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亡き父からの『手紙』 最後の1文に「涙が止まりませんでした」 

  • 2024.9.7

大掃除していると、ついつい手を止めて見てしまいがちなのが「思い出の品」。

今回は、☆(@taanun28)さんが、2024年5月にX(旧Twitter)へ投稿して13.8万いいね(2024/09/04時点が集まり話題になった、「大掃除で出てきた亡き父からの手紙」についてご紹介します。

いったいどんなお手紙だったのでしょうか?

話題の投稿が、こちらです!

投稿者さんが10歳の時にお父様からもらったというお手紙です。

「10年後にパパとお酒を飲みに行こうね。約束だぞ」の言葉も胸を打ちます。

このお手紙を見ただけで、ご家族を大切にされていたお父様の人柄が伝わってきますね。当時のことを、詳しく投稿者さんにお伺いしました。

「太陽みたいな父親でした」

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出典:☆(@taanun28)さん

---とても大切な手紙ですね。この手紙をもらった時の状況を教えていただけると幸いです。

「直接もらったのは、小学生の二分の一成人式という行事でした。当時小学生だった私は、その手紙を大切にしまってはいたものの、あまり読み返す機会はありませんでした。その数年後、父が持病で他界しました。父が亡くなって7年ほどが経ったころ、自分の部屋の大掃除していた時に偶然見つけて読み返したのが背景です」

---お父様はどんな方でしたか?

頭が良くて人脈も広く、太陽みたいな父親でした。他界した今、いい記憶ばかりが頭を過りますが、だんだんお酒に浸かる日々に体を壊していく様子を見ていたことも事実です。ただ優しくてかっこいいだけの父親じゃなかった分、改めてこの手紙を読んだ時すごく心に染みるものがありました。この手紙をもらった10歳の時は父がまだ生きていたので、『算数を頑張って、って余計なこと書かなくてもいいじゃん!』などと思っていましたが、10年ほど経った今読み返すと、当時とはまた違った捉え方で愛情を感じます

---こちらの手紙を改めてご覧になった時のお気持ちを教えていただけると幸いです。

父の直筆の文字が残っていたことが、本当に嬉しかったです。父が生きていた証と、私が父に愛されていた証でもあるので、読み返して、涙が止まりませんでした。父に会いたいなぁと心から思います」

---素敵な証ですね。

「父が亡くなったのは私が15歳(高校1年生になる歳)でした。『高校合格したよ!新しい制服が届いたよ!』などと話したことを覚えています。父はその年から単身赴任が決まり、制服姿はまた次会う時に見せるねと話しましたが、結局、私は制服姿を見せることはできませんでした。父のお葬式にて、入学式より先に新しい高校の制服を着ました。まだ精神的にも未熟で、父の突然の死を受け止めきれない歳でした」

---手紙という形で、お父様の存在を確かめられるのは救いかもしれませんね。

「うるっときた...」「愛されてるね」

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

素敵なお父様ですね
きっとお父様は天から笑顔で見ておられますよ。
うるっときた...
愛されてるね
親父さんも良い息子を持てたと誇ってると思います。ご冥福をお祈りいたします。

いつ訪れるか分からないけれど、いつか訪れる家族との別れ。

家族に対して感謝や愛情を示すことって照れくさいですが、悔いが残らないように言葉や手紙にして日々伝えていきたいですね。



取材協力:☆(@taanun28)さん