秋の鉄板アウターを夏仕様に。アンジェリーナ・ジョリー流、季節の変わり目コーデ

“トレンチコートの女王”とも呼べるアンジェリーナ・ジョリー。今週、第81回ヴェネチア国際映画祭に出席するためにイタリアに降り立った際も、彼女はその異名にふさわしく、ウエストマークをしたダブルブレストのトレンチコートに身を包んでいた。しかし、丈の長さは膝下と普通だったものの、袖はなんとショートスリーブ。秋の鉄板アウターと自身のシグネチャーアイテムであるトレンチコートの概念を覆す、夏仕様の着こなしを披露したのだ。

トレンチコートに合わせていたのは白Tシャツ、クロップド丈のワイドレッグパンツ、オーバーサイズのキャットアイ型サングラス。ドレスに羽織もの、パンツスタイルにジャケットと私服をユニフォーム化しているジョリーにしては、通常のトラベルルックよりもカジュアルな印象が強い。足もともいつも愛用しているクリスチャン ルブタン（CHRISTIAN LOUBOUTIN）のヌードカラーのパンプスではなく、レザーストラップがポイントのマルベリー（MULBERRY）のニーハイブーツと普段とは一味違う。

トレンチコートは長い間、季節の変わり目に活躍する定番アイテムとされてきた。暑さがピークに達する夏ではなく、春や秋といった爽やかな時期に見かけることが多い。半袖タイプを着ていたとはいえ、暑さが続いているにもかかわらず、秋の定番アウターをコーデに取り入れるジョリーはやはり、相当なトレンチコート好きなのだろう。だが、彼女を見ていると、お気に入りの秋アイテムも工夫次第では夏仕様になるのかもしれない、とも思えてくる。

Text: Hannah Jackson Adaptation: Anzu Kawano

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