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空港で目にした『謎の部屋』 正体に、観光客も思わずクスッ

  • 2024.9.5

旅行をした際に、現地で「えっ!?」と驚く発見をしたことのある方は多いかもしれません。建物に設けられている施設1つとっても、地域によっていろいろな違いがあるでしょう。それは海外と日本だけでなく、実は都道府県ごとにもさまざまな特色があるようです。

パスケース(@Pass_Case)さんが「高松空港にある意外な部屋」をX(旧Twitter)に投稿したところ、注目を集めています。

1989年12月に開港し、30年以上も利用されている高松空港が、現在注目されている理由とは…?

気になる投稿は、こちら!

お遍路さん用の着替えルーム」…?ほかの地域にはありませんよね。

実はこちら、“四国地方ならではの取り組み”のようです。

「お遍路さん」について

徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」によると、「お遍路」とは「お大師さま(弘法大師・空海)が開創された四国八十八ヶ所霊場をめぐる、世界にも類をみない壮大な寺院巡拝の旅」なのだとか。その全工程は実に1,400キロメートルにも及ぶそうです。

参拝順序はさまざまで、「札所を一番札所から順に参ること」を「順打ち」、反対に「札所を八十八番札所から逆に参るのこと」を「逆打ち」と呼ぶのだそう。

お遍路する方々のことを「お遍路さん」と呼びます。「お寺に巡拝するという意識をもった服装」であれば問題ないそうですが、「白衣(はくえ・びゃくえ)」や「金剛杖(こんごうづえ)」などの装束・持ち物があり、それぞれ特別な意味があるようです。

空港で着替えスペースがあるのは、便利ですよね。

「高松空港」について

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出典:パスケース(@Pass_Case

今回注目されている「高松空港」は、香川県高松市にあります。公式ホームページを確認してみたところ、1回到着ロビーにある「更衣室」の項目に「お遍路装束へのお着換え等にもご利用いただけます」という記載が。

また、1階到着ロビー東側には「お遍路さんお休み処」も設けられていました。

ちなみに、四国地方にあるほかの空港にもあるようで、

高知空港にもビル1階にあったはず
松山空港にはこれに加え、サイクリスト用のフィッティングルームがあります

などのコメントが寄せられていました。お遍路さんに対する配慮を感じる、とても素敵な取り組みですよね。



取材協力:パスケース(@Pass_Case)さん


出典:高松空港公式ホームページ(https://www.takamatsu-airport.com/)(最終閲覧日:2024-09-03)
徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」(https://www.awanavi.jp/archives/topics/21812)(最終閲覧日:2024-09-03)