「許さない」夫に手作り弁当を渡す会社の女。略奪計画とデレデレ夫にブチギレした私は！？

私は29歳の会社員。夫は、同じ部署で働く同僚です。ある春、新入社員A子の教育係を夫が担当することに。ところが、A子は夫に好意があるようで……！？

幸せな日常に不穏な影が…

私と夫は同じ部署で働く同僚です。しかし、仲良し夫婦だと思っていた私の日常に、不穏な影が……。それは新しく入社した常務の娘・A子の存在です。 教育係に選ばれた夫を気に入った様子のA子は、「わからないところがあってぇ……」と彼に体を密着。 ボディタッチに戸惑う夫に、A子は上目遣いで「ごめんなさい、私天然でぇ～」と発言。そんな2人の様子を見て、私は言い知れぬ不安を感じるのでした。

そして数日後、なんとA子は「私、あなたの旦那さんが好き！ 奪ってもいいですか？」とドヤ顔で宣言してきたのです。私は呆れて「夫があなたになびくわけないでしょ！」とピシャリ。夫を信じていたし、同じ部署で不倫なんて絶対しないと思っていたからです。

夫が昼休みに食べていたものは…

そんなある日、私は職場で夫が手作り弁当を食べているのを発見。お弁当を作った覚えはないので不思議そうにしていると、A子が「毎日私が作ってま～すっ♡」と私にマウントをとり始めます。さらには、夫まで「でへへっ……お金も浮いて助かるよ！」とデレデレ。

怒り心頭の私はその場を立ち去り、帰宅後、夫を追及することに。「ほかの女性からのお弁当なんて食べないで！」と激怒する私に対し、夫は「だってきみが作ってくれないから」と言い訳。

しかし以前まで、私は夫にお弁当を作っていました。ただ、夫自身が「昼くらい好きなものを買って食べたい」と言ったので、手作り弁当は中止になったのです。

夫のたくらみに怒り心頭

そんな自分を棚に上げ、夫は「全部きみのせい！ 俺は悪くない！」と逆ギレする始末。その日の夜は別室で寝たのですが、「お弁当だけで責めすぎたかも。不倫したわけじゃないし……」と反省し、朝方夫のいる部屋へ向かうと、テレビ電話をする声が聞こえます。どうやら電話の相手はA子のようで、「俺、昨日アイツと喧嘩してさ〜もう別れちゃおうかな。癒してよA子ちゃぁ〜ん♡」「ちゅぅうう〜っ♡」と恥ずかしくなるような会話を繰り広げていました。

さらに、通話を終えた夫は「正直、離婚は面倒だなぁ。家事も全部やってくれるし。でもA子ちゃんは俺の癒やし。ちょっと楽しむくらいならいいか」と独り言を言っています。それを聞いた私は嫌悪感でいっぱいに。そして、「許さない。あの略奪女と脳内お花畑夫を懲らしめよう」と決意したのです。

私はオフィスで…

その日は別々に出勤した私と夫。オフィスでは、相変わらず夫に密着するA子が私を見て勝ち誇ったように笑っています。そんな2人を横目に、私はつかつかと部長のもとへ。そして「私、旧姓に戻ることになりました」と宣言。スマホを取り出しある動画を再生します。オフィスには、夫とA子の聞くに耐えないイチャイチャトークが。そう、私は2人がテレビ電話をしていた様子をこっそり動画に収めていたのでした。

これには部長もびっくり。「社内で不倫をするなんて何事だ！ すぐに常務に報告する」と言って、早急に対応してくれました。それを聞いた常務であるA子の父親は大激怒！ A子はそのままオフィスから引きずり出され、二度と出社してくることはありませんでした。その後、夫も常務から呼び出され、かなりの田舎へ飛ばされることになったのでした。

略奪女と脳内お花畑男の末路

帰宅後、離婚届を突き付ける私に夫は泣きつきます。しかし、私はすでに夫の両親に例の動画を送信しており、激怒した義両親はすぐに事情を理解し、私の味方になってくれました。

その後、慰謝料付きで無事離婚が成立。夫は毎日周囲から白い目で見られ、地方へ転勤する前に自主退職。けれども私への慰謝料があるので、仕事を掛け持ちし寝る間も惜しんで働いているそうです。

ちなみに今回の一件で、A子がほかにも複数の既婚男性に手を出していたことが発覚。その妻たちがこぞってA子に慰謝料を請求し、彼女も昼夜問わず働くことになりました。

一方の私は、離婚後も同じ職場で仕事にまい進。頑張りが認められ、係長を飛び越えて課長に任命されました！

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著者：ライター ベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部／ムーンカレンダー編集室