1. トップ
  2. おでかけ
  3. フランスの日常風景は街が危険な証拠!?→日本人には恐ろし過ぎてビクビクしちゃう…【フランスは今日も平常運転(4)】

フランスの日常風景は街が危険な証拠!?→日本人には恐ろし過ぎてビクビクしちゃう…【フランスは今日も平常運転(4)】

  • 2024.8.28

<フランスの日常風景は街が危険な証拠!?→日本人には恐ろし過ぎてビクビクしちゃう…>フランスは今日も平常運転[#4]

私が、本場フランスでパンの勉強をする為に初めて降り立ったフランスの空港。
当然ですが、周りから日本語は一切聞こえず、聞こえてくるのはフランス語か英語のみ。

これから始まる新生活に期待半分、不安半分の複雑な心持ちを味わっていました。
そんな気持ちの中、入国審査を通過して荷物を受け取るとき、ふと辺りを見回すが男性2人が銃を持って歩き回っていたのです!

それも片手におさまるような小型の銃ではなくいわゆるマシンガンのような大型の銃で、警察と思われる男性が両腕で抱えているその大きな銃から醸し出される独特の圧は、私が日本では感じた事のないものでした。

彼らがその場を立ち去った後も、人生で初めて本物のマシンガンを目撃した衝撃で私の心臓はドキドしっぱなし!
ですが、周囲の搭乗客は何食わぬ顔で近くを通り過ぎており、銃を持っている人がいる事を気にするそぶりもありません。

安全な日本で生まれ育った私はカウンターパンチを食らった気分でしたが、これは序の口に過ぎませんでした。

フランスで始まった新生活でも、高い頻度で銃を目撃するようになったのです。

私が住んでいた家はパリへ繋がる大きな駅の近くにあり、その駅には長距離バスが発着するターミナルもある事から、利用者がとても多くいました。

定期的にマルシェ(市場)を開催する公園も横にあったのですが、そんな利用者の多い駅でも必ずといっていいほどマシンガンを抱えた眼光の鋭い迷彩服の軍人さん4人組が歩いていたのです。

聞いた話によると、この頃はフランス国内でテロ銃撃事件が起きてまだ半年も経っていない時期で、駅や空港だけでなく、大規模なイベントなどでも厳戒態勢がとられていたそう。

最初は街中に普通に軍人さんが歩いている事や、その装備の物々しさから、やましいことがないのにビクビクしていた私。
ですが、あまりにもその光景が日常過ぎて、5回…6回と街中で軍人さんの目撃数が増えると私もビクビクしなくなり、「お疲れ様です」と心の中であいさつしながら横を通れるほど平気になりました。

「こうやって大きな銃を見せることで、良からぬことを考えている人を牽制する意味もあるのか…」と思ったりもしましたが、フランスは意外とテロ事件や暴力的な事件がある国なので、日本とは違う方法で国民の生活を守っているのでしょう。
そう考えたら、ただただ恐ろしかった銃のある日常の光景も、少し違ったものに見えてきたのでした。

次回、フランスで出会った日本オタク女子に絡まれたお話は下の関連記事からチェック!

元記事で読む
の記事をもっとみる