認知症の母とドライブへ→帰宅中、ポロっと零した“母の言葉”に涙

1人暮らしの認知症の母親を通いで介護しているtkkさん（@tkk3434）。悩みながらも奮闘する日々を漫画に描いて、X（旧Twitter）で発信しています。

ある日、TKKさんはお母さんとドライブに来ました。

些細なことだけどすごいうれしい

「外で食べるおにぎりはおいしいね」と、ごきげんなお母さん。帰り道、TKKさんは車を運転しながら「けっこう歩いたから疲れちゃったかな…」と認知症のお母さんをおもんぱかりつつ、「…もう…なんにも覚えてないんだろうな…」と寂しさを感じていました。するとお母さんは「おにぎり、美味しかったね」とにっこり。返答するTKKさんの目には、涙が光っていました。

TKKさんは「些細なことだけどすごくうれしい」とコメント。お母さんが「おにぎり、美味しかったね」と返してくれたとき、TKKさんは“昔の姿が戻ってきた”とうれしくなったのでしょうね。“かつてのお母さんは戻ってこない”というあきらめと、“まだ元気だったころの面影が残っているかも”という希望が混じり合う中で、日々介護をしているように感じました。

親が認知症になると、子どもは目の前の親の状況にかつての姿を重ね合わせ、悲しい思いをすることも少なくありません。それでも、小さな希望を見出そうとするTKKさんの姿勢に頭が下がりますね。

X（旧Twitter）：tkk（@tkk3434）