「鬼畜」「心が抉られるよ」視聴者から“悲鳴”続出…公式がバレンタインデーに投稿した1枚の画像が話題に

魚豊による漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』。第21話では、フライがドゥラカやシュミットたちを裏切り、急展開を見せる。また、2月14日のバレンタインデーに、X（旧Twitter）にて『チ。』の公式アカウントが視聴者の心にズシンとくる画像をポストし、反響を呼んだ。

フライの“裏切り”と運命をひっくりかえすシュミット

ついに印刷機と対面するドゥラカ。シュミットをふくむ異端解放戦線は、さっそく本の活版印刷を開始する。本のタイトルは『地球の運動について』に決められ、ドゥラカの提案によってヨレンタの名前も記載することになった。

印刷を始めようとすると、文字が割れていた。するとドゥラカは、持っていた鉛銭を溶かして使うようにうながす。この鉛銭は、死んだ父から受け継いだものだ。大事な形見のお金を印刷のために使うドゥラカは、あきらかに以前とは変わった。鉛銭から印刷機へ想いが継承されていく展開も『チ。』らしい。

印刷を進めていくなか、シュミットの前にフライが現れる。彼の持った剣は血にまみれ、移動手段である馬は死んでいた。シュミットに馬がないと移動できないことを確かめ、「よかった。じゃあこれでちゃんと一巻の終わりだ」と静かに話すフライ。裏切りだ。

フライは、実は教会正統派の人間だった。異端解放戦線を消すという自らの信念のため、機会をうかがっていたのだ。フライはシュミットに斬りかかるが、首を刺され死んでしまう。死に際にフライが見たのは、手に持った十字架の幻だった。

騎士団が到着するまでに、逃げる作戦を立てるドゥラカとシュミットたち。そして、「みんなで逃げる」か「みんなでドゥラカを逃がす」という運命の2択を、彼女はコイントスで決めることに。結果は表。「みんなで逃げる」だ。しかし、コインをひっくりかえし、裏にするシュミット。「君が逃げろ。我々が守る」シュミットの頼もしいセリフに、痺れる。

第21話に対してSNSでは「全人類見るべきなんだよな」「緊張感やばすぎ」「鬼畜仕様過ぎるんだよな」「最新話激アツだった」「衝撃過ぎて言葉が……」との声があがった。

伝わる人には伝わる？バレンタインデーの“ビター”なポスト

2月14日といえば、バレンタインデーだ。X（旧Twitter）にて数々の公式アカウントがバレンタインデー仕様の動画や画像を投稿するなか、『チ。』の公式アカウントもある画像をポストした。

その画像とは、若いころのノヴァクと幼いヨレンタがお互いの両手をぎゅっと握りしめるワンシーン。2人の仲のよさが伝わってくるいい場面……なのだが、第20話でヨレンタがノヴァクの目の前で自爆するという衝撃的なシーンが描かれたばかりだった。

『チ。』の公式アカウントがポストしたバレンタインデーの画像についてSNSでは「変わらない公式さんの鬼畜っぷり」「人の心とかないんか？」「ぜんぜんハッピーじゃない」「コレは皮肉が過ぎないか公式さん」「心が抉られるよ」との声が。展開を知っていると少しほろ苦い、伝わる人には伝わるポストとなった。

サカナクションが空を見上げるコラボビジュアル解禁！

本作のオープニング主題歌であるサカナクションの「怪獣」が、2月20日に配信リリースされることが決定した。あわせて、サカナクションと『チ。』のコラボビジュアルも解禁された。

ボーカル・山口一郎を中心にサカナクションのメンバーが上を見上げている構図で、『チ。』の世界観にマッチした白黒のビジュアル。「怪獣」はサカナクションにとって初めてのアニメ主題歌であり、構想に2年を費やした約3年ぶりの新曲だ。楽曲に注ぎ込まれた情熱は並大抵のものではないにちがいない。

「怪獣」の配信リリースについてSNSでは「待ってたよ」「すごく素敵なコラボ絵です」「え？絵？！」「空（天体）を見上げていますね」「全細胞が胸熱してます」との声があがった。

公式アカウントの投稿や「怪獣」の配信リリースもあり、『チ。』の勢いは衰えない。アニメはいよいよ終盤だ。2クールに渡り続いてきたこの物語を、最後までじっくり見届けたい。

チ。 ―地球の運動について―
ABEMAでは『チ。 ―地球の運動について―』毎週土曜日夜24時10分より無料独占・見放題最速配信
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
［番組URL］https://abema.tv/video/title/568-32
【(C)魚豊／小学館／チ。 －地球の運動について－製作委員会】

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ライター：まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X（旧Twitter）：@kaku_magari