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タクシーに乗った『視覚障害者』 運転手の対応に10万いいね「こういう人がプロ」

  • 2024.9.13
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

視覚や聴覚に障がいのある人は、日常生活で困難を感じることがあります。障がいのある人が少しでも安心して過ごすためには、どんなことができるのでしょうか。

視覚障害のある、かれん(@xko1GFmN0lGWEhk)さんが、タクシーに乗車した際の“嬉しかった出来事”をX(旧Twitter)に投稿すると、10万いいねが集まり(2024/9/11時点)、「素晴らしい」「すてきな運転手さん」と話題になっています。

いったいどのような出来事だったのでしょうか。

こちらをご覧ください。

※下記の日付のリンクからX(旧Twitter)に移動します

かれん@xko1GFmN0lGWEhk 2024年8月10日

昨日乗ったタクシーの運転手さん、「◯◯橋を渡って次右折します」など走ってる道を教えてくれたのが嬉しくて、降りるときに「走ってる道を教えてくれたのが嬉しかったです。ありがとうございました」と言ったら「うわー良かった!ウザいかなって心配だったけど嬉しいと思ってもらえてこちらも嬉しいです。またご縁がありましたらよろしくお願いします!」って言ってくれた。
やっぱり嬉しい気持ちってきちんと声に出して伝えるべきなんだなって思った。素敵な運転手さんだったなー。

走っている道を教えてくれたという運転手さん。

どこを走っているのか分からない視覚障害者の方にとっては、有難い情報でしょう。運転手さんは、少しでもお客さんに安心して気持ちよく乗車してもらいたいと思ったのかもしれませんね。

そんな運転手さんへ、感謝の気持ちを伝えた投稿者さんも素敵ですね。不要な配慮だったかもしれないと心配していた運転手さんも安心したようです。

運転手さんの有難い配慮

投稿者さんに、このときの様子について詳しくお伺いしました!

---走っている道を教えてくれることは、どんなふうに嬉しいと感じるのでしょうか?

「最近では音声ナビを搭載しているタクシーもあり、音声ナビを聞くことができれば、視覚障害者でも今どのあたりを走行中なのか知ることができます。しかしナビを使わない運転手さんも多いため、走っている道を口頭で説明していただくことで、目的地へ間違いなく向かえているという安心感を得られます

---どこへ向かっているか分からないと不安になりますよね。

見えないとわざと遠回りされたりしても気づけませんし、どのあたりを走行中か伝えていただくことで、あと何分くらいで着くかの目安も想像つくのでとてもありがたいです」

---走っている道を教えてくれる運転手さんはあまり多くないのでしょうか?

「乗車時に『国道◯◯のルートでいいですか?』等の確認をしてくれる方はけっこういらっしゃいますが、走行中の道を口頭で説明してくださる運転手さんはほとんどいません

---とても貴重で素敵な運転手さんだったのですね。

運転手さんの素敵な配慮に

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。

素晴らしい心温まるエピソードですね そしてステキな運転手さん
こういう人がプロだと思います。
かっこいい
すごく大事な話。
もちろん完璧ではないと思うけど、少なくとも走行中の経路を説明することで視覚障害者の方が感じる不安が少し解消されるんやね。少しだけ障害が除去されたのかも。障害(バリア)は社会の側にある
視覚障害者にとって、運転中の情報提供は本当にありがたいですよね。運転手さんの配慮に感謝です
通常、視覚障害のある方は福祉サービスを使って移動することが多い為、普段使ってる福祉サービス移動業者との信頼関係が前提となり、利用している。
そういった信頼関係が全くないとされるタクシーにおいてこのような配慮があるというのは本当に素晴らしい
とても素敵だと思う

お客さんが安心して乗れるようにという、運転手さんの心遣いがとても素敵でしたね。投稿者さんのように、感謝の気持ちをしっかりと伝える大切さにも気付かせてくれるエピソードでした。



取材協力:かれん(@xko1GFmN0lGWEhk)さん