする夫。一緒に過ごしてきた時間は何だったのでしょうか？身勝手な夫に振り回され続けた妻の、不安と葛藤の日々をご紹介します。

※本記事は黒田カナコ著の書籍『無職の夫に捨てられました』から一部抜粋・編集しました。

実は夫が無職になるのは一度や二度ではなく、なんと三度目！ 最初に無職になった時は、何ヶ月も家でゴロゴロするだけの夫に苛立ちをつのらせましたが、ようやく再就職が決まり一安心。ところが平和な日々もつかの間、二度目の無職になる日が訪れて…。

再就職してしばらく経ったころ、再び「仕事を辞めたい」と言い出した夫。転職先はすぐに見つかりましたが、試用期間でまさかのクビ！ とうとう傷病手当金も雇用保険もない、正真正銘「完全無収入の無職」という状態に陥ってしまいました…。

「給料を上げるために転職したい」と言って会社を辞めたはずですが、職探しをする気配はゼロ。家族がいながら、いい加減な言動で転職を繰り返す夫、あなたは信じることができますか？

著＝黒田カナコ／『無職の夫に捨てられました』