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春です、お家で「イタリアンハーブ」を育ててみませんか?

  • 2016.3.15
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イタリアの家庭ではハーブを育て、摘みたての新鮮なハーブを料理に使うのが一般的。スーパーや八百屋、園芸店に、たくさんのハーブの苗が緑鮮やかに並べられると“春の到来”を実感します。

難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、実はハーブの栽培はとっても簡単です。イタリアでは、さまざまなハーブが料理に使われます。

そこで今回は、イタリア在住の筆者が、日本でも失敗せずに栽培できる“初心者向けのおすすめハーブ”をご紹介します。

 

■ドライではなく「摘みたて」を使う理由

イタリア料理をグッとおいしくする魔法のハーブ。バジル、イタリアンパセリ、オレガノ、タイム、サルヴィア……など、たくさんの種類があります。

最近では、便利なドライハーブも市販されていますが、やはりフレッシュなハーブとは香りが全然違います。日本の代表的な香草であるシソも、必ず生の葉を使うのと同じです。

また、一度に使う量はわずか。自分で育ててれば、必要な量だけをその時々に摘んで使えるので断然経済的で便利です。

 

■ハーブを育てるのは難しそう?

ハーブはもともと野生の植物なので、手をかけなくても気候が合えば簡単に育ちます。庭がなくたって、ベランダや窓辺での鉢植え栽培で十分に育つのです。

初心者なら、種からではなく苗から始めればもっと簡単です。日当たりのよい場所において、土の表面が乾いたら水をたっぷりかけます。ハーブの様子を観察しながら、自然に育てましょう。

ちなみに、苗を買うときは指で葉っぱを触って香りをよく確認してくださいね。

 

■日本の気候に合うおすすめハーブ3選

(1)バジル

イタリアンハーブを代表するバジルは、実は熱帯アジアが原産。そのため、高温多湿な日本の夏でも十分栽培が可能です。夏バテを予防する効果があるので、今から1鉢は用意したいですね。

トマトとの相性が抜群なので、新鮮なトマトにバジル・塩・オリーブオイルをかけただけのサラダでも、立派なイタリア料理の一品です。

また、バジルが一枝余った場合は、水分を拭いてオリーブオイルに浸けてみて。自家製バジル風味のオリーブオイルの完成です。冷蔵庫で保管して早めに使い切りましょう。

(2)ローズマリー

挿し木でも簡単に栽培できて、1年中フレッシュな葉が使える便利な常緑樹です。

防腐効果があるので、お肉料理には最適。鶏肉に、ローズマリー・ニンニク・塩・唐辛子でマリネしてから焼くと、ローズマリー独特の風味が食欲をそそるイタリア料理のメインディッシュの出来上がり。

ちなみに、オーブン料理など高温調理するときは香りの飛ばないドライハーブの方がオススメ。フレッシュとうまく使い分けて。

(3)ミント

世界中で栽培されていて、たくさんの種類があります。フレッシュなミントの枝を水に差しておくだけで根が伸びるほどの生命力の強さが特徴。

薄切りにしたナスをグリルして、ミント・ニンニク・オリーブオイルでマリネすれば、イタリア風前菜に。また、ぜひ試してみたいのがミントティー。さわやかな香りはさることながら、消化効果もあるので女性にオススメです。

 

いかがでしたか? 簡単に栽培できて、加えるだけで料理をワンランクアップさせてくれるイタリアンハーブ。この春、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

【著者略歴】

※ KOKO ・・・ 大学時代に訪れたローマでイタリア料理の魅力にふれ、イタリア留学。現在は子育てを中心に観光業、翻訳業、そしてイタリアのカルチャー、ライフスタイルについても情報発信中。

【画像】

※ stockcreations / shutterstock

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