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「超ブサイク」私の彼氏をバカにする同僚女。ところが後日、いきなり彼を口説き始め!?

  • 2024.8.29

私は26歳の会社員。職場はアットホームで仲良しの同僚もいます。ただ、唯一厄介な存在が。同期のA子は入社当時から私をライバル視しているようで、こちらがどれだけ歩み寄ってもかみつかれてしまいます。そして、お付き合いして4年目の彼とのデート中に……!?

私の彼氏にA子は…

やっときた週末。彼と楽しく買い物をしていると……休みの日に会いたくない人が目の前に現れました。それは同僚のA子。「あれ? あんたもこんなオシャレなお店に来るんだ?」といつものように嫌味を言ってきます。「知り合い?」と尋ねる彼。そんな彼を、A子は上から下までなめまわすように見ています。

そして、「いつも彼女がお世話になっています」と丁寧に挨拶した彼に対し、こんな発言をしたのです!

「このもっさいオタクが彼氏? 瓶底メガネって、今どきだっさー」

はぁ? 私はブチ切れました。

「彼に謝って! 失礼極まりないわ!」

しかしA子は聞く耳を持たず。「だって本当のことだし~。ブサイク男とデート、楽しんでね~」と、手をヒラヒラさせてどこかに行ってしまいました。

「ああもう、ムカつく!」と私は激怒しましたが、彼は「僕は気にしていないから。とんでもないキャラの同僚できみも大変そうだけどね……」と私の心配をしてくれます。

彼の人柄に惚れ直し、この日はそれで終了したのですが……。

イケメン社長を狙うA子

数日後、私は新規プロジェクトの説明をするため、前々から取引のある会社にやって来ました。しかし、何と受付で、A子に遭遇してしまったのです!

「何であんたが……」と引き気味の私に、「広報の資料を届けに来たんだよね~」とA子。会話をしたくなかったので冷たくあしらったのですが、A子は必要以上に話しかけてきます。

「さっきさ、ここの社員の子たちが話していたんだけど。ここの社長、かなりのイケメンらしいの。公式サイトでチェックしようかな~。モサい彼がいるあんたと違って、私にはイケメン社長クラスの彼氏がピッタリでしょ!」と、ここでもマウンティング。

すると、その場がざわつき始め、「お疲れ様です社長!」という声が聞こえました。視線をやると、「社長」と呼ばれた人がこちらに近づいてきます。それを見たA子は、目を輝かせて社長に突進。

「社長さんですか? 初めまして。私、お取引でお世話になっている会社の者です。とっても素敵ですね♡」

あろうことか受付エントランスで、社長を口説き始めました。

初対面じゃないよ?

周囲の注目が集まる中、「イケメン社長さん」はA子に答えます。

「あれ、初めましてじゃないですよ? 僕のことを覚えていませんか?」

A子は目をぱちくり。「ええ~、それってぇ~、定番の口説き文句ですか?」

一方の彼はニッコリ笑顔。

「いやいや、僕のこと、もっさいオタクだって笑っていたじゃないですか」

そう、その通り。この会社の社長さんとは、私の彼なのです!

会社では髪をジェルでセットし、コンタクトレンズを使用している彼。しかしそれは完全に表向きの姿で、普段は髪をおろした眼鏡男子なのです。私は、そんな自然体の彼も大好きですし、何よりやさしくて誠実なところにひかれたので、どちらでも構わないのですが。

ここまできても、A子は気づいていない様子。

「そんな失礼なことを私が言うはずないですよぉ。誤解を解くためにも、今度私とデートしません?」

イケメン社長はA子に一喝

彼は、コホンとせき払いをしてネクタイを整え、A子に言いました。

「デート? 仕事中にいきなりアピールとは非常識ですね。そもそも、僕には大切な人がいるので無理です。そして、その大切な人にひどい態度を取るあなたとはもっと無理。御社にも、あなたの言動は報告させていただきます」

「えぇ~!? あのブサイク彼氏がこのイケメン社長ってこと? ち、ちょっと待ってぇ~」

A子は驚いて絶叫し、さらに周囲の注目を集めます。その後、取引先に迷惑をかけたことが会社に報告されました。こうしてA子は総務部から厳重注意を受けるはめに。そして、社内で白い目で見られることに耐えきれず、辞職していきました。

私はといえば、その後、彼からプロポーズを受け数カ月後には入籍予定! 嫌味な同期もいなくなり、仕事も順調で、幸せを満喫しています。


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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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