1. トップ
  2. グルメ
  3. カルディで売ってた「カブサの素」ってどんなもの?作って食べたら中東の味がした

カルディで売ってた「カブサの素」ってどんなもの?作って食べたら中東の味がした

  • 2024.8.28

みなさんは「カブサ」という料理をご存知だろうか。筆者はカルディで「カブサの素」という炊き込みご飯の素を見つけて初めて知った。

シナモンやクローブ、コリアンダーといった複数のスパイスを使っている炊き込みご飯で、サウジアラビアでは国民食とも言われているほどのポピュラーな料理だそう。お祝いごとなどで人が集まったときにも食べられるという。

ビリヤニに似ているようでそうではない料理、一度も食べたことがないけどさっそく買って作ってみた。

価格は274円(税抜) 出典:Togetterオリジナル
一袋で3~4人前が作れる量の「マリネシーズニング」と「調味液」が入っている 出典:Togetterオリジナル

パッケージ裏の材料表にあるスパイスを見てみると、マリネシーズニングにはシナモン、クローブ、コリアンダー、クミン、ナツメグ、カルダモン、ウコンが使われている。

また、調味液の材料として「おろしにんにく」「トマトペースト」「にんにく末」「ジンジャーパウダー」などと書かれていた。内容はほぼインドカレーのそれに近い。シナモンやクローブは、例えば肉に臭みがあるマトンカレーを作る場合に使われることがある。

ここまで調味料がカレーと似ていると、結局カレーのようなものなのでは…と思ったのだが、まずは確かめなければならない。

作り方
一口大に切った鶏もも肉(約300g)をマリネシーズニングにまぶして20分ほどおく
出典:Togetterオリジナル
肉の量をきちんと300g測った。シーズニングが行き渡らないと味が薄くなってしまう 出典:Togetterオリジナル
お米は2合、水は白米を炊くのと同じ量入れる。
出典:Togetterオリジナル
炊き込みご飯メニューで72分。最新の炊飯器なら60分前後で仕上がるようだ 出典:Togetterオリジナル
マリネシーズニングをもみこんでおいた鶏もも肉と、お米・水・調味液を入れて炊飯器の「炊き込み」メニューで炊飯。ちなみに今回浸かった自宅の炊飯器における「炊き込み」メニューは72分かかる設定だった。
出典:Togetterオリジナル

出来上がって炊飯器のフタを開けると、シナモンとクローブの香りが真っ先に飛び込んできた。

鶏肉にシーズニングの色と味がしっかりついている 出典:Togetterオリジナル

さっそく皿に盛り付けて食べてみよう。

パクチーやレーズン、カシューナッツを添えるとさらに本格的になる、とパッケージに書かれていた 出典:Togetterオリジナル

鶏もも肉は炊飯ですっかりやわらかく、ホロホロになっていた。

やわらかい 鶏肉ばかりを 先に食べ 出典:Togetterオリジナル

食べてみると明らかにカレーとは違う味。そして特に辛いわけではない。なのに、強いスパイスの香りが鶏肉とご飯を引き立てていて、異国の料理の雰囲気を堪能できる味だった。

サウジアラビアに行ったことはないが、中東の町並みのイメージが浮かんできて、きっと現地で食べると、シナモンやクローブの香りが身体にしみついてくるほど強烈なんだろうなとさえ思った。

パッケージでおすすめされていた添え物であるパクチーやレーズン、カシューナッツはなくても大丈夫だが、もし用意できるならレーズンを少量あえたほうが、レーズンの甘みがアクセントとなってより美味しく感じるだろう。

鼻に抜けるようなスパイスの強さが、エスニック料理好きにはたまらない。カレーとは違うスパイシーさを堪能したい人におすすめだ。

記事中の画像付きツイートは許諾を得て使用しています。

文:トゥギャッターオリジナル記事編集部 紫蘇 編集:Togetterオリジナル編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる