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“自由の定義”とは?即答の名言にSNSでは納得の声続出「なるほど」「ハッとさせられた」

  • 2025.2.13
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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

魚豊による漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『チ。 ―地球の運動について―』。第19話では、異端解放戦線の組織長・ヨレンタと第3章の主人公・ドゥラカの会話から、“自由の定義”について切り込む深い名言が飛び出した。また、第2章の主人公・オクジーが書いた本の内容を美しい表現で尋ねるヨレンタに対して、SNSでは「エモすぎる」との声があがった。

「自由の定義は?」に対するヨレンタの“答え”

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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

前回のラストで、異端解放戦線の組織長だと明かされたヨレンタ。彼女に本を出版して出た利益の交渉をするドゥラカだが、ヨレンタは「お金稼ぎの道具に終わらせてほしくない」と静かに言う。本の内容は、かつてヨレンタとともに地動説を研究したオクジーが書いたものであり、彼女にとってとても大切なものだった。

朝日の前で、ヨレンタはドゥラカに今見えている土星が30年かけて空を1周し、再びこの位置に存在していることを話す。ドゥラカは、なぜヨレンタが自分にそんな話をするのか理解できない。

すると、「私の“感動”を必死に伝えてる」と言うヨレンタ。ドゥラカは地動説を知る数少ない仲間であり、もしかしたら一生出会えない可能性もあった。一見おだやかに見えるが、ヨレンタは静かに感動しているのだ。

聡明な2人の会話は、次第に難解になっていく。「あなたのこれが悲劇でない根拠は?」と質問するドゥラカに対して、「私の目的地には自由があると信じてるから」と答えるヨレンタ。さらに「自由の定義は?」と聞くドゥラカに、ヨレンタは「そう問えること」と即答した。

「自由の定義は?」に対するヨレンタの答えについてSNSでは「なるほど」「ハッとさせられた」「これも名言」「ここバリぐっときた」「めっちゃ良かった」との声が。オクジーとバデーニの悲劇から25年が経ち、ヨレンタはすっかり大人になった。ドゥラカとの会話からは、人殺しをはじめとした過酷な人生を送ってきた彼女の確固たる“信念”が伝わってくる。

25年の時を超えて果たしたオクジーとの“再会”

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(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会

文字に起こすため、「私も古い友人と久々に再会したい」とドゥラカに本の内容を尋ねるヨレンタ。オクジーの書いた本の内容を聞くことを“再会”と表現したヨレンタの言葉は、とてもエモーショナルだ。

ヨレンタの言葉に対してSNSでは「綺麗すぎて日本語に感動した」「ちゃんと泣いたよ」「本当に涙が止まらない……」「最高だ」との声があがった。

また、ドゥラカが本の内容を語るシーンでは、イスに座っているドゥラカの姿がオクジーに置き換わる描写が。ヨレンタが本当にオクジーから直接話を聞いているようで、胸がじんわりする演出だ。

ドゥラカから本の内容をすべて聞き終えた後、ヨレンタは「やっぱり、文字は奇跡ですね」とぽつりとつぶやく。25年前、ヨレンタはオクジーに「文字はまるで奇跡ですよ」と言っていた。

本にそう書いてあったのか、文字に起こしたことでオクジーと対話したような気持ちになったヨレンタの心情なのか……。どちらとも取れるこの言葉が、ふぅっとためいきを漏らしてしまうような深い余韻を残している。

第19話についてSNSでは「この伏線回収は、エグい」「どうしても引き込まれてしまう」「今回のチ。もとても面白かった」「うわーー!!ってなった」「毎回一度は鳥肌立つ」との声があがった。キャラクターの美しい言葉選びが、私たちの心に感動を与える『チ。』。セリフの一つひとつをじっくりと味わいたくなるような作品だ。

チ。 ―地球の運動について―
ABEMAでは『チ。 ―地球の運動について―』毎週土曜日夜24時10分より無料独占・見放題最速配信
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/568-32
【(C)魚豊/小学館/チ。 -地球の運動について-製作委員会】


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari