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【MLB】「佐々木朗希は世界で最も優れた才能」と米メディア FA市場の「最大の注目株」に指名しつつも……動向巡り憶測飛び交う

  • 2024.8.28
ロッテ・佐々木朗希 (C) Getty Images
SPREAD : ロッテ・佐々木朗希 (C) Getty Images

スポーツ専門局『ESPN』は27日、今オフのフリーエージェント(FA)市場を展望。同局の敏腕記者ジェフ・パッサン氏が、フアン・ソト外野手(ヤンキース)やコービン・バーンズ投手(オリオールズ)ら目玉選手の動向について見解を示した。その中で、同記者が「最大の注目株」として紹介したのが、佐々木朗希投手(千葉ロッテマリーンズ)。海を渡ることが現実的になった場合、メジャー全30球団が獲得に向けて奔走すると伝えた。

■去就に関して結論は出ていないと主張

パッサン記者は冒頭、「あと2カ月と少しで熱狂が始まる」と記し、今冬のFA市場について分析した。2022年はアーロン・ジャッジ外野手、23年は大谷翔平投手というスーパースターが続けてFAとなり、オフの話題を独占した。
今回の主役は間違いなくソトだが、パッサン記者は魅力的な選手として佐々木の名前もあげた。
同記者は「22歳の天才ササキがポスティングシステムを利用し、今オフにMLB移籍を目指すのかどうか、現在様々な憶測が飛び交っている」と指摘した上で、去就に関して結論はまだ出ていないと記した。
記事はまず、佐々木がメジャー挑戦を希望していることやロッテの立場を説明。続けてパフォーマンスに焦点を当て「今季のササキはキャリアワーストのシーズンを送っているが、それでもエリートレベルの成績(77イニングで防御率2.45、91奪三振、25四球、2被本塁打)を残している。特に速球とスプリットはスカウト陣も高い評価を与えている」と言及。そして「スカウトや専門家は、今でもササキが世界で最も優れた才能を持つ投手の1人と考えている」と伝えた。

■球団選択における判断材料は……

現行のルールに従えば、25歳未満の選手が海外FAとなった場合、マイナー契約しか結べない(プレーはメジャーでできる)。そのため、契約金と年俸は最高でも500万ドル(約7億円)程度に制限される。つまり、どの球団でも十分に支払える金額で上限設定されるため、22歳の佐々木がメジャーを目指した場合、金銭面が争奪戦を制するポイントにはならない。
では、何をもって新天地を決めるのか。記事は、もし仮に今オフでのメジャー挑戦が表明されれば「ササキにとって球団を選ぶための決定要因は何なのか。全30球団がそれを探ろうと必死になるだろう」と予想した。
佐々木の動向を巡っては、米紙『USA TODAY』のボブ・ナイチンゲール記者が先日、「複数の幹部によると、ササキは今冬にやって来るのではなく、もう1シーズンほど日本に留まる可能性がある」と報道したばかりだった。

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