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激安居酒屋チェーン【おすすめ屋】が“やばい”理由とは? ナムルとガツ刺しにはガックリだけど……

  • 2024.8.27
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「おすすめ屋」の看板(写真:サイゾーウーマン)

首都圏を中心に展開し、圧倒的な安さの食べ飲み放題で人気を集めている居酒屋チェーン「おすすめ屋」。一方で、ネット上では“やばい”とのうわさも……? 実際のところを確かめるべく、グルメライターが店舗を訪れ、実食してきました。

目次

・【おすすめ屋】とは? 2時間2200円で食べ飲み放題
・ネットでは1人予約が不可能
・1,430円食べ飲み放題「二次会コース」の内容は?
・食べ放題メニュー8品を実食!
・飲み放題メニュー5品を実食!
・やばい理由とは?

【おすすめ屋】とは? 2時間2200円で食べ飲み放題

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テナントビル入口のパネルでは、チャージやお通し代がかからないことをアピール(写真:サイゾーウーマン)

焼肉やしゃぶしゃぶなどで人気を集める食べ放題サービス。しかし、「鳥貴族」で4名以上の予約でオーダーできる「トリキ晩餐会」や、午後6時までの入店、かつ15名限定で提供される「串カツ田中」の「食べ放題コース」など、居酒屋でこうした食べ放題サービスを提供しているチェーンも少なくありません。

そんな食べ放題を提供する居酒屋チェーンの中で、圧倒的な安さで注目を集めているのが、「おすすめ屋」です。株式会社おすすめ屋が首都圏を中心に全国20店舗を展開する同チェーンは、チャージやお通し代なしで、フード70品とドリンク70品が2時間(ラストオーダー90分、以下同)で2,200円(税込み、以下同)という圧倒的なコスパを誇る食べ飲み放題を実施。

さらに、午後9時から(一部店舗で受付時間が変わる場合あり)限定で、フードは10品に限定されるものの、ドリンクは変わらず70種で2時間1,430円という「二次会コース」という信じられないレベルの安さを誇るコースも存在しています。

近年、各メディアにもたびたび取り上げられるようになった同チェーンについて、ネット上では「マジでおススメだわ」「コスパが良すぎる」など評価する声も多々。

一方で、「おいしくはないよね」「ご飯はおいしいけど、お酒が薄い気がする」などの声も見られるのに加え、Google検索では「おすすめ屋」と入力すると「おすすめ屋 やばい」とサジェストされる状況となっています。

【おすすめ屋】ネットでは1人予約が不可能

果たして、「おすすめ屋」は安価で楽しめる酒飲みの楽園なのか、それとも“やばい”チェーンなのか……。そんな疑問を抱いた筆者は、店舗を訪れてその実力を測ることにしました。

今回の取材は金曜日に行ったのですが、ネット上では、週末は予約を取らないと入れないこともあるとの記述が。そのため「食べログ」からネット予約を入れようとしたのですが、受付人数が2人からになっており、1人では予約が不可能となっていました。

「あれ、昔はよくあったけど、食べ放題は2人以上じゃないと受け付けてないタイプ!?」と、企画倒れの危機を感じながら店舗に直接電話をかけてみると、1人でも大丈夫とのことで一安心。

どうせなら最も安いコースでお得感を確かめたいと思った筆者は、上述のフード10品、ドリンク70品が食べ飲み放題となる「二次会コース」1,430円をオーダーし、受付時間である午後9時ぴったりに店舗を訪れました。

【おすすめ屋】1,430円食べ飲み放題の内容は?

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テーブルにあったフードのメニュー表(写真:サイゾーウーマン)

訪れた店舗では、客の入りは7割ぐらいといったところ。初めての利用であったため、店員さんからオーダー方法などについて説明を受けましたが、テーブルごとに渡されたQRコードをスマホで読み込み、ネット上でオーダーするという注文方式でした。

そのため、スマホを持っていない、あるいはバッテリー切れなどの場合は注文が不可能なため、利用不可になってしまうようで、その点は気を付ける必要があります(取材後、公式サイトの店舗情報を確認したところ、同様の説明とともに、充電器具の貸し出しなどは行っていない旨が記載されていました)。

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オーダーをしようとしたところ、楽しみにしていた「ガツ刺し」が最初から品切れになっていてガックリ
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ドリンクのメニュー表(写真:サイゾーウーマン)

また、フードの注文は1回当たり2品まで、ドリンクはグラス交換制で1品ずつ頼む、というルールもありました。メニュー表をチェック後、さっそくQRコードをスマホで読み込んでオーダーをしようとしたのですが、フード10品のうち、「ザクザクにんにくもやしナムル」と、「コラーゲン多め! ガツ刺し」の2品がすでに品切れとなっておりガックリ。

これらは通常のコースの70品にも含まれていることから、すでにそちらで人気を集め、品切れになってしまったのかもしれません。

とはいえ、ガツ刺しが大好きな筆者としてはちょっとショックを隠し切れない部分があり、しょうがないとも思う一方で、「コースの受付時間ピッタリに入ったのに、最初から2品頼めないなんて……」とちょっとだけモヤモヤしてしまいました。

いずれにせよ、午後9時以降限定の「二次会コース」では、こういう事態もあると念頭に置いて利用するべきかもしれません。

【おすすめ屋】食べ放題メニュー8品を実食!

気を取り直して、まずは注文可能だった8品のフードを試す事にしました。以下、写真でそれらを紹介したいと思います。

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「壺漬けキムチ」。甘さがなく、塩気と酸味が強めの味わい(写真:サイゾーウーマン)
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「マンゴープリン」。こちらは味も食感もかなりアリでした(写真:サイゾーウーマン)

フード全体を通してみると、やはり値段なりという商品もあるものの、1,430円の食べ飲み放題であるということを加味して考えれば、十分すぎるほどにおいしいな、という感想でした。

特に「ガーリックライス」「揚げ餃子」は、この2つだけの食べ放題でこの値段でも全然お得だな、と思えるぐらいのクオリティと言えると思います。

一方、「塩茹で枝豆」や「ぶっかけオニオンスライス」などのあっさり系のものは、ちょっと微妙に感じてしまったので、揚げ物や焼き物など、ガッツリ系の方が得意なのかな、とも感じました。

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おかわりのガーリックライス(写真:サイゾーウーマン)

「ガーリックライス」はおかわりで2人前頼んだのですが、明らかにそれより多く感じる量を大皿で提供され、食べ放題なのにちょっとお得な気分になりました

【おすすめ屋】飲み放題メニュー5品を実食! かなりアルコールが薄い?

続いてドリンクメニュー。こちらはさすがに70品全部を頼むわけにもいかないので、筆者が気になって頼んだ商品の中で、特においしかった5つを紹介したいと思います。

なお、今回頼んだ中での筆者的なベストは「ソルティライチソーダ」。キリンが発売している同名の商品を割り剤として使っているこちらの商品は、ライチの爽やかな風味とちょっとした塩気が夏にピッタリの味わいでした。

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「剛のレモンサワー」。甘さ控えめのスポーツドリンクのような味で個人的には好みでした(写真:サイゾーウーマン)
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「すっぱい梅酒ソーダ」。名前からイメージするほど酸味は強くなく、飲みやすかったです(写真:サイゾーウーマン)
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「ソルティライチソーダ」。キリンの「ソルティライチ」を使用しており、今回頼んだ中ではベストのおいしさ(写真:サイゾーウーマン)
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「ファジーネーブル」。アルコールはそれほど感じませんでしたが、味わいとしては◎(写真:サイゾーウーマン)
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「マンゴー酒(ロック)」。こちらはほどほどの酒精と強烈な甘さを感じられて最高でした(写真:サイゾーウーマン)

まず、ドリンクメニューに共通して言えることは、かなりアルコールが薄いということです。あまりお酒が得意ではないものの、体重がある分少しだけ人並よりは強いかな? 程度の筆者ですが、今回の取材ではジョッキ9杯、ロックを2杯飲んでも、ちょっと酔っ払ったな、という程度でした。

ネット注文の際には薄めと濃いめも選択できるようになっていましたが、しっかりとお酒を味わいたいという人は、全て濃いめにしてもいいかもしれません(もちろん、個人差のある話なので、自分にとっての適量を飲むようにお願いします)。

また、ロックに関してはもちろんしっかりお酒を感じましたので、サワー類ではなく、焼酎やリキュールのロックを頼むというのも選択肢の一つだと思います。

【おすすめ屋】やばい理由とは?

アルコールの薄さや、一部のフードの品切れなど、気になる点もありましたが、全体を通してみれば大満足とも言える内容だった「おすすめ屋」。

ネット検索でサジェストされるような“やばい”部分については、「居酒屋でこれだけ食べたり飲んだりしたのに1430円でいいの? やばくない?」というポジティブなものしか発見できませんでした。

筆者としては、近日中にフードのメニューが多い2200円のコースも試すべく、再訪する気マンマンになっている次第です。多くの人がこの圧倒的なコスパを楽しむことができるようになるためにも、「おすすめ屋」にはぜひ今後とも店舗拡大を進められるよう、熱烈に応援したいと思います!

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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