【香り診断まとめ】肌の匂いを診断すれば、「わたしらしい香り」が見つかる！スキンタイプ別おすすめ香水も

香りは0.6秒で脳に届き、心にも作用するといわれています。いい香りをまとった途端、気分が上向くような経験をした人もいるでしょう。ですが、自分にフィットする香りを見つけるのは意外にも難しいもの。そこで“香りスタイリスト”が肌のにおいから、あなたに本当に合う香りを指南。2024年こそ、わたしらしい香りに出合いましょう。

【香り診断】「わたしらしい香り」とは？

“わたしらしい香り”とはどういうものなのか、香りスタイリスト 杏 喜子さんにくわしく教えていただきました。

「人の肌にはそれぞれ異なるにおいがあります。その匂いとフレグランスが反応するため、同じ香水でも人と自分がつけたときに違う香りに感じたり、香りが消えやすかったり、時間が経つほど濃く感じたりという変化が起こるのです。

肌の匂いは、赤ちゃんの頃はほとんど全員が同じなのですが、ホルモンの影響などを受け、 ざっくり分けると４つに分かれます。もし、これまで感じてきた香りへの違和感があるとすれば、それは肌のにおいとフィットしないものを選んでいたから。ベースとなる肌の匂い（スキンタイプ）を見極めて香りをコーディネートすれば、自分自身に溶け込むような調和が生まれ、心地よいと感じるのです。

あなたはどのスキンタイプ？ 当てはまる項目から診断！
以下の４つのタイプの中の選択肢で、あてはまる項目の数をそれぞれチェックをしてください。該当する項目の数がもっとも多かったタイプが、あなたのスキンタイプです。それを知ることが相性のよい香りを知る術となり、さらには本来の自分の魅力にも気がついて、香りの世界を楽しめるようになるはず！

当てはまる項目の数が同じ場合、上から１〜３番目の質問のチェック数がより多いほうがあなたのスキンタイプです。

SWEET SKIN（スウィートスキン）
□甘い香りをつけると時間が経ったときに甘さが濃くなる感じがする
□甘すぎる香りが苦手
□「素直な性格」と周囲から言われる
□自分の感情や行動をそのまま行動や言動に表すことができる
□人の影響を受けやすく、人の意見に同調しやすい
□周囲の環境に溶け込みやすい
□空気を読みがち
□誰にでも愛想がいい

MUSKY SKIN（ムスキースキン）
□シトラス系など、やわらかな香りをつけても長時間続く
□濃厚な香りをつけると時間の経過とともに強くなる
□大人しくても目立ちやすい
□存在感が強いと言われがち
□堂々としている印象を持たれる
□面倒見がよい
□元気で活力がある

WOODY SKIN （ウッディースキン）
□温かみのある香りをつけると落ち着く
□ほかの人がつけていると好感を持てる香りを、自分がまとうと別の香りに感じる
□個性的、世界観が独特と言われる
□物事を多面的にとらえ、広い思考で判断できるタイプだと感じる
□オリジナリティあるものが好き
□人と同じものを持つことは避けたいタイプ
□我が道を進みがち
□団体行動に合わせるのが苦手

NEUTRAL SKIN（ニュートラルスキン）
□しっくりこない香りが多い
□好きな香り以外に包まれる環境が苦手
□嗅覚が敏感なほうだと感じる
□何事も突き詰めるタイプ
□全体的な問題点を考慮した上で結論を出す
□ものごとを俯瞰するタイプ
□自分の意見をさらっと通すことが得意
□TPOやその場の空気を読んでキャラを合わせることができる
□好きなことを仕事にしている
□職人気質

「スウィートスキン」の魅力＆おすすめ香水

日本人に一番多いと感じるのがスウィートスキン。赤ちゃん特有の甘いお菓子のような優しい香りが特徴で、その濃度には個人差があります。もっとも濃いタイプでも毎日お風呂に入って肌を洗浄していれば、ほんのりと香るかも……という程度。

スウィートスキンはベースとなる匂いが甘いため、濃厚な甘さがあるフレグランスの香りをのせると、くどくなりがち。すっきりとした香りや清涼感のある香りを自身の甘さでマイルドにすることでオリジナリティあるバランスのよい香りへと導くことができます。

スウィートスキンにフィットする香りの力で引き出される本来の魅力

★自分の欲求を人に素直に伝えられる
★セルフイメージがアップ
★周囲の心を動かすような影響力を持つ
★気を使いすぎて疲れがちなマインドと決別
★思いのままに喜怒哀楽を表現する天真爛漫さが解放される

「スウィートスキンにフィットする香りをまとうと本来持つ魅力的な部分が引き出され、香りの力で無理なく自分らしさを生かしたセルフイメージへと近づけることができます。特におすすめなのがメイクの前に香りをつけて、香りの作用から自分らしい魅力を無意識にインプットしていく方法。鏡に映る自分の印象が違って見えてくるはずです」

スウィートスキンタイプにおすすめは、ピュアで素直な柔らかいイメージの香り

おすすめ香水①ナルシソ ロドリゲス フォーハー オードトワレ
イタリアのファッションブランド、「ナルシソ ロドリゲス」のフレグランス。フォーハーラインの“顔”であるオードトワレは、ハートオブムスクにキンモクセイをプラスし、ただ優雅なだけでなく、内に秘める凛々しさを備える姿が思い浮かぶような女性が憧れるセンシュアリティを想わせる香りに。

おすすめ香水②バイレード ブランシュ
ブランシュ（白）という名前の通り、無垢で透き通った清潔感ある調香が印象的。そんな香りへのこだわりはもちろん、質感も追求。アルデヒドの香りが柔らかく繊細なローズへと印象をシフト。時間の経過とともにサンダルウッドとムスクが表情をあわらし、心地よく身を包む。

おすすめ香水③DAWN Perfume オードパルファム “Rain"
つけた瞬間にノスタルジックな情景が脳裏に浮かび、世界の中心が私であった時期を思い出させてくれるような香りの主役は、ホワイトフローラルとシアームスク。「自分への満足感を高める香りです。自然と自信がつくため、変化への対応も柔軟になります」（杏さん）

「ムスキースキン」の魅力＆おすすめ香水

スウィートスキンと同じくらい日本人に多いスキンタイプ。香りのイメージを一言で表現するなら石鹸の香り。清潔感がある香りなのですが、香りを重ねるとなると難しさもあります。それは、香り全般を強めやすいということ。少量のフレグランスで楽しめるという観点で考えればコスパがいいともいえるでしょう。

みずみずしいトップノートは素直に受け入れてなじむわりに、ものによってはミドルやラストが強く濃くなるため、自分では気づかないうちに「この人の香水、強すぎ」と思われてしまうことも。

ムスキースキンにフィットする香りの力で引き出される本来の魅力

★態度や発言が清々しい凛とした人柄
★脚光を浴びるような存在感
★人とのやりとりがスムーズにいく高いコミュニケーション能力
★注目されることが得意
★自分自身を卑下しない、セルフラブ意識が高い
★ファンがつくようなカリスマ性

ムスキースキンにフィットする香りをまとうと本来持つ魅力的な部分が引き出され、香りの力で無理なく自分らしさを生かしたセルフイメージへと近づけることができます。特におすすめなのがメイクの前に香りをつけて、香りの作用から自分らしい魅力を無意識にインプットしていく方法。鏡に映る自分の印象が違って見えてくるはずです。

ムスキースキンタイプにおすすめの香りは、凛とした存在感が際立つ女性像を創造する香り

おすすめ香水①ミラー ハリス レブリード ベルガモット
気分を高めてくれるイエローのボトルに詰められたのは、品質の高いカラブリア州産のベルガモットが主役の明るい香り。そこにエネルギーに満ちたタンジェリンとハーブとウッドが重なり合うと心躍るような高揚感が高まる印象が。 パチョリ、 モス、 ベチバーが香るベースノートによって時とともにほっこりとした温もり感もプラスされる。「休日の朝にしっくりくる香り」と評判。

おすすめ香水②キモノ ウララ オードトワレ
メロンやリンゴのみずみずしいトップノートに心奪われ、そこに神秘的な睡蓮が加わると、内に秘める華やかな奥行き感がぐっと広がる。ラストのさりげなく香り続けるサンダルウッドをメインとしたウッディ系に包まれると自然と背筋がピンッとして所作が麗しくなるかのよう！ まとうたびに意識まで彩られるフレグランス。

おすすめ香水③イソップ タシット オードパルファム
イソップが誇るセンスと調香師、セリーヌ・バレルの革新的な構成でクラシックコロンが現代的な表情に生まれ変わった逸品。ゆず系のトップノートで幕が開き、クローブのアンダートーンで温かみを添えるバジルグランベールがなんとも贅沢。シトラスの爽やかさとゆっくりと漂うスパイシーな深みが絡み合う複雑で繊細な香りは、ジェンダー問わず人気。

「ウッディースキン」の魅力＆おすすめ香水

特徴としては、木の皮や森林のような落ち着く香りであり、シダーウッドやサンダルウッドの香調に近いと感じます。ウッディ系のフレグランスをつけると、自身の香りに溶け込みすぎて感じにくくなります。一方で、クリーミーなフルーツやシトラスなど温かみのある甘い香り、パウダリーなフローラル、明るく華やかな香りをのせても自身のウッディーさと相まって上品に纏まります。

ウッディースキンにフィットする香りの力で引き出される本来の魅力

★特別な印象
★際立つ個性
★オリジナルの価値観を持っている
★明るい印象や華やかな存在感がある
★小さなことでクヨクヨせず、気持ちを切り替えられるポジティブマインド
★視野が広い
★新しいチャレンジに一歩踏み出す勇気の持ち主

ウッディースキンにフィットする香りをまとうと本来持つ魅力的な部分が引き出され、香りの力で無理なく自分らしさを生かしたセルフイメージへと近づけることができます。特におすすめなのがメイクの前に香りをつけて、香りの作用から自分らしい魅力を無意識にインプットしていく方法。鏡に映る自分の印象が違って見えてくるはずです。

ウッディースキンタイプにおすすめは、憧れられる華やかな個性派へと導く香り

おすすめ香水①レ・パルファン ルイ・ヴィトン オー ドゥ パルファン パシフィック チル
西海岸の風景や美しさにインスパイアされた｢Parfums de Cologne｣コレクションから登場。新たな1日の始まりを告げる光が肌に温もりを与え、幸福や活力、喜びを生む感覚が表現されている。ブラックカラントとシトラスのフュージョンの脇をコリアンダーやアンブレットシード、バジル、ペパーミント、オレンジエッセンスで固め、さらに甘さを添えるキャロットシードがまとめ役に。

おすすめ香水②トム フォード ソレイユ ブラン オード パルファム スプレィ
人里離れたトロピカルなプライベートアイランドがインスピレーション源になっているフレグランス。香りは、ソーラー フローラル アンバー。トップノートのカルダモンオイルとピンクペッパーが神秘的かつインパクト大。香りの中心にあるのは、コモロ諸島のイランイラン、チューベローズ、そしてエジプトのジャスミンの3つのフローラルアコード。アンバーと重なり合い、常夏の官能的な思い出を呼び起こす。

おすすめ香水③フルール ドランジェ 27 オード パルファム
オレンジブロッサムらしい清らかさとフレッシュフローラルとレモンの調香は、シンプルでありながら華やか。ムスクとベルガモットがイキイキと存在感を放ち、そこにプチグレンが丸みをもたせて溶け合う、艶やかさと曖昧さをあわせ持つ香り。

「ニュートラルスキン」の魅力＆おすすめ香水

「日本人には少ない、ほぼ無臭派。フレグランスをのせたときに変化するほど肌の匂いがなく、フレグランス本来の香りを長時間楽しむことができます。その反面、フレグランスの香りがダイレクトに香りやすいため、好きな香りでないと、つらくなることも。

そのため、好きな香りが見つかりにくく、香りにうるさいタイプだと思われている方もいるかもしれません。ニュートラルスキンは、肌の匂いを気にすることなく、香料を複雑に重ねた深みのあるフレグランスが使いやすいだけでなく、フレグランス同士の純粋なレイヤードを楽しめるというのもメリットです」

ニュートラルスキンにフィットする香りの力で引き出される本来の魅力

★本能的に行動に移せる
★開放的なマインド
★人を楽しませられる
★柔軟な思考ですぐに答えが出せる
★ハッピー感がある
★新しいことを受け入れて自分のものにする
★周囲も自然と納得するような信頼感がある

「ニュートラルスキンにフィットする香りをまとうと本来持つ魅力的な部分が引き出され、香りの力で無理なく自分らしさを生かしたセルフイメージへと近づけることができます。特におすすめなのがメイクの前に香りをつけて、香りの作用から自分らしい魅力を無意識にインプットしていく方法。鏡に映る自分の印象が違って見えてくるはずです」

ニュートラルスキンタイプのおすすめは、魅力を解放する香り。天然香料のレイヤードで彩りを添えて

おすすめ香水①シャネル パリ パリ オードゥ トワレット
身にまとうだけでガブリエル シャネルの街、パリを体感できるフレグランス。豊かな表情をのぞかせるダマスクローズにみずみずしいシトラスの香りを添え、ピンクペッパーで奥深い側面も見せながら、ベースノートのパチュリがエレガントにまとめるという見事なコンポジション。

おすすめ香水②メゾン フランシス クルジャン ア ラ ローズ オードパルファム
ブルガリア産のダマセナローズとグラース産センティフォリアローズ、稀少な２種類のバラを1ボトルに400本使用した贅沢な香りが魅力。それぞれのローズがピーチや梨、ハニーのようなアクセントとなり、豊かなフローラルノートを紡ぎ出す。エレガントさと枠にとらわれない自由なスタイルをどちらも感じ取れる今を生きる女性にしっくりくるフレグランス。

おすすめ香水③DAWN Perfume オードパルファム FORMULA X
“MY AROMA”に包まれることで緊張感が解きほぐされ、この上なく優しい気持ちに。手持ちのフレグランスと合わせるレイヤード用に上から重ねて取り入れれば、肌から浮かないフィット感が生まれ自分だけのオリジナルな香りが楽しめる。「もともとはスキンタイプ診断用として開発したものですが、ご自身の香りが際立ったときの心地よさから人気になり、商品化されました」（杏さん）

スキンタイプ別・夏のおすすめ香水

夏の「スウィートスキン」は、ワンプッシュで前向きになれるポジティブな香りを

「日本人に一番多く感じるのが、スウィートスキン。濃度には個人差があるのですが、お菓子のように甘い香りが特徴です。このスウィートスキンタイプの方に意識してほしいのは、“冬の時期よりも強めなアクセントがある香り”をまとうこと。『え！？ 夏に強い香りってやりすぎなのでは！？』と思う方もいるかと思いますが、スウィートスキンタイプは、弱すぎる香りを身につけると元の肌の甘い香りにフレグランスの香り負けてしまう時期でもあるんです。ただここで注意すべきなのは、“甘めな香り”をまとうのはNG。より一層甘ったるく感じでしまうので、香り立ちがしっかりしているけれど、決して甘くはないタイプを選ぶのがおすすめですよ。

おすすめ香水① シャネル「クリスタルオーヴェルト オードパルファム」

自然を愛したガブリエル シャネルの洗練された女性らしさにインスピレーションを受けた「クリスタル オー ヴェルト」。優美なマグノリアが繊細に香る、透明感あふれるフローラルグリーンフレッシュノートが夏にぴったり。「シャネルのフレグランスの中でも、スウィートスキンタイプの方におすすめなのがグリーンノート系。ムスクの気配があまりないのが素晴らしいです」（杏さん）

おすすめ香水② DAWN Perfume オードパルファム “Butterfly Necter"

甘い蜜のようなジューシーなフルーツ類と、センシュアルでアンニュイな花やスパイスをコケティシュなムードに仕上げた一本。異国情緒のあるウッディのムードも感じさせ、愛らしの中に奥行きのある香りを演出している。「とはいえ、アグレッシブすぎるのは苦手、夏でもキュートな香りをまといたいというスウィートスキンタイプのお方におすすめ。可愛らしい香りを素敵につけこなせるのもこのタイプの方の特徴です」（杏さん）

夏の「ムスキースキン」は、フレッシュで軽やかな香り立ちのものをチョイス

スウィートスキンタイプに並んで日本人に多いムスキースキンタイプ。柔らかな石鹸のような香りがする肌で、クリーンな印象があります。また、このタイプの特徴でもある「まとった香りを増幅させる」という点は、梅雨〜初夏の時季は気をつけなければなりません。春や秋、冬であれば問題ないのですが、高温多湿のシーズンは“甘すぎ、重すぎ”な香りは要注意。特に、濃厚なアニマリックは避けた方が無難です。フェスや、キャンプなど野外でのレジャーシーンなど、環境によっては大丈夫な場面もあるのですが、「なんか、香水濃すぎるよ！」って思われがちな時期なので気をつけたいですね。おすすめなのは、軽やかでフレッシュな香り立ちなのに、香料の濃度がしっかりあるタイプ。今回はこの2本をご紹介します」

おすすめ香水① DAWN パフューム「ame」

杏さんがディレクションする、「DAWN Perfume」の「ame」。幸福感に満ちた桃源郷からインスパイアされた透明感あふれる香りだ。キーとなるのはルバーブ。初夏の心地いい陽気に誘われ、みずみずしい草花とともに楽しめる爽やかなノート。ワンプッシュ身にまとえば、光のシャワーを浴びたようなフレッシュな感覚に包まれるクリーンな調べが特長だ。

おすすめ香水② プラダ ビューティ インフュージョン ドゥ プラダ「ジャンジャンブル」

“高温多湿な日本の夏に適したフレグランス”と杏さんもプッシュする、プラダのインフュージョン コレクション。人気のシリーズから新たに登場するのが、「ジャンジャンブル」だ。活き活きとしたジンジャーの個性を、ウッディシトラスに閉じ込めた奥行きのある香り。鮮やかなグリーンマンダリンと組み合わせることで、まるですりおろしたてのジンジャーのようなピリリとした香り立ちが際立つ一本。芳醇ながらも、ライトなつけ心地が暑い夏にそっと寄り添ってくれる。

夏の「ウッディスキン」は、凛としたリュクスな香りを

「高温多湿な時期は、キリリと爽やかなウッド系の香りフレグランスはぴったりな季節なんです。濃度や種類を選べば、どんなスキンタイプの方にもおすすめしたい香調です。ウッディスキンタイプの方は、華やかな香りが元来似合うタイプの方。香り立ちがラグジュアリーで、格調高いものがいいと思います。日本人にはあまりいないタイプで、自分で選ぶのも難しいタイプでもあります。今回おすすめするのは、ワンプッシュでラグジュアリーな気分になれるエナジェティックながら、洗練された香りです」（杏さん）

おすすめ香水① シスレー ロー レヴェ 「ウベール」

Rêve（夢）に着想を得た、シスレーの新フレグランス コレクションより。自然を愛したシスレーの創業者ウベール・ドルナノに妻イザベルが捧げた、新たな魅力を放つフレグランスが揃う。ピリリと爽やかな紫蘇から始まり、爽やかなゼラニウム、深みのあるモス香り立つ、力強く独創的なノート。

おすすめ香水② ゲラン ラール エ ラ マティエール 「エルブ トゥルブラント」オーデパルファン

ゲランの調香師が香りの芸術に昇華したフレグランスコレクションの一本。自然の中で育まれるフレッシュで香り高いハーブの調べから始まる「エルブ トゥルブラント」。温もりがあるムスクとコットンの香りも加わり、ワンプッシュで心躍る。

夏の「ニュートラルスキン」は、ワンプッシュで前向きになれるポジティブな香りを

「日本人には少ない、ほぼ無臭派なニュートラルスキンタイプ。フレグランスの香りをそのまままとって、薫らせることができる稀有な方が多いです。テスターで試した時の香りをそのまま肌にまとえる素晴らしさがある一方で、どんな香りをつけこなせるからこそ、好きな香り、似合う香りを見出すのが難しいんですよね。
そんなニュートラルスキンタイプの方の特徴は、感度が高く、職人気質という点。ストイックに追求することが長所ですが、ときに追い詰めすぎてしまうことも。このシーズンは日本の高温多湿な気候に引っ張られない、明るい気持ちになれるポジティブなフレグランスをまとうことが大切です。ワンプッシュで楽天的な気分にしてくれる、ムードチェンジャー的な二本をご紹介します」（杏さん）

おすすめ香水① ゲラン アクア アレゴリア「マンダリン パジリック」

濃厚なマンダリンオレンジと、フレッシュなバジルがミックスされた一本。柑橘のみずみずしさと、爽やかなグリーンティのベースが明るい気分に誘う。「まさに、夏のニュートラルスキンタイプにはふさわしい一本です。喜びに満ち、身にまとっただけでモチベーションを上げてくれると思います」（杏さん）

おすすめ香水② ローラメルシエ オードパルファム「ネロリ」

フレッシュなネロリとアロマティックなラベンダーがキーとなる癒しの香り。ワンプッシュで心が高揚するフレッシュな調べ。「ネロリが爽やかで、つけ心地が軽やかなのに、しっかり香りが持つオードパルファン。アニマリックな要素が入っていないので、じっとり暑い今の時期にもぴったりです」（杏さん）