つるまいかだによる漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『メダリスト』。第8話では、結束いのりが電車に置き忘れたキャリーバッグを、明浦路司(あけうらじつかさ)が大会の時間までに全力疾走で取りに行くというヒヤヒヤする展開に。また、X(旧Twitter)にてアニメ公式アカウントがネットミームである「エッホエッホ」を取り入れたポストを投稿し、反響を呼んだ。
10駅先までダッシュ!いのりのために走る司
スケート靴を入れたキャリーバッグを電車に置き忘れたことに気づいたいのり。スケート靴がないまま出番の時間に間に合わないと、棄権するしかなくなってしまう。いのりは、焦りと不安を隠せない。すぐに司が鉄道会社に問い合わせると、会場から10駅先に忘れ物として保管してあることがわかった。
「駅まで走ります」「この大会にいのりさんを絶対出場させます!」そう言うと、司は外に走り出した。10駅も離れている距離にもかかわらず走って取りに行く司に対してSNSでは「風鈴寺行った時途中にあったけど、結構遠くない?」「移動距離がけっこうエグい」「距離感わかる人にはわかるけど……遠いよね」「地方の10駅先だから司先生は凄い」「あの道全速力はやばい」との声が。
自分のせいだと落ち込むいのりだが、顔をパンッと叩いて気持ちを切り替え、ウォーミングアップに出る。いのりは司を信じ、大会のために今できることを精一杯しようとする。そして、いのりのことを信じる司の言葉を思い出し、心を奮い立たせた。
すると、Tシャツが汗でびしょびしょになった司がキャリーバッグを抱えて戻ってきた。中のスケート靴も無事だ。出番にギリギリ間に合い、いのりはリラックスした様子を見せる。いのりと司がお互いを信じ、今できるベストを尽くした結果、トラブルを乗り越えられた。2人の“絆”が垣間見え、師弟の信頼関係がさらに深まるようなエピソードとなった。
『メダリスト』のアニメ公式アカウントも「エッホエッホ」
第8話が放送された後、X(旧Twitter)にて『メダリスト』のアニメ公式アカウントが第8話のあらすじとともに「エッホ エッホ」とポスト。これは、2月下旬ごろから流行っているメンフクロウの赤ちゃんが芝生の上を走っている写真を使ったネットミームを取り入れたのだろう。
「エッホエッホ 〇〇をしなきゃ エッホエッホ」という文言を使う人が続出し、メンフクロウのかわいらしさにくすっとなるこのミーム。ポストにはキャリーバッグを抱えてダッシュする司の画像が添付されており、彼をメンフクロウに見立てているようだ。走るシーンが登場するころに「エッホエッホ」が流行したため、ちょうどいいタイミングだったといえるだろう。
ミームを取り入れたアニメ公式アカウントのポストについてSNSでは「まさかの公式で草」「乗ったなぁ、おもろ」「こういうのもっとやってほしい!」「嘘でしょノリノリのメダリスト公式本当に大好き」「公式エッホエッホは反則です」との声があがった。
スケート靴が入ったキャリーバッグを置き忘れるという不測の事態が起こったものの、いのりと司がお互いを信じあうことで乗り切ることができた。第8話についてSNSでは「精神的にも成長していて感動しますね!」「また良い所で終わっちゃった」との声が。強者ぞろいの大会だが、あとは全力で本番に臨むだけだ。
メダリスト
ABEMAにて毎週木曜26時より無料放送
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/25-279
【(C)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会】
ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari