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アニメ化で有名金メダリストが話題に!その胸熱な“理由”とは?「バケモンすぎる」「凄さが分かった」

  • 2025.2.19
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(C)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会

つるまいかだによる漫画を原作とした現在放送中のTVアニメ『メダリスト』。第5話では、主人公・結束いのりのライバルであり、全日本ノービスB女子シングルの金メダリスト・狼嵜光(かみさきひかる)による圧倒的な滑走シーンが描かれた。さらに、本作がきっかけでフィギュアスケート選手・羽生結弦に再び注目が集まっている。

息をのむような光の“圧倒的”滑走シーン

名港杯の初級の舞台で、いのりにライバル心を持った三家田涼佳(みけたりょうか)の滑走が始まった。ミケは、自身のかわいさや身体能力を存分にいかしたポーズや踊りで観客を魅了する。しかし、連続ジャンプを決める予定だったが、うまくいかずに単独ジャンプになってしまう。

「やり直したい……」激しく動揺しなんとか挽回したいミケは、もう一度跳び直す。すると、ミケのヘッドコーチ・那智鞠緒(なちまりお)は魂が抜けたような表情を浮かべた。初級のプログラムで2回同じジャンプを跳んでも無効になるからだ。

ミケの点数は11.17で第3位。ミケを励ます那智と涙を流すミケのもとに、いのりがやってくる。「私、ミケちゃんが話しかけてくれて、一緒に練習したときすごく楽しかったの」「だからね、また私と一緒に……スケートしてくれる?」この言葉がきっかけで、いのりに抱きつくミケ。がっちり抱きつくミケといのりの姿はケンタウロスのようで、すっかり仲直りだ。

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(C)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会

いのりが第1位、ミケが第3位で初級の表彰式が終わると、次は光の滑走が始まる。光が滑り出すと、明らかに空気が変わった。初級とは比べ物にならないような高難易度な技を次々に決める光に、衝撃を受けるいのりとコーチ・明浦路司(あけうらじつかさ)。

フィギュアスケート初心者の筆者から見ても、光の演技からは“風格”が伝わってきた。光の滑走シーンに息をのんだのは、きっと他の視聴者も同じだったのではないだろうか。大技を軽やかに決める光。作画のよさもあいまって、思わず見とれる美しさがあった。滑走するときに流れていた「死の舞踏」の曲名さえも、全日本ノービスB女子シングルの金メダリストである光の雰囲気にマッチしているように感じた。

光の点数は97.23で第1位。笑顔で手を振る光の実力に、今のいのりでは到底かなわない。だが、いのりは光に勝つつもりだ。その無謀ともいえる挑戦が、私たちの心を熱くさせてしかたない。

第5話に対してSNSでは「体感一瞬で終わったんだけどほんとに1話分あった?」「待ちに待った」「今季覇権アニメ」「何度も涙腺崩壊しておる」「余りの本気な制作に圧倒された」との声があがった。

やっぱり凄い……『メダリスト』で再認識する羽生選手の偉業

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(C)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会

『メダリスト』を通して、フィギュアスケート選手・羽生結弦の凄さをあらためて実感している人が続出している。羽生選手は、2014年と2018年のオリンピックで金メダルを獲得し、オリンピック2連覇という偉業を達成。他にも世界選手権にて2014年と2017年の2回優勝したり、世界最高得点を19回更新したり数々の記録を持っている。

前代未聞の記録とはいえ、フィギュアスケートに詳しくないとその凄さは十分に理解できない。『メダリスト』は、小学生であるいのりたちがスケートを練習し上達していく姿が描かれるため、技の難しさや習得にかかる時間を知ることができる。本作は、金メダリストになるまで羽生選手の積み重ねてきた努力にも思いを馳せられる効果があるように思う。

また、『メダリスト』を観て羽生選手やフィギュアスケートに興味を持った人も少なくない。本作はアニメ化によってさらに話題を呼んでいるうえに、新たなフィギュアスケートファンを生み出しているようだ。

『メダリスト』と羽生選手についてSNSでは「羽生結弦の凄さに気づく二次元オタクの人が続出してる」「メダリストで微妙に知識つけた後に羽生結弦の演技見たらバケモンすぎる」「羽生くんの凄さが分かった」「羽生結弦といい高橋大輔といいどうなってんだこの漫画」「メダリストから羽生くん見てくれた人の感想に胸熱」との声があがった。

光が圧倒的な演技を見せつけた第5話。途方もないライバルに挑むいのりの姿は、応援したくなる主人公そのものだ。視聴者がスケートに興味を持つきっかけにもなっている本作は、“沼の入り口”ともいえるだろう。

メダリスト
ABEMAにて毎週木曜26時より無料放送
放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。
[番組URL]https://abema.tv/video/title/25-279
【(C)つるまいかだ・講談社/メダリスト製作委員会】


ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari