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『コップ』なのに水漏れが 男性の検証が「すごい」「勉強になるなぁ」と話題

  • 2024.9.13

3Dデータをもとに立体的な造形物を作成する「3Dプリンター」。思った通りの精巧な物体を作ることができ、その使用方法次第では、人間の生活をもっともっと豊かにしていくことでしょう。

今回は、しぶちょー(@sibucho_labo)さんが、2022年8月にX(旧Twitter)へ投稿して話題になった「3Dプリンターで作ったコップ」について紹介します。

コップの出来栄えはどうだったのでしょうか?

その投稿が、こちら!

見た目としては、完璧なコップです!

制作後1週間使った時点で「水漏れはなし」と文句ない出来ですが…コップを分解してみると、どうやら内部では水漏れがあったよう

さらに、3Dプリンターで食器を作るのには、水漏れ以外にも問題点があったようです。しぶちょーさんに詳しくお話を伺いました。

「ポジティブリスト」という基準があるようです

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出典:しぶちょー(@sibucho_labo)さん

---多くの方からアドバイスが寄せられていましたが、参考になったものや対策法など教えてください。

食品接触用の樹脂には『ポジティブリスト』という国が定めた基準がある、という旨の情報を頂き、非常に勉強になりました。普段何気なく使っている食器にもさまざなな規定があるんだなぁということがわかりました」

---きちんと基準があるのですね。このコップはどうして作成したのですか?

「もともと自分自身のコップとして使う予定はなく、『3Dプリンタで作ったコップは水が漏れるのか?』を検証したくて作りました。少しずつ水が染み出してくることが分かったのでよかったです」

---貴重な経験ですね。このほか、作った経験が役立ったことはありますか?

「妻から『3Dプリンタで食器とか作れないの?』と問われることがあるのですが、その際にリスクを説明できるようになりました

---大事な知識ですね!

分解して内部解析するのはすごい

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

俺なら水漏れ無しでそのまま常用しそうなところを、分解して内部解析するのはすごいと思った そのおかげで欠陥が見つかったわけで…
"せっかくなので分解して見たところ" これよな
勉強になるなぁ
ガチレスすると、食品接触用の樹脂にはポジティブリストという国が定めた基準があって、まずそれに適合しているかを確かめないと危険です。
菌床よりも、化学的安全性の懸念ということ。
外装は3dプリンターで作って、食品接触面は食品にも使えるシリコーンとかで塗膜しちゃうのがいいかもですね

まだまだ3Dプリンターの可能性は計り知れません。これからどんなものが作れるようになるのか楽しみですね。



取材協力:しぶちょー(@sibucho_labo)さん