『チャングム』のキム・ヨジンがあの人気作で見せた悪役の新しいイメージとは?

テレビ東京の韓流プレミアで放送されているイ・ヨンエ主演の『宮廷女官チャングムの誓い』は、韓国では2003年から2004年にMBCで放送された時代劇だ。

このドラマで、イ・ヨンエが演じるチャングムの医術の師匠でチャンドクに扮しているのがキム・ヨジンだ。

イ・ヨンエだけでなく、内禁衛の武官ミン・ジョンホを演じるチ・ジニとも息のあった演技を披露している彼女は、これまでに多くの時代劇で活躍している。その一方で現代劇でも注目を集めており、Netflixでも配信されているソン・ジュンギ主演の『ヴィンチェンツォ』にも出演している。

そのドラマで、キム・ヨジンが演じたチェ・ミョンヒは、もともとソウル地検のエース検事だったが、熱心な勧誘を受けたことでウサン法律事務所の弁護士となった女性だ。

キム・ヨジンは、『ヴィンチェンツォ』のオファーをもらったとき、自信が演じるチェ・ミョンヒに対して、悪役より頭の固い人という印象を受けたという。

しかし、その一方で彼女は、俳優ユ・ジェミョン扮するホン・ユチャンの殺害を指示しておきながら、何食わぬ顔で食事をしたり、踊ったりすることに衝撃を受けたそうだ。

これまで様々な大ヒット作に出演してきた彼女だが、その中でも今回演じたチェ・ミョンヒはおばさんのようでありながらおじさんのような一面もあり、さらに見たこともない悪女だったことから、役作りにとても苦労したという。

とにかく、チェ・ミョンヒとして視聴者から徹底的に嫌われることに重点を置いて演技に臨んだキム・ヨジン。確かにドラマを見ていても、これまでのドラマで見てきた悪役とはイメージが異なっていた。

以上のように、『ヴィンチェンツォ』で普段とは違い悪役に挑戦したキム・ヨジンが、『宮廷女官チャングムの誓い』で医女チャンドクとして披露している。もちろん、他にも多くの時代劇や現代劇に出演しているので、ぜひ彼女の演技を堪能してほしい。

文＝大地康