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職場がパニックに… 会社にも友人にも迷惑をかけた「社内不倫の末路」

  • 2024.8.28

愛佳さん(仮名・34歳)は、会社の後輩の吉岡さん(仮名)から彼女への誕生日プレゼントの相談を受けたことをきっかけに、不倫関係に。ある日のホテル帰り、夫に「どこに行っていた?」と急に尋ねられ、友人である友里さん(仮名)の名前を出してごまかしたそう。すると、友里さん夫婦との食事会をセッティングする流れになってしまいました。嘘が大きくなっていくなか、状況はどうなっていったのでしょう。

地獄の食事会

「友里夫婦との4人での食事会は、和食のダイニングでおこなわれました。久しぶりの再会となりますが、以前に夫には“友里と会っていた”と嘘をついています。なので、久しぶり感を出さないよう、言葉を選んで話しました。
話が噛み合わなくなりそうなときは、瞬時に別の話題を提供し、なんとか乗り切っていきました。食事に手をつける余裕などありませんでしたね。気が休まる時間がなく、とにかく疲れました」

不倫相手の彼女にまで…

「食事会を滞りなく終わらせた翌日、職場で吉岡くんが言いました。“彼女に関係がバレたかもしれない”と。LINEを見られてしまったというのです。
一難去ってまた一難。勘弁してよ…という感じでした。私は、“早めに別れたほうがいいかもしれない”と伝えました。“一度相手を疑ってしまうと、なかなか改善されるものではない”ともっともらしい理由で。
正直、これ以上災いの種を抱えたくはありませんでした。危険分子は早めに摘み取っておきたかったので、別れをすすめたんです。ところが、それからほどなくして事件が起きてしまいました」

会社内がパニックに

「外出先からオフィスに戻ったとき、受付に女性がいて、話し込んでいる様子が目に入りました。そのときに女性の足もとを見て、見覚えのあるサンダルを履いているな…と思いました。
そう、吉岡くんに彼女のプレゼントとしてすすめたサンダルです。すぐにその場を立ち去ろうとしましたが、女性が私に気づきました。“あっ!”と声を上げ、私の前へ。やはり吉岡くんの彼女のよう。既婚者である私に彼氏を奪われ、怒りに任せて乗り込んできたのです。
私は彼女をなだめようとしましたが、受付の女性が上司に内線を入れてしまいました。予期せぬ来客に、社内は騒然。業務が一時中断してしまいました」

不倫による甚大な被害

「吉岡くんが彼女の対応にあたり、怒りをおさめて帰ってもらいましたが、その後に私たちは上司に呼び出されました。事実確認をされ、不倫発覚。
大ごとになってしまったことで、夫の耳に入るのも時間の問題と判断した私は、自分から夫にすべてを告白しました。夫は怒りというよりは、“何やってんだよ”とあきれた様子でした。
さらに、不倫の事実が友里夫婦にも伝わりました。私が嘘をついていたことが誤解を呼び、友里は夫から不倫の片棒を担いていたのではないかと疑われてしまったそう。一時、夫婦の危機に瀕したようですが、なんとか持ち直したそうです。
ですが、私たち夫婦は離婚。会社も離れました。吉岡くんもしばらくして退職したそうです。今思い返すと、最初に夫に嘘をついたことが、大きな被害を生む原因となったような気がします」

“不倫により友人夫婦を巻き込んでしまった妻の告白”をご紹介しました。
嘘が嘘を呼び、甚大な被害をもたらしたケースですが、勘違いしてはいけないのは、そもそもの原因は不倫をしたことです。その考えを改めなければ、再び災いが襲いかかる可能性は否定できないでしょう。
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文・塚田牧夫

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