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マライア・キャリー、母と姉を同日に亡くしたことを公表

  • 2024.8.27
Mariah Carey attends the 2024 Recording Academy Honors presented by The Black Music Collective at Fairmont Century Plaza on February 01, 2024 in Los Angeles, California.

マライア・キャリーが、母パトリシアと姉のアリソンを同じ日の亡くしたことを公表した。「この週末に母を亡くし、心を痛めています。悲しいことに痛ましい出来事が続き、姉も同じ日に亡くなりました。先週、母が亡くなる前に一緒に過ごせたことに感謝しています」と『ピープル』を通じて声明を発表し、プライバシーへの配慮を求めた。死因や状況については触れていない。

彼女の母パトリシアは、名門ジュリアード音楽院で学んだオペラ歌手・ボーカルコーチで、元夫アルフレッド・ロイ・キャリーとは、マライアが3歳の時に離婚している。マライアと母の関係は複雑で、2020年に出版した回顧録『The Meaning of Mariah Carey(原題)』でも、一言ではくくれない思いを綴っていた。

「私の人生の大部分と同じく、母との関係も矛盾や相反する現実に満ちていた。白と黒で表せるものではなく、あらゆる感情の色彩で彩られていた」「私たちの関係は、プライドと痛み、恥、感謝、嫉妬、憧れ、そして失望で編み上げられた刺々しいロープのようだった。複雑な愛が私の心と母の心を縛っていた」

こうした親子関係でありながら、2人は繋がりを断ち切ることはせず、2010年に放送された特別番組「Mariah Carey: Merry Christmas to You(原題)」では、母娘で「O Come All Ye Faithful/Hallelujah Chorus.」をデュエット。また回顧録でも、「私の母パット、今振り返ると、母は彼女のベストを尽くしたと信じることができる。これからも精一杯愛し続ける」と綴っていた。

一方、姉のアリソンとの関係も非常に複雑だったようだ。回顧録では姉や兄モーガンについて、「一切連絡を取らない方が、精神的、肉体的に安全だ」と言及。回顧録が元で、2人からは訴訟を起こされている。

Text: Tae Terai

Photo_ Amy Sussman/FilmMagic
Photo_ Barry King/WireImage
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