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薬局で『注意書き』を貼るも…高齢患者が無視して押してしまう!?→薬剤師がとった“バッチリな対策”に拍手喝采

  • 2024.9.15

常時点灯させておかなくてはいけない灯りや、24時間換気用の換気扇など、世の中には「『入/切』用に存在はするが、基本的に押してほしくないスイッチ」がいくつもあります。しかし、スイッチがそこにあると興味本位で押してみたくなってしまう方や、節電のために消さなくてはと思ってしまう方もいるようです。

調剤薬局で薬剤師として勤務している、パソコン病院(@junkPCclinic)さんが、「押して欲しくないスイッチに施した万全の対策」についてX(旧Twitter)に投稿すると、大丈夫だよね…と思っていた悲劇がたくさんあるなどと注目を集めています。

いったいどんな対策をとったのでしょうか?

話題の投稿が、こちら!

それは、「透明の保護カバー付きスイッチプレート」をつけること!透明なので中がスイッチであることはわかりつつ、うっかり押してしまうこともありません。

こちらは、調剤薬局にあるトイレの換気扇と照明。スイッチに直接「押さないでください」というお願いシールを貼っていたとのこと。目立つ黄色のシールで注意書きされていれば大丈夫…と思いたくなりますが、どうやらそれでも押す人が後を絶たなかったのだそう。

今回の対策に踏み切った経緯について、投稿者であるパソコン病院さんにもう少し詳しくお話を伺いました。

今のところカバーの効果はバッチリ!

---どういった経緯でスイッチに蓋をつけたのでしょうか?

「薬局で働いている事務の方が、注意書きを貼っても患者さんがそれを無視してしまうという問題に悩んでいたためです。そこで、見た目も考慮しつつ、Panasonicの純正品を使用し、価格も手頃な蓋を設置することにしました」

---患者さんが押してしまうのですね!それは驚きです

「患者さんの多くは60〜90歳の高齢者で、節電を無意識におこなってしまうケースが多いようです。蓋があれば、反射的にスイッチを押してしまってもすぐにオフにならず、注意書きを読む機会が増えるだろうと考えました」

---普段の習慣が体に染み付いているのかもしれませんね。今までに何度も押されてしまったのでしょうか?

何度も繰り返し押されていました

---蓋と張り紙を設置した後の効果はいかがですか?

「今のところスイッチを押されることはないとのことです。画像ではないですが、黄色いテプラをフタの横の壁に付けています

---蓋と張り紙、そしてテプラの効果がバッチリ出ているのですね!

「この対応に対して、非常に多くの反響をいただきました。多くの方が、同じような問題を現場で経験されているようです。さりげないポストから皆さんの共感を得られたことを嬉しく思っています」

---困っている現場で役に立つ解決方法かもしれませんね。貴重なお話をありがとうございました。

「大丈夫だよね…と思っていた悲劇がたくさんある」震え上がるような体験談多数

こちらの投稿にはさまざまなコメントが寄せられていました。

リフォームで電気工事やってる時店舗の常夜灯用に消せないスイッチが欲しいって言われた時メクラプレート付けて対応したな
結局無いスイッチは触れないけど有ると認識すると触ってしまう心理が人間にはあるような気がする
私も同じスイッチカバー使ってる!めっちゃいいよ
この類いのスイッチって、ちょっと身体がぶつかっただけで推しちゃうから、カバー必要なのよ!
これさ、透明だけど、黒と黄色と赤のカラーにしてドクロ でも描いたらこわくて押さないんじゃないの?
大丈夫だよね…と思っていた悲劇がたくさんあるんですよ。。。
防塵とか保護カバーという認識だと開けて消しちゃいますね。
ロックをかけるとか押させない意思表示をしないと。

パソコン病院さんの対応策に「ここまでしても押す人がいるんだよな」という嘆きや実際のびっくり事例が多数寄せられていました。また、「透明カバーを開けてまでボタンを押して消してしまう人がいる」という体験談も。

書き込まれたたくさんの対策案の中から、パソコン病院さんは最終的には「透明ではなく壁と同化する色のカバープレートを活用するのが良さそう」という結論に至っていました。

何はともあれ、押してほしくないスイッチを押す人が一人でも少なくなると良いですね。



取材協力:パソコン病院(@junkPCclinic)さん、(YouTube