入籍5年目に挙式！モデルの松島花が語る、結婚式までの道のりとその想い【松島花のハワイウエディング vol. 1】

ふたりの絆を深める、結婚5周年のウエディング

2019年5月1日に入籍して以来、5年越しでハワイウェディングを行った松島さん。「仕事柄、あらゆる種類のウェディングドレスを着てきたので、あまり結婚式への欲がなく迷っているうちにコロナ禍へ入ってしまいました。その間、父が２度の大きな手術を受けることになり、『完治してバージンロードを一緒に歩く！』という目標を立て、手術を乗り越えてもらいたいと思い決めました」。

ハワイを選んだのは、「母がコロナが明けたらまたみんなでハワイ旅行に行きたい、と言っていた願いを叶えたくて」と松島さん。「入籍したての頃は、もし結婚式をするなら両親が式を挙げたホテルで大勢ゲストを呼んで盛大にしたいと思っていましたが、5年が経ち、お互いの両親との絆も深まった今、両親への感謝の気持ちや大切な親族、友人へ贈る式にしたく、心からリラックスできて、楽しめる場所を最優先に考えました」。ちなみに偶然が重なって、挙式日の5月18日は松島さんの母の誕生日だったという。

ゲストがリラックスできる邸宅ウエディング

ウエディング会場には、温かく、アットホームな時間が過ごせるクラシカルな邸宅を選んだ。

人前式のガーデンセレモニーでは、ハワイならではのトロピカルフラワーではなく、あえてナチュラルなグリーンだけのアーチ装飾で、洗練された演出に。「着用したクラシカルなデザインのドレスが映えるよう、品よくシンプルに仕上げてもらいました」。

挙式後のパーティのためには、広いガーデンにテントを設置。邸宅の雰囲気に合わせてテントはクラシカルな木枠にチュールの布でルーフを張ったデザインに。シャンデリアを設置したのは、旦那さまのこだわりだ。

「本当はガーデンで披露宴をすべて行う予定だったのですが、前日にストームがハワイを直撃し、挙式当日は雨になってしまって……。プランナーさんが臨機応変に対応してくださり、急遽、邸宅内にもパーティスペースを設えてくださいました。奇跡的にセレモニーとデザートタイムにピタッと雨が止んで、屋外と屋内の両方を楽しめることに。前日は泣いちゃうほど心配しましたが、結果的にすべてがパーフェクトでした」。

パーティ会場では、ふたりが2015年にお付き合いを始めてから今日まで、10年間のふたりの軌跡を紹介する40分間のムービーを流した。「友達関係からお付き合いに発展して、夫婦になって…ふたりの絆が深まっていく様子を家族に見てもらいたくて。1万枚以上の写真や動画を編集してみたら2時間越えの大作になってしまったので、夫は挙式前日にほぼ徹夜で編集作業。ハラハラしたものの、今となってはいい思い出です（笑）」。

両親への愛を“バウリニューアル”のサプライズに込めて

「ふたりともファミリー愛が人一倍強いタイプ」と松島さん。そんな家族思いのふたりがサプライズで企画したのが、両親への“バウリニューアル”のプレゼントだ。「私の両親が今年で結婚40周年を迎えるので、何か記念にできないかなと考えていた時、プランナーさんからもう一度お互いへの愛を誓い合う“バウリニューアル”をするのはいかがでしょうか？と提案をいただ来ました。ハワイでは、永遠の愛を誓う証にレイを贈り合う習慣があるそうで、それぞれの両親に内緒で準備しました」。

「今回のウェディングは、家族全員を巻き込んで、みんなが喜べる機会にしたかったんです。開放的なハワイの雰囲気もあって、どちらの両親も誓いの後にハグとほっぺにキスをして。びっくりしていたけど、サプライズを楽しんで受け入れてくれました。兄弟や親戚たちも盛り上がってくれたのがうれしかったですね」。

「家族や友人たちが挙式後も長期滞在してくれたので、それぞれとディナーをしたり、ドライブを楽しんだり、ゆったりと充実した時間が持てたのもハワイウエディングならではの醍醐味でした。結婚5周年の今だからこそ叶えられた内容だったなと思います。何年経っても、それぞれの夫婦や家族のタイミングで式を挙げていいと、今回思いました。形にするのって大切だなと実感しています」。

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Photos : Yuji Takeuchi, Jason Deng Hair & Makeup: Keiichi Hiramoto Wedding Planner: Eri Ishida Venue: Ka La'i Aloha Estate Interview and Text: Makiko Awata