1. トップ
  2. 恋愛
  3. 逃げる男の特徴や心理とは?逃げる男への対処法と逃げない男の見極め方

逃げる男の特徴や心理とは?逃げる男への対処法と逃げない男の見極め方

  • 2024.8.28
女性の後ろ姿
出典:www.shutterstock.com

世の中には、責任感に欠け大事なことから逃げる男が存在します。 なぜそういった行動に出るのでしょうか。 そういった男性と付き合ってしまう女性は、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。

あなたは「逃げる男」に巡り会ったことがありますか?
逃げる男とは、つまりは恋愛において都合の悪いことから逃げる男のこと。

できたら、そんな男とはご縁がありませんようにと思ってしまいますね。
けれど残念なことに、なぜか逃げる男に縁がある女性というのは世の中に一定数います。

あなたのいま好きな男性は、逃げる男でしょうか?
もしそういう男性だった場合は、どのように対応するのが良いのでしょうか。

逃げる男の特徴とは

「逃げる男」とはどんな男性を指すのでしょうか。
ここではざっくり言って、「大事なことから逃げる男性」「都合の悪いときに逃げる男性」であると定義します。

中には、人を故意にだますような「逃げる男」もいますが、今回はそういった悪意のある男性を含みません。

逃げる男は、意外にも日常生活では、そうとわかりにくい場合があります。
もし親しくなってみて、次のような行動や態度が目立つ場合は、その男性は「逃げる男」といえるでしょう。

連絡を無視する

逃げる男の典型的な行動として、ケンカしたときや自分の都合が悪いときに、女性からの連絡を無視するということが挙げられます。

LINEについても、既読スルーなら「読んだ」という行動が確認できるので、まだ良いほうで、本当に逃げる男は未読スルーも当たり前。
場合によっては音信不通でそのまま自然消滅を狙うような男性までいます。

逃げる男は、たとえ別れたいとまでは思っていなくても、自分が責められたり詰められたりすることは耐えられないのです。
逃げる男の連絡無視は、面倒を避けたい気持ちのあらわれです。

対面コミュニケーションを避ける

LINEや電話はかろうじてつながるものの、いざ「大事なことだから会って話したい」というと嫌がるのも、逃げる男の特徴です。
「なんで?電話で十分じゃない?」と、重要な場面ほど、なるべく顔を合わせるコミュニケーションを避けようとします

これも、実際に会った時の責められる空気感に耐えられないからです。
電話やLINEだけであれば、実際に顔を合わせているわけではないので、緊迫感がいくらかはやわらげられますし、意識をよそに向けることも可能。

けれど顔を合わせるとそうはいかないため、面倒なことを回避したい気持ちが露骨にばれてしまいます。
そうなると余計に状況が悪化するのが目に見えているので、自分に非があるときはなるべく会うのを避けようとするのです。

同じことをくり返す

ケンカした際に、何度こちらの要望を伝えても改善しない場合も、逃げる男である可能性があります。

逃げる男は、たとえその場でいろいろと言われても、言われたことを右から左へ流している節があります。
表面では「はいはい」「わかった」と言っていても、実際は気持ちを込めて聞いていないので、また同じことの繰り返し。

なかには、言われたその場で寝出すつわものもいます。

言われたことを聞き流すのは、逃げる男にストレス耐性がないため起こす行動。
ストレスがかかる状況に直面した時に、やりすごす方法のひとつなのです。

解決策の提案がない

何か問題が起きて話し合っている最中でも、逃げる男の場合は解決策の提案がありません。

たとえば「そんなこと言われてもどうしようもないじゃないか」「君がそう思うんならそうなんじゃないの」など!
問題解決に至らないかわし方しかしない、ということです。

これは、相手と向き合ってお互いが変化しながらもいっしょにいることそのものを、面倒だと感じているからです。

自分の非を責められたくないし、話し合いそのものをしたくないのは当然のことながら、痛みをともなってまで変わりたくない……。
そんな面倒なことするくらいなら続けなくてもいいとさえ考えていることもあります。

結婚話などを避ける

結婚適齢期のカップルにおいて、逃げる男と付き合った女性は当然ながら、大変です。
結婚したいという意思表示をしたときに、はっきり断られるならまだあきらめがつくというもの。

けれど逃げる男の場合は、そういった会話自体を嫌がります。
これは、逃げる男が「大事な話」「責任のともなう話」に苦手意識があるからです。

そもそも、逃げる男は責任をとりたくないのです。
責任がとれない、結婚したくないならそう言えばいいもの。

けれど逃げる男は、そんな大事な話をするときの緊張感のある空気や、期待に沿えず責められたり悲しませたりすることからも逃げようとします。
とにかく、面倒なことを避けたいのです。

逃げる男の心理

それでは、なぜ逃げる男はそのような行動に走ってしまうのでしょう。
面倒だから逃げるよりは、逃げずに向き合ったほうが面倒なことは減るはず。

それなのにできないのには、理由があります。
ここでは、逃げる男がどのような心理を抱えて逃げる行動をしているのかについて、解説します。

女性不信

そもそも、逃げる男は女性不信であるケースが非常に多いのです。

これは、幼少期の体験に起因していることが多くあります。
回避型愛着障害と呼ばれる傾向ともいえます。

幼いころ、母親との関係がはぐくまれるべき時期に、なんらかの理由で十分に愛情をもらえなかった場合や、「自分は母親に理解されていない」と傷ついた経験があった人が抱えやすい性質です。

一見すると普通の家庭に育っており、本人も自覚していないケースもあります。
しかし、母親は「女性」の代表格。

そういった背景があると、心のどこかで女性そのものに対して「どうせ自分は理解されない」という不信感を抱きがち……。
そのため、女性と向き合うことを極端に恐れています。

自信がない

そのような女性不信を抱えている男性は、自信もありません。
「どうせ自分は理解されない」と思い込んでいるので「誰と付き合ってもうまくいかない」と思っているのです。

これは必ずしも女性相手だけというわけではなく、逃げる男は人間関係全般においてそういったあきらめの気持ちを持っています。

それでも人間の本能的な欲求として、「愛されたい」という気持ちはあります。
また、「この人なら愛してくれるかもしれない」という人を好きになることもあります。

けれどいざ付き合いが深くなり、自分に非がある場面で責められると、向き合い方がわからなくなって逃げてしまうのです。

責任をとる付き合いをしたくない

こういった心理から、「愛されたいから付き合う」「けれど、いざ付き合いが深くなると、相手から責められることも増える」「どうせ理解してもらえないという気持ちから逃げる」というサイクルが出来上がります。

人と深く付き合うということは、お互いの心を開きあうということ。
ここに対して苦手意識と恐怖心があるので、「それなら最初から、深い付き合いにならないほうがいいや」と開き直っていることもあります。

そのため、責任をともなうような深い付き合いや、「恋人」「夫婦」という肩書きのある関係に抵抗を示すのです

逃げる男に遊びの関係だけで終わる男性が多いのも、こういった性質による側面もあるのです。

結婚に良い印象がない

こういった責任をとりたくない男性にとって、結婚はまったく魅力的だと思えない制度といえるでしょう。

根本は愛されたい男性なので、「自分を愛してくれるであろう家族」がほしい気持ちがないわけではありません。

けれど結婚生活は、責任や義務のオンパレード。
とてもではありませんが、逃げる男にとってはストレスだらけで耐えられない環境であるからです。

また、逃げる男となってしまうほどの女性不信を抱える男性は、幼少期に育った自分の家庭そのものに、幸せなイメージがないことがあります。
結婚とはつらく苦しいもの、というイメージが刷り込まれているといえるでしょう。

逃げる男は結婚しても変わらない

逃げる男と一度付き合う女性は、その性格にやきもきしながらも「もしかしたら結婚したら変わるかもしれない」という淡い期待を抱いていることがしばしばあります。

結婚という責任をともなう制度のもとで、子どもが生まれたらなおのこと、責任感のある「逃げない男」になってくれるかもしれないと思うのです。
結婚適齢期で「とにかく結婚したい」とあせる女性は、そこに期待してなんとか結婚できるよう迫ろうとします。

けれど、ここまで解説したように、逃げる男は本質的に根深い問題を抱えている場合が多く、結婚したからと言ってその性質は簡単に変わらないのです。
むしろ、結婚することでかえって責任を求められることが窮屈になり、表面的な付き合いだけをするという形で逃げるようになります。

逃げる男と付き合ってしまう女性の特徴

もし付き合った男が「逃げる男」だとわかった場合、すぐに別れてしまえば悩みも少なく済むというもの。
ところが、なぜか逃げる男と付き合う女性は、すぐに別れることができません。

それどころか、付き合う男性が軒並み逃げる男であるという「逃げる男ホイホイ」な女性さえも存在するのです。
それはなぜなのでしょうか。

父性のある男性が苦手

実は、逃げる男が親に対して苦手意識を持っているように、逃げる男と付き合ってしまう女性も、親に苦手意識を抱えていることが多くあるのです。
これもまた、愛着障害の傾向ともいえます。

幼少期に父親が大好きだったにも関わらず、何らかの事情で父親からの愛情をもらえなかった女性……。あるいは、父親から愛されることが原因で親の夫婦げんかがエスカレートするなどの理由から、父親の愛情をもらわないようにセーブしていた女性などです。

父親は「男性」の代表格です。
父親、つまり男性から愛されてはいけないという刷り込みが、「なかなか自分を愛してくれない男性」を選びやすくなる原因となります。

我慢して愛されようとする

「逃げる男」と同様で、逃げる男を選ぶ女性もまた、根本では男性に愛されたいと強く思っています。

父親から十分に愛情を受け取れなかった体験があるので、男性に対しても「いい子でいないと愛されない」という思い込みがあります。
そのため、逃げる男が無責任な行動をとって、普通なら愛想を尽かしてもおかしくない場面であったとしても、「言うことを聞けば愛される」とつい我慢してしまうことも

「愛されたいのならば父性のあふれる男性を選べばいいのでは?」と思いがちですが、こういった女性は自分の父親との関係をやり直したいと無意識に思っているので、父親に似た人、つまり「なかなか愛してくれない人」に愛されようと必死になってしまうのです。

自分軸がない

こうして自分を抑圧し、我慢することで彼から愛されようとする女性は、常に受け身で自分軸がありません
「自分で幸せになる」という意識よりも「彼に幸せにしてもらう」という意識が強いので、すべてが彼頼みになってしまいます。

また、相手の押しの強さがきっかけで付き合う女性も多く、「自分が付き合ったのは相手が好きだと言ったから」と彼のせいにする思考になりがちです。

何かふたりの関係がうまくいかないと「あなたのためにわたしは我慢しているのに」という気持ちがわいてしまうため、過剰に彼を責めたい気持ちが湧いてしまいます。
結局我慢しきれずに爆発して、破局してしまうということになるのです。

逃げる男への対処法

もし付き合った男性が「逃げる男」であった場合や、そういったタイプの男性を好きになってしまいがちなことに気づいた場合は、どのように対処したらいいのでしょうか。

まずは、相手の性質を見るとともに、なぜ自分がこういう男性と付き合ってしまうのかも自覚する必要があります。
そのうえで、次のステップを考えましょう。

相手のことを理解する

これまで解説したように、「逃げる男」にはそれなりの背景がある場合がほとんどです。
なかなか変わる性質ではないため、ちょっとやそっと言葉で伝えたくらいでは変化はありません。

まずは、そのことを理解することから始めましょう

彼は責任をとりたくない人であるということ。
逃げることで自己防衛をしているのだということ。

その原因は、もしかしたら本人もコントロールしきれない何かがあるのかもしれない。

それを前提にして見ると、コミュニケーションの取り方が根本から変わることでしょう。

自分から向き合い続ける

彼の性質を理解したら、まずは自分から根気よく向き合い続けてみましょう。

先で解説したとおり、逃げる男は根本に「女性から理解されないだろう」という不信感があります。
それと同時に、愛されたいという希望も強く持っているのです。

まずは女性のほうから、理解しているという姿勢を見せ、彼がどんな態度をとっても見放さないくらいの気持ちで接します。

ただし、そのときに自分を犠牲にしてしまうと、結局は表面的な付き合いにしかなりません。

彼と向き合うということは、自分の言いたいことを我慢することとは違います。
自分の伝えたいことははっきり伝えつつ、「どんなあなたでも受け入れる」という姿勢を見せることです。

逃げる男が変わるとしたら、「この女性には信頼がおける。心を開いても傷つけられない。ありのままを愛してもらえる」と確信したときしかないと考えましょう。

思い切って別れる

もしも、そういった逃げる男との関係に我慢しすぎて疲れてしまうようなら、別れるのもひとつの方法です。

逃げる男の責任を回避する傾向は根深い性質のため、なかなか変わることはありません。
「いつか責任をとってくれるはず」「いつか結婚してくれるはず」という期待を抱えながら付き合っても、それがいつのことになるのかは見えません。

疲れてボロボロになってしまう前に、一度別れて違う恋を探すのも、自分を大切にするという意味では良いことといえます。
ここで、「結婚ができればいい」と理解しあえないのに無理やり結婚にもっていこうとすると、そのあとでもっと大変な思いをすることになります。

逃げる男の見極め方

「これから付き合う男性は、逃げる男であってほしくない」「これからは、逃げる男ではない男性と付き合いたい」と思うならば、どんな行動パターンを持つ男性が逃げる男かを知る必要があります。
付き合う前からその片鱗を感じる行動がないか、チェックしてみましょう。

嘘をつかないか

逃げる男は責任を回避するため、頻繁に嘘をつく傾向があります。
それは彼女との間だけでなく、日常生活のあらゆるところで見え隠れするもの。

大げさな嘘というわけではなく、「あれ?なんだかちょっと事実と違うな」という小さな嘘が多い人は、実は逃げる男である可能性が高まります。
これは、逃げる男が自分の身を守るために必死だからこそ起こることです。

ちょっとした見栄をはって自分を大きく見せようとしたり、なんとなく面倒な話題をやり過ごすために適当な返しをしたり……。
そんな嘘が目立つ場合は、付き合うと余計にそういったところが目立つと考えておきましょう。

相手に合わせすぎていないか

逃げる男は、基本的に面倒ごとを避ける傾向にあります。
そのため、相手に合わせすぎる節があり、意見の対立やもめることを好みません。

平和主義者といえば聞こえはいいですが、本来責任感をもたなければいけない場面でも、そういった性質が表れてしまうのです。

たとえば、部下を叱るべき場面で叱らない、あきらかに自分に非がないことを怒られていても「反論すればもめるから」と黙っているなど!
また、その割に気にする様子もなくあっけらかんとしているというのがよくある例です。

そのくせ、自分の意見が通りそうな相手には押し切ろうとする傾向もあります。

気が弱くないか

こういった行動を重ねることによって、気が弱そうに見える男性も、逃げる男である可能性が高いです。
正確には、気が弱いというよりは面倒なことを避けようとしているだけです。

実際、付き合う女性に対しては、自分の要望をはっきり伝えたり、ケンカするくらいなら別れると言ったりもします。

けれど、人間関係に対してそもそもあきらめの気持ちも強く、無理に自分のことを理解してもらおうという気持ちもさらさらありません。
表面的でいいと割り切っている相手に対しては自分の意見を言わないのです。

逃げる男に無縁な女性になるには

「これまでは逃げる男に振り回されてきたけれど、もうそんな恋愛から卒業したい!」という女性は、意を決して自立した女性を目指しましょう。

自立した女性は、逃げる男とは無縁です。

そのためには、まず自分自身を大切に扱うことがポイント。
自分の良いところはもちろん、欠点だと感じるところさえも自分が認め、愛することです。

「こんな自分では愛してもらえない」という思考が、愛してくれない男性を引き寄せ、我慢する恋愛を招きます。

自分自身を受け入れ尊重し、恋愛だけではない自分自身の時間を大切にし、丁寧に生きましょう。
そうすることで、責任感がともない、愛情と父性に満ちた、自立した男性を引き寄せることになります。

逃げる男とどう付き合うかは自分次第

「逃げる男」と聞くと、まるでその男性が極悪人であり、付き合った女性は被害者であるかのような印象を受けるかもしれません。
けれど、逃げる男を引き寄せる女性に原因はあり、お互いが傷を抱えているからこそ引き寄せあっているだけなのです。

相手に原因を見つけ、別れることは短期的な解決方法にはなるかもしれません。
しかし、自分自身の原因を取り除かないと、また同じような人に惹かれることになります。

逃げる男との付き合い方を変えるには、まずは自分が変わることなのです。

元記事で読む
の記事をもっとみる