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無断で娘を連れ去られ「もう伯母じゃない」実の姉に敵意を抱く|家族なんていらない

  • 2024.8.28

このお話は、産後間もない主人公・小梅と、家族をないがしろにする夫・靖(やすし)の物語。靖の不倫騒動を含む、人の欲深さや身勝手さが描かれています。靖との離婚を条件に、姉・咲良の新居に踏み込む小梅。ギャン泣きする娘・麦ちゃんの姿を発見し、数時間ぶりに抱きしめることができました。勝手に連れ去ったことを反省もせずため息をつく咲良に、小梅は敵意をあらわにします。紙屋束実(@kamiya.tsukami)さんによる『家族なんていらない』第55話をごらんください。

©kamiya.tsukami
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ほんの数時間でも、母親と離された赤ちゃんは、恐怖や不安でいっぱいになるのではないでしょうか。麦ちゃんの感じた恐怖を思うと、胸が締め付けられます。

自分勝手すぎる咲良を、姉ではなく靖の不倫相手とみなした小梅は、拒絶の意思を示します。果たして咲良が麦ちゃんを連れ去ったのは、いったい何が目的だったのでしょうか…。

幸せを守るため、家族との絶縁が必要なことも

©kamiya.tsukami
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このお話の主人公・小梅は、娘が生まれてからも家族を大切にしない夫・靖へのイラ立ちを感じていました。いつまでも自分勝手な靖との夫婦仲が悪化する中、突如として靖の不倫疑惑が浮上。しかも、その相手は小梅の実の家族である姉だったのです…。

出産・育児に追われる中で起きる家族間トラブル。小梅は物語の中で、周囲の人の身勝手すぎる本性を目の当たりにしていきます。しかし、信じていた家族から裏切られる一方、家族以上に信頼を寄せる友人たちの大切さに気づくことができました。

家族という近しい関係性の人と距離を取るのは勇気が必要ではありますが、自分を傷つけてくる相手とは距離を置く選択も忘れてはいけません。自分にとって本当に大切な人と幸せに生きていくために、周囲の人の本質を見極める重要性を考えさせられる作品です。

著者:NAKAMA

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